ラノベぐらし！

『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』11巻の感想・紹介です。
新校長なんて認めない！問題教師グレンの反逆を学院皆が応援！


ロクでなし魔術講師と禁忌教典 11巻　/　羊太郎
おすすめ度★★★★
ハーレム度★★★★
お気に入り★★★★★
12巻 感想：ロクでなし魔術講師と禁忌教典 12巻の感想(セリカの正体は一体……？)
10巻 感想：ロクでなし魔術講師と禁忌教典 10巻の感想・紹介 (絶望的な戦力差！)


前回までの、[メギドの火]によるフェジテ崩壊の危機は《フェジテ最悪の三日間》として呼ばれるようになりました。
この事件を受けて国は富国強兵を推進。アルザーノ帝国魔術学院にも新しい校長が就任し、その校長から戦闘力をひたすら磨く、武一辺倒な教育改革を宣言されてしまいました！

これにグレンは反発。新任の校長を挑発し、後日グレンの生徒たちと新校長率いる『模範クラス』が対決することになりました！グレンと校長、負けた方がアルザーノ魔術学院を去ることになります。
しかし戦闘に極端に特化した『模範クラス』には、グレンのクラスが勝つことは極めて難しい状況。

……一方、前の戦いの失態によって、イヴが学院に左遷されて来ました！グレンとは旧知の彼女がグレンの生徒達を鍛えてくれると言い出して……。

クラス皆で特訓が始まります！


(ケンカばかりのグレンとイヴ！)


良かったです！
９、10巻とかなり苦しい戦いだったので、グレンが問題を起こして暴走する今回は丁度いい息抜きになりました。息抜きというにはしっかり苦労して戦闘してますが……。(やっぱりこのシリーズ、戦いは避けられないのか)

今回グレンのクラスの生徒達はメチャクチャ成長しました……(汗)。グレンもイヴも、教師として適任なようでなによりです。
今まであまり変化の無かったリィエルもでも少しだけまともな魔法を使えるようになりました！今までは殺傷力が高すぎる魔術は模擬戦で使えなかったので、リィエルは相手の攻撃を避けまわっているだけでした。これからは魔術でも少しは攻撃可能。これは大きい！
システィーナとルミアがどんどん凄くなっていくので、リィエルに変化があったのはちょっと嬉しいです。

イヴは昔、グレンが好きだった女性であるセラを見殺しにしました。(セラはイヴの友でもあった)それによる二人の確執は意外と薄いようで、仲はそんなに悪くなさそうな様子。口喧嘩ばかりしていますが……。
イヴとグレンの様子を見て、ルミアやシスティーナも焦りを隠せません！イヴが学院に来たことでグレンの周りの女性関係が更にややこしいことになりました！(面白くなってきた)
12巻も楽しみです。

『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』11巻 感想・紹介