電撃文庫のライトノベル、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、9巻の概要をネタバレしていきます。
内容をまだ知りたくない人は注意!
ここで紹介しているのは概要だけです。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、9巻の詳細はこちら。
ネタバレを控えたレビューも書いています。: 9巻の感想![ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン]
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「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」11巻の発売日が決定!
それでは以下、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、9巻のネタバレです。
<聖職者の不満>
帝国の神官たちが集まり、ラ・サイア・アルデラミンの助祭と話し合いが開かれました。
カトヴァーナ帝国の神学校の卒業生たちはラ・サイア・アルデラミンでとり行われる正式な洗礼を受けることができずに未だ何者でもない存在でした。
様々な手続きも滞ったまま放置されています。
この事態に対し、ラ・サイア・アルデラミンからの使者は、帝国の神官たちになるべく大勢の信者を連れて帝国から脱出してくるように言いました。
「信仰を示せ、諸君ら。それのみが主神に報いる道である」
<内偵の失敗>
アルデラ教徒たちが不穏な動きをしていることを掴んだシャミーユ。
シャミーユは帝国内部のアルデラ教信者たちの内偵をマシュー、サザルーフ、ハローマに頼みます。
しかし、ハロは帝国内部にいる同志にマシューたちの行動を教え、更には現在捕虜として捕まっているエルルファイ達キオカ海軍の奪還プランも伝えます。
内偵にはハロ、マシュー、サザルーフの順で行きましたが、ハロは現在キオカ国のスパイ、「パトレンシーナ」となっています。
ハロは2人の人の良さに付け込んで道中に怪我人を用意したり、橋を崩しておいたりといった妨害を加えます。
こうしてアルデラ教徒たちの偵察が滞っている中、とうとうアルデラ教徒は大脱出を始めました。その数はおよそ2万人程。
その知らせを聞いたシャミーユは「これはおかしい」と気づきます。慌ててシャミーユはトルウェイを引き連れ、大移動が起こっている北域へと向かいます。
<捕虜たちの脱走>
このアルデラ教徒たちの大移動はキオカ共和国によって扇動された物です。
帝国内のアルデラ教徒たちの列の先端にはキオカとアルデラ神軍の拠点がありました。
マシューの率いる部隊が急いで向かい、更にアルデラ教徒に扮している帝国兵と共に挟み撃ちにし、キオカの第一要害を陥落します。
これにはキオカのジャン・アルキネクスもしてやられました。ジャンは敵を見くびっていたことを認め、気を引き締めます。
勢い付いたマシューの部隊は、そのまま追撃することにしました。
捕虜になっているキオカ海軍たちの下に飲むと高熱と発疹が出る毒薬が届きます。これを捕虜たちが飲み、収容所で「疫病が流行り出した」ように見せかけます。寒さを訴え、帝国軍に毛布を調達させますが、この毛布の中には外部の仲間から武器が入れられています。
柵に予め仕掛けも作っておき、キオカ海軍たち(捕虜)は脱出。そのままエルルファイも助け出し、アルデラ教徒たちの大移動が起こっている北域へと向かいます。
<苦戦するマシュー>
密林に送り込んだマシューの部隊の1人が戻ってきました。どうやらキオカ兵は帝国兵に偽装して襲ってきているようで、想定外の被害が出ているようです。
こちらが「撤退」を伝える銅鑼を鳴らすと、キオカ軍の方でも銅鑼を鳴らし、何の合図か分からないマシューの部隊は密林の中で大混乱に陥りました。
そこへトルウェイとシャミーユが到着。
トルウェイは戦場が密林だと知ると自分の鍛え上げた兵士たちの初陣にはピッタリだと喜び、戦線に加わります。
狙撃によって着実にキオカの戦力をそぎ落としていきました。
<ハロの過去>
かつてのハロの話が入ります。
ハロは6人兄弟の長女でした。貧乏な小作農の家に生まれ、ハロが8歳の時に両親は過労で他界。
その後は遠縁の大家族の家に引き取られ、ハロ、長男と次男の3人が奴隷のようにこき使われていました。
食事も睡眠もろくにとれない日々が続きます。やがて次男が体調を崩し、症状の改善が見られないので「医者のところで養生させる」といって家から運び出されます。
――お前がちゃんと働く限り、弟にはちゃんとした治療を受けさせてやる。
そう言われたハロは働き続けますがひとり、またひとりと弟たちが倒れていき、その度に運び出されては誰も帰ってきません。
「馬鹿だよなぁ、あいつ。弟が帰ってくるってまだ信じてるんだぜ」
ある日、その大家族の会話をたまたま聞いてしまったハロは弟は既に死んでいることを知り、そのショックで「パトレンシーナ」というもう一人の人格が作られました。
パトレンシーナはかつてハロの母親が歌ってくれたわらべ歌の登場人物です。
パトレンシーナとなったハロはその家族を次々に殺害していきます。その後、うまく犯人を生き残りに押し付けました。
そしてハロのその二面性が気に入られキオカのスパイとなり、現在に至ります。イクタ達と士官学校の受験をして、船が難破した時にはすでに彼女はスパイになっていました。
ハロの紹介記事: ハローマ・ベッケル(ハロ)の詳細!(ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、キャラ紹介)
<イクタの復活>
ソルヴェナレス・イグセムがイクタに会いに来ました。警護のルカーンティ大尉は困りつつも、後で罰を受ける覚悟でソルヴェナレスを通します。
そのまま彼はイクタをおんぶし、を石造りの館へと連れ込みます。
その中にはバダ・サンクレイの遺品の数々が残されていました。その遺物の中にバダが描いた絵がありました。そこにはバダ、ユーカ、イクタ、ヤトリが描かれていました。
ソルヴェナレスからかつてのバダ・サンクレイの罪の真相が語られ、イクタは2年ぶりに声を発します。
「国を守らなくてもいい。シャミーユというひとりの少女を、何としても守れ」というヤトリの最後の望みを叶えるべく、イクタはとうとう目を覚ましました。
以上、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、9巻のネタバレでした!
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、9巻の詳細はこちら。
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