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2016年12月31日

ディアボーイズの続きが見てみたい160話 〜ノーモーション〜

ザシュ!


開始早々3ポイント2連発


6対0


関大監督(どうやら、哀川だけではない。とメッセージを伝えたいのか。それとも・・・哀川だけだから、誤魔化す為なのか。何れにせよ、一旦他の様子も見なければあかんようやな)



矢井田「すまん。簡単なシュートフェイクに引っかかってもた」

織田「いや、俺も速攻で藤原をとめたら、一旦終わりやと思ってた」

高橋「あの、でかい奴も結構走るんやな」

織田「哀川だけじゃなく、全員を見るようにしよう」

一同「ああ」



藤原「おっしゃぁ〜〜。油断すんなよ。次もとめっぞぉ〜〜」

一同「おお〜〜〜」 須藤「って、藤原ぁ、俺のセリフやぁ」

藤原「あっ、すんません。癖で」

須藤「まあ、かまへんけど。それくらいアツクなっていくぞ」


ゆっくりとボールを運ぶ織田、外でボールを回し、ハイポストの高橋へとボールを入れる


藤原(ポストプレーか?)


スクリーンで哀川を止められ、町田が切れ込み、ハイポストの高橋から手渡しでボールをもらう。

ゴール下へ一気に切れ込みシュートへ。


須藤・森安(はやい)


慌てて、二人が町田のチェックへ


すぐにボールをローポストに渡し、岩田が素早いシュートでゴール下


ザシュ!


関大も点を返してきた


哀川「拓、今のプレー・・」

藤原「ああ。本当に単純なプレーで何のひねりもなかった。ただ、動きが早くて、更に、無駄な動きもねぇ」

哀川「うん。結構レベル高いよ」

藤原「わかってるさ。ああいう基本的なプレーの質が高い所は疲れるんだよな。横学みてぇ〜に」



森安「すんません、キャプテン俺が出なかったら・・・」

須藤「あほ、お前はよう戻ったわ。今のは俺のチェックが甘かったんや。あいつらは地味なプレーで確実に点を取ってくるから気を付けろ」


藤原(羽生の2連発で、哀川以外にもしっかりと目が行ってるな。まぁ、そのためにわざとやったんだけど・・・)


目で合図を送る哀川


藤原(そうさ、いくら相手が先輩だったって、俺達と同じ大学生だ。俺と哀川のコンビを一発で止められる奴なんて、そうはいね〜さ)


藤原のドリブルの姿勢は変わっていない・・・そのノーモーションから繰り広げられるパスは、相手から見るとまだドリブルをしていると勘違いする時もある。


シャッ


パシ


哀川「うおおおおおおおおおおお」


「ボールはどこだ」
「なっ、哀川」
「どんなタイミングやねん」



藤原「叩きこめぇ〜〜」

哀川「うおっけ〜〜〜い」


ドガ〜ン!


ダンク炸裂。


「うわぁぁぁあ〜〜〜」
「すげ〜〜〜」
一気にベンチも盛り上がる



須藤「・・・」
森安「・・・」
羽生「・・・」

須藤・森安・羽生(味方なのに反応できなかった)


町田「い、一瞬でマークを振り切られたと思ったら既にボール持ってるって・・・」

織田「なんちゅ〜タイミングや。これは早く慣れんと試合終わってまう・・・」



ハイタッチをする藤原と哀川

哀川「もうちょっと高くてもいけるよ」

藤原「本当か、わかった。じゃあ後ちょいゴールに近づけるわ」

哀川「うん」

須藤(こいつら、恐ろしい会話してやがる・・・)

上本監督(まだだ。まだダメだ。このタイミングで哀川以外も動ければ、このチームはまだまだ強くなる。藤原もっと周りを使ってみろ)



DEARBOYS NEXT







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