2016年09月04日
ディアボーイズの続きが見てみたい97話 〜予想外のタイムアウト〜
審判「タイムアウト」
氷室「ふぅぅ〜。あなた達、やってくれたわね」
一同「・・・」
榎本「すみません」
氷室「私が何故、ここまでタイムアウトを取らなかったかわかる?」
一同「・・・」
氷室「あなた達の力で充分勝てると思っているからよ。それは今も変わらない・・・」
一同「え・・・」
トーヤ「お前達が練習で出している力を出せば、勝てるって事。実力以上の力を出す必要なんていないんだ。いつも通りでいいんだぞ」
杏崎「みんな緊張してるよ。絶対勝てるから。たった19点差。フリースローを決められて20点差になっても、瑞穂のオフェンス力なら一気に追いつけるはずです」
氷室「榎本」
榎本「はい!」(くっ交代か)
氷室「あなたは交代」
榎本(ちくしょう)
氷室「なんて言うつもりはない。自分でファールして相手に点数も与えたんだ。自分で責任をとりなさい」
榎本「えっ・・・」
氷室「返事は?」
榎本「はい」
氷室「去年ね、瑞穂には毎試合4ファールしても退場せずに踏ん張ったプレーヤーがいたの。でもね、そいつは退場しなかった。ただ、プレーの質はガクンと落ちたけどね。おかげで、後半のインサイドはガタガタ。5人しかいない状況だとそうなるの」
榎本(インサイド。石井さん?土橋さん?)
トーヤ(石井さぁ〜ん、反面教師にされとりますよ)
観客席では
石井「はっくしょん」
三浦「季節の変わり目ですからね。風邪ですか?」
石井「いや、そんな事ないんだけどな」
氷室「それでも、踏ん張って、彼は自分が退場しないように一生懸命練習した。あなたには仲間がいるの。まだまだ思いっきり当たっていきなさい。遠慮するようなプレーヤーは瑞穂にはいらないわ」
榎本「はい」
氷室「それから、トーヤ」
トーヤ「イエス。ボス」
氷室「具体的な作戦は指示しない。この試合はあなたが考え動きなさい。わかったわね」
トーヤ「イエッサー!ボス。初陣でわざわざボスの出番がないようにします」
氷室「タイムアウトとって既に出番来てますけど・・・」
トーヤ「う・・・」
氷室「兎に角、具体的な作戦はまだ出さない。自分達で考えなさい」
トーヤ「イエス。「まだ」じゃなくて、この試合は出さなくても大丈夫っすよ」
杏崎「兎に角、みんな落ち着いて下さい。いつもの練習と思って下さい」
一同「はい」
戦術的な話ではなく、メンタルな話だけの瑞穂ベンチだった。
それを冷静に聞く事ができる選手であった。息も切れておらず、他人の話を聞けるほど肉体は余裕であった
青南高校ベンチ
監督「よぉ〜し、お前達いいぞ作戦通りだ。フリースローも決めて20点差だ。前半は完璧だ。インターハイ優勝チーム相手にこれほど大差をつけられるとは・・・俺は嬉しいぞ」
「はぁはぁはぁ。あ(りがとう)っす」
「へへへ、俺達も、はぁはあ、やったらできるんすよ。はぁはあ」
監督(これだけ全力で当たっているんだ。体力が最後まで持たないと思っていたが、前半でここまでバテるとも思っていなかった。予想以上にあいつら(敵)も動いてる。ということだな)
キャプテン西村「ふ〜、よし、いい動きだぜ。前半残り3分だ。俺が高階につく。交互にマークしているとはいえ、高階のマークはきついだろう」
監督「よし、キャプテン頼むぞ」
(こいつ以外はもういつ倒れもおかしない。とはいうものの、控えメンバーではきつい。いけるとこまでいって、ハーフタイムでどこまで回復するかだ)
西村「俺は前半残りはディフェンスに全てをかける。みんな攻撃は頼むぞ」
「おう」
監督(体力おばけの西村でも、高階のマークは疲れるだろう。実力が既に違うからな。前半を20点差以上で終われれば・・・。後半は体力配分を間違えなければ勝てる)
監督「西村、ラスト3分頼むぞ。1点もやるな」
西村「はい。ただ、トリプルチームは続けましょう。そこまでやり切らなければ、瑞穂には勝てない・・・」
「よし、みんな頑張ろうぜ」
「ああ、ぶっ倒れるまで走るぞ」
「よぉ〜し、インターハイ優勝高校を倒すぞ」
ビー タイムアウト終了
バスケットカウントのフリースローから試合は始まる
一人会場に向かって走ってる男
湯川「やべぇ〜試合終わってね〜よな。間に合うのか」
DEARBOYS NEXT
氷室「ふぅぅ〜。あなた達、やってくれたわね」
一同「・・・」
榎本「すみません」
氷室「私が何故、ここまでタイムアウトを取らなかったかわかる?」
一同「・・・」
氷室「あなた達の力で充分勝てると思っているからよ。それは今も変わらない・・・」
一同「え・・・」
トーヤ「お前達が練習で出している力を出せば、勝てるって事。実力以上の力を出す必要なんていないんだ。いつも通りでいいんだぞ」
杏崎「みんな緊張してるよ。絶対勝てるから。たった19点差。フリースローを決められて20点差になっても、瑞穂のオフェンス力なら一気に追いつけるはずです」
氷室「榎本」
榎本「はい!」(くっ交代か)
氷室「あなたは交代」
榎本(ちくしょう)
氷室「なんて言うつもりはない。自分でファールして相手に点数も与えたんだ。自分で責任をとりなさい」
榎本「えっ・・・」
氷室「返事は?」
榎本「はい」
氷室「去年ね、瑞穂には毎試合4ファールしても退場せずに踏ん張ったプレーヤーがいたの。でもね、そいつは退場しなかった。ただ、プレーの質はガクンと落ちたけどね。おかげで、後半のインサイドはガタガタ。5人しかいない状況だとそうなるの」
榎本(インサイド。石井さん?土橋さん?)
トーヤ(石井さぁ〜ん、反面教師にされとりますよ)
観客席では
石井「はっくしょん」
三浦「季節の変わり目ですからね。風邪ですか?」
石井「いや、そんな事ないんだけどな」
氷室「それでも、踏ん張って、彼は自分が退場しないように一生懸命練習した。あなたには仲間がいるの。まだまだ思いっきり当たっていきなさい。遠慮するようなプレーヤーは瑞穂にはいらないわ」
榎本「はい」
氷室「それから、トーヤ」
トーヤ「イエス。ボス」
氷室「具体的な作戦は指示しない。この試合はあなたが考え動きなさい。わかったわね」
トーヤ「イエッサー!ボス。初陣でわざわざボスの出番がないようにします」
氷室「タイムアウトとって既に出番来てますけど・・・」
トーヤ「う・・・」
氷室「兎に角、具体的な作戦はまだ出さない。自分達で考えなさい」
トーヤ「イエス。「まだ」じゃなくて、この試合は出さなくても大丈夫っすよ」
杏崎「兎に角、みんな落ち着いて下さい。いつもの練習と思って下さい」
一同「はい」
戦術的な話ではなく、メンタルな話だけの瑞穂ベンチだった。
それを冷静に聞く事ができる選手であった。息も切れておらず、他人の話を聞けるほど肉体は余裕であった
青南高校ベンチ
監督「よぉ〜し、お前達いいぞ作戦通りだ。フリースローも決めて20点差だ。前半は完璧だ。インターハイ優勝チーム相手にこれほど大差をつけられるとは・・・俺は嬉しいぞ」
「はぁはぁはぁ。あ(りがとう)っす」
「へへへ、俺達も、はぁはあ、やったらできるんすよ。はぁはあ」
監督(これだけ全力で当たっているんだ。体力が最後まで持たないと思っていたが、前半でここまでバテるとも思っていなかった。予想以上にあいつら(敵)も動いてる。ということだな)
キャプテン西村「ふ〜、よし、いい動きだぜ。前半残り3分だ。俺が高階につく。交互にマークしているとはいえ、高階のマークはきついだろう」
監督「よし、キャプテン頼むぞ」
(こいつ以外はもういつ倒れもおかしない。とはいうものの、控えメンバーではきつい。いけるとこまでいって、ハーフタイムでどこまで回復するかだ)
西村「俺は前半残りはディフェンスに全てをかける。みんな攻撃は頼むぞ」
「おう」
監督(体力おばけの西村でも、高階のマークは疲れるだろう。実力が既に違うからな。前半を20点差以上で終われれば・・・。後半は体力配分を間違えなければ勝てる)
監督「西村、ラスト3分頼むぞ。1点もやるな」
西村「はい。ただ、トリプルチームは続けましょう。そこまでやり切らなければ、瑞穂には勝てない・・・」
「よし、みんな頑張ろうぜ」
「ああ、ぶっ倒れるまで走るぞ」
「よぉ〜し、インターハイ優勝高校を倒すぞ」
ビー タイムアウト終了
バスケットカウントのフリースローから試合は始まる
一人会場に向かって走ってる男
湯川「やべぇ〜試合終わってね〜よな。間に合うのか」
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