5巻ネタバレ:賢者の孫 5巻のネタバレ・荒筋(シンの大発明が恐ろしい……)
3巻ネタバレ:賢者の孫 3巻のネタバレ・荒筋(魔人軍団の襲撃!)
4巻 感想:賢者の孫 4巻の感想(色んな国で事件を起こす!)
<諸国外遊へ!>
シン率いる『アルティメット・マジシャンズ』が、スイード王国に攻め込んだ魔人たちを撃退!
しかし魔人たちの行動の真意は見えず警戒するシンたちは、各国に素早く急行できるよう、国巡りをすることにしました!(シンは一度来たことのある場所へなら魔法でワープできる)
<お金が有り余るシン!>
シンの発明品は次々と商品化されようとしています。シンを代表に、経営はシシリーの兄のロイスと、アリスの父親などに委任することになりました。(通信機、ウォシュレットトイレなどが商品化予定)
<トラブル続きの外国旅行!(まずはダーム王国)>
オーグの恋人のエリーや王女のメイを連れて、アルティメット・マジシャンズは空を飛んで海外旅行へと向かいました!
まず最初に向かった国はダーム王国。国に着くと、王太子であるオーグは、トールとユリウスを連れて王城に行きました。
シン:「さて、オーグが戻って来る前に宿を決めて、街を散策しようか」
メイ:「ハイです! ところでダーム王国ってどんな国なんですか?」
シン:「さあ?」
マリア:「シン、貴方本当に世間知らずなのねえ……」
マリアの説明によると、ダーム王国は昔、創神教(そうしんきょう、この世界に存在する唯一の宗教)の総本山があった場所で、歴史的に重要な国だそう。
シンたちは殉教者イースの生家や教会などを巡って観光を楽しみました!
また、オーグはダーム王国との会談をうまく成功させたようです。
オーグ:「スイード王国の件がすでに情報としてもたらされていたからな、私の提案に飛びついて来たよ」
この後、いくつかのグループに分かれて街を散策。マリアたちはナンパしてきた男どもを撃退。オーグとエリーはイチャイチャ。マークとオリビアも勿論イチャイチャ。トニー、トール、ユリウスの3人は、9人の女性から逆ナンされ、やがてナンパ女性たちが殴り合いを開始(!)男3人はなんとか逃げ帰って来たのでした。
……尚、後で皆から話を聞くと、皆ナンパなんてそうそうされないとのこと。シンのトラブル体質が伝染したと言われ、シンは落ち込むのでした。
<カーナン王国!>
ダーム王国の次に訪れたカーナン王国は、織物で有名な国。
シンはここで魔物化した羊の毛でマントの中の綿を増量してもらい、皆の戦闘服に更に付与魔法を付け足すことに成功。
魔物化した羊の大群と戦ったり、ここでも一悶着がありました。
ここでの会談もオーグは無事に成功。
<クルト王国!>
クルト王国は食糧自給率が300%を超える農業国。穀物、特に麦の大生産地です。
かつて、穀物の収穫するための魔道具をメリダが開発してこの国が発展したので、この国では賢者マーリンよりも導師メリダの方が人気でした。
ここで魔人たちがまたしても襲来してきましたが、シシリーがピンチになった際シンがブチギレて麦畑ごと魔人たちを消し飛ばしてしまいました!(後でシンはお説教された)
この魔人たちはシュトロームの軍勢から外れた魔人ですが、シュトロームの部下であるローレンスという魔人がこの集団を牛耳っていました。(クルト王国の襲撃を魔人たちに提案したのもローレンス)
ローレンスは、シンがシシリーを異様に庇っている様子に気づき、二人の関係に気付きました。強大な敵であるシンの弱点を見つけたとばかりに、ローレンスはシュトロームの下に戻っていきます。
<そうだ、海に行こう>
小さな国々との会合はうまくいきました。
次は大国、エルスとイースとの交渉です。この2つの国とは後日、三国会談を行う予定で、シンたちはその間ヒマができました。
そこでユリウスの提案で、皆でバカンスに行くことになりました!ユリウスの実家は高級リゾート地、リッテンハイムリゾートです。
オーグ:「我ら王族も、リゾートと言えばリッテンハイムに行く事が多い」
メイ:「海に山に何でもあるです! 楽しいです!」
シン:「ああ……山はもういいかな……?」
シシリー:「あ、シン君、山育ちですもんね」
ということで一行は海へ旅行に行く事に。オーグの両親(国王と王妃)、シシリーの両親と姉・兄なども参加。皆でバカンスを楽しみました。
海ではシンが浮き輪やボートを出したり、この世界には無かったバレーボールのルールを教えて、魔法を駆使した壮絶な試合が行われたりしました。
(シンとシシリー)
……バカンス二日目。
初日は皆と遊んだので、シンはシシリーの家族のところに行きました。
セシリア(シシリーの姉)が「帰りたくなーい!」と大声で言うと、アイリーン(シシリーの母)に怒られていました。
アイリーン:「その点、シン君は凄いわね。二つ目の叙勲なんて」(アルティメット・マジシャンズは叙勲されることになった)
シン:「自分ではそんなに大層な事をした自覚がないんですけどね」
アイリーン:「そうやって驕らないところも立派ですよ。本当に、シシリーを素晴らしい人に嫁がせるる事ができて幸せよ」
シシリー:「まだ嫁いでません……」
アイリーン:「その事なんだけどね、お父さんとも相談したんだけど、この騒動が終わったら二人とも、お式を挙げちゃいなさいな」
「「え!?」」
……なんと、シンとシシリーが学生結婚するかもしれません!
<叙勲!>
リゾートから帰り、アルティメット・マジシャンズは国王から叙勲されました。
一人一人が国王から勲章を受け取り、最後はシンの番。
国王:「数カ月で二個目の叙勲は歴史上でも初めてのことだ。素晴らしい功績である」
シン:「ありがたき幸せ」
国王:「シン=ウォルフォードは最早この世界に敵う者はいない魔法使いの王となった。よって我より、『魔王』の二つ名を与える。皆讃えよ! 魔王シンの誕生である!」
民衆:『うおおおおおおお!』
こうしてシンは『魔王』という二つ名を付けられてしまったのでした。(シンは嫌がってる)
『賢者の孫』4巻のネタバレ・荒筋