元の世界(?)グリムガルに帰還!
灰と幻想のグリムガル 8巻 / 十文字 青
おすすめ度★★★★
ハーレム度★★
お気に入り★★★★★
9巻:灰と幻想のグリムガル、9巻の感想!結局、ランタはどうなるの!?
7巻:灰と幻想のグリムガル7巻[彼方の虹]の感想!
<紹介>
ハルヒロたちは夜の世界ダルングガルから脱出、グリムガルの世界に戻ってきました。
ウンジョー氏は『グリムガルの旧ナナンカ王国領と旧イシュマル王国領の境目当たりで霧の深い場所に入り込み、道に迷った。そこで見つけた洞窟を通り抜けて、ダルングガルの火竜が棲む山に辿り着いた』と言っていました。
ハルヒロたちはこの言葉を頼りに、オルタナの町へ戻らなくてはなりません。
洞窟を抜けて深い霧の中、ハルヒロとユメが周りの様子を見に行き、やがて帰ってこない二人を探すためにランタとメリイが離脱。
6人は2人ずつ離ればなれになってしまいます!
(クザクとシホルの後ろから謎の男が!)
<感想>
明かりの少ない別世界に閉じ込められて、身の危険にも関わらず回復魔法がロクに機能しないという苦しい状態が長かったです。しかしやっとグリムガルに戻ることができました!
当人じゃない私も、日の光がちゃんと当たる世界に戻って来れてホッと一安心。前までの絶望感が嘘のよう。
でもグリムガルに戻っても、義勇兵たちがいる元の場所(オルタナ)には戻れていません。安息の地はまだ遠そう……。
黄昏の世界、夜の世界に続いてグリムガルに帰還しても、そこは霧だらけ。どうも『先が見えない』状況が続きます。その辺が読んでいてモヤモヤしますが、おそらく作者さんの意図なんでしょう。今回も6人は苦戦していました。
今まで6人で戦うことが多かったのでチームワークを駆使して戦っていましたが、今回はそれぞれバラけてしまっています。その結果戦闘シーンに協力や連携とかの描写が少なくて、やや薄味なバトルシーンになってしまっている印象。戦闘中はちょっと物足りない感じだったかもしれません。
このシリーズは今までマナトが死んだりモグゾーが死んだりしてパーティのメンバーが入れ替わっています。
以前ミモリンがハルヒロのことを好きになったり、今回で約一名が敵側に寝返ったりもしたので、そろそろメンバーチェンジの予感!
9巻以降が楽しみです!
タグ:灰と幻想のグリムガル 十文字 青
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image