2016年02月21日
ディアボーイズの続きが見てみたい45話 〜やられたらやり返す〜
上本(期待していた。このコンビはすぐに通用して、大学界でも活躍する事は予想していた。ただそれ以上だ。この二人は去年のインターハイの時と比べ物にならない程レベルアップしている。高校時代に何があったんだ?)
上本の疑問は、夏に瑞穂がインターハイへ連続出場を決め、高階率いるチームの快進撃によって、この二人のレベルUPを納得させられる。
「高階トーヤと湯川楓」。一緒に練習していた事が、この二人をレベルアップさせていた。
勿論、三浦、石井、土橋にも同じ事が言えるのであった。
須藤「落ち着いて、一本返すぞ。いつも通りに動くんや」
藤原「一気に行くぞ。ディフェンス気合い入れろ。今日は自分の相手だけは絶対に止めろ。コンビネーションで崩される事は一切気にしなくていい」
工藤(ナメやがって)
上級生の速いパス回しが行われる。高橋にボールが渡り、哀川とのワンオンワン。
高橋(やっぱ、すごい圧力だな)
強引に中に切れ込みながら、キャプテンの須藤にパスを繋ぐ。
須藤がボールを持ち、背中で池野を押しながら、高速スピンムーブ。
池野が振り切られる。
パス。 ゴール下が決まった。
「ナイスシュー。次はディフェンスだ。止めるぞ」
池野「すまん」
哀川「気にしない気にしない。攻めるよ」
藤原「取られたら取り返す。やられたらやり返してやりゃ〜いいんだよ」
藤原がボールを運び、羽生、哀川、羽生、藤原、羽生と外で素早いボール回しを行っている。
そして哀川にボールが渡る。
高橋(こい)
キュッ。哀川がドライブで突っ込む。高橋がそれに追いついているものの哀川は振り切りそう。しかし、すぐさま池野にパスを渡す。
高橋(なんで?今俺の事抜けてたはずだぞ)
池野は藤原の言葉と、外のボール回しを見て感じていた。
この位置に動けば哀川は自分にパスを出してくれると・・・
たったワンプレーだが、やる事は決めていた。失敗してもいい。
やる事が決まっていればできる。
それだけを考えて一つのプレーを思いきって実行する。
池野が背中で須藤を押す。
須藤(くっ、今年の一年はパワーがある奴がいるな)
次の瞬間、高速スピンムーブ。
須藤(な、まさか・・・)
藤原(お前ならできるよ。やられたらやり返せ)
須藤(全て同じプレーだ。仕返しか。生意気な)
「うらぁぁぁ〜〜」
シュッ。 ゴール下を打つ。
須藤のブロックがボールにかする。
ガンっ。
リングに嫌われる。
池野(クソ、ブロックがかすったか)
「リバウンドォ〜〜〜」
小さな身体が既に飛んでいた。
パシ。
ドカン!!
そのままリバウンドダンクを哀川が決める。
上級生「・・・・・」
上本「素晴らしい・・・本当に最近まで高校生だったのか?」
池野「さんきゅ〜哀川。ナイスダンク」
真剣な表情の哀川
「池さん、自分で外したシュートは自分で責任を持って取りに行かないとダメだよ。さっきのタイミングからリバウンドにいっても取られる。それに無理にいったらファールになる。シュートがネットを潜るまでは常に集中しなきゃダメだよ」
池野「ああ、わかった。気をつける」
森安(藤原っちゅうやつは、どんなけクールやねん。哀川の今のリバウンドダンクも当たり前っちゅう顔しとる。このチームほんまにおもろいかもしれんで)
上級生の攻撃が決まり、点の取り合いになっていた。
次の1年の攻撃。
藤原(さてと、次は自分で攻めてみるかな)
DEARBOYS NEXT
上本の疑問は、夏に瑞穂がインターハイへ連続出場を決め、高階率いるチームの快進撃によって、この二人のレベルUPを納得させられる。
「高階トーヤと湯川楓」。一緒に練習していた事が、この二人をレベルアップさせていた。
勿論、三浦、石井、土橋にも同じ事が言えるのであった。
須藤「落ち着いて、一本返すぞ。いつも通りに動くんや」
藤原「一気に行くぞ。ディフェンス気合い入れろ。今日は自分の相手だけは絶対に止めろ。コンビネーションで崩される事は一切気にしなくていい」
工藤(ナメやがって)
上級生の速いパス回しが行われる。高橋にボールが渡り、哀川とのワンオンワン。
高橋(やっぱ、すごい圧力だな)
強引に中に切れ込みながら、キャプテンの須藤にパスを繋ぐ。
須藤がボールを持ち、背中で池野を押しながら、高速スピンムーブ。
池野が振り切られる。
パス。 ゴール下が決まった。
「ナイスシュー。次はディフェンスだ。止めるぞ」
池野「すまん」
哀川「気にしない気にしない。攻めるよ」
藤原「取られたら取り返す。やられたらやり返してやりゃ〜いいんだよ」
藤原がボールを運び、羽生、哀川、羽生、藤原、羽生と外で素早いボール回しを行っている。
そして哀川にボールが渡る。
高橋(こい)
キュッ。哀川がドライブで突っ込む。高橋がそれに追いついているものの哀川は振り切りそう。しかし、すぐさま池野にパスを渡す。
高橋(なんで?今俺の事抜けてたはずだぞ)
池野は藤原の言葉と、外のボール回しを見て感じていた。
この位置に動けば哀川は自分にパスを出してくれると・・・
たったワンプレーだが、やる事は決めていた。失敗してもいい。
やる事が決まっていればできる。
それだけを考えて一つのプレーを思いきって実行する。
池野が背中で須藤を押す。
須藤(くっ、今年の一年はパワーがある奴がいるな)
次の瞬間、高速スピンムーブ。
須藤(な、まさか・・・)
藤原(お前ならできるよ。やられたらやり返せ)
須藤(全て同じプレーだ。仕返しか。生意気な)
「うらぁぁぁ〜〜」
シュッ。 ゴール下を打つ。
須藤のブロックがボールにかする。
ガンっ。
リングに嫌われる。
池野(クソ、ブロックがかすったか)
「リバウンドォ〜〜〜」
小さな身体が既に飛んでいた。
パシ。
ドカン!!
そのままリバウンドダンクを哀川が決める。
上級生「・・・・・」
上本「素晴らしい・・・本当に最近まで高校生だったのか?」
池野「さんきゅ〜哀川。ナイスダンク」
真剣な表情の哀川
「池さん、自分で外したシュートは自分で責任を持って取りに行かないとダメだよ。さっきのタイミングからリバウンドにいっても取られる。それに無理にいったらファールになる。シュートがネットを潜るまでは常に集中しなきゃダメだよ」
池野「ああ、わかった。気をつける」
森安(藤原っちゅうやつは、どんなけクールやねん。哀川の今のリバウンドダンクも当たり前っちゅう顔しとる。このチームほんまにおもろいかもしれんで)
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藤原(さてと、次は自分で攻めてみるかな)
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