新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2016年03月10日
ディアボーイズの続きが見てみたい55話 〜森山 VS 武内〜
監督(くるのはわかっていた。寧ろもっと早く来ると思ったが・・・冷静にさばけ)
ダムダム。ドリブルをしている所を赤穂が必死にプレッシャーをかける。
ガードがヘルプにいくが、パスを出さずに自らがカットイン。大学チームもスクリーンをかけにいくなど、2点を取れば勝ちの試合。全員がフロントコートに戻って大事にボールを運ぼうとする時、武内の前に森山が現れる。
わざと武内のマークを自分につけるように森山が動く。
その森山にパスが来る。
岸本(しまった・・・森山さんと武内じゃ、平面では話にならない)
フェイクもかけずに、ペネトレイトで突っ込む森山。
武内「くっ。抜かれてなるものか」
岸本(まずい、抜かれたらワンマン速攻だ)
頭は反応しているが、39分間戦っている岸本の身体は反応しきっていなかった。
ダム。
一歩目で武内と並ぶ。
ダム
二歩目で武内を抜く。
ダム
三歩目で抜き去る。
森山 VS 武内 二人の戦いは一瞬で決着がついた。
武内の頭の中には下條監督の言葉がよぎっていた
『今年は全国制覇する年。ハーフコートや高さだけでなく『走り負けするな』』と言われたことを・・・
武内(さすが森山さん。背が高くて早い。自分はまだまだです・・・)
森山のワンマン速攻となり、これで決まりと会場の殆どが思った。
諦めていない二人がいた。
森山の速攻に追いつくスピードを持つ平田。
190センチを超える森山のレイアップに170センチの小さい男がブロックにいった。
平田「うおおおお。いれさせるかっつうの」
コートにいる大学生4人は勝ちを確信していた。
ただ、瑞穂に・・・・藤原に最後の1秒でやられた森山だけはその確信をしていなかった。
最後に決めるまで油断してはいけない事を知っていたのだ。
冷静にブロックを交わし、ダブルクラッチで得点しようとする森山。
平田(畜生、俺に背があったら・・・)
バシ
後ろからブロックショット。
森山「・・・・な・・・・」
そう、諦めていない男は『二人』いた。
赤穂秀太がブロック。
平田「ナイス秀太」
赤穂「そっちこそ、よく追いついてくれたっすよ」
バックボードに当たったボールが平田の方向に来たため、それを思いっきり投げる
平田「岸本さ〜ん、頼んます」
シュ!!
パシ
ラスト1秒。岸本急いでシュート体制に入る。
ミドルシュート。
岸本(間に合うか・・・)
ピーーーー。
笛とほぼ同時にシュートが放たれた。
試合終盤の疲れた時間帯。決して綺麗なシュートフォームではなかった。
この崩れたシュートフォームではゴールは出来ない。
岸本本人もシュートを打った瞬間、それを自覚していた。
その「自覚」が岸本のスタミナをインターハイに向けてパワーアップさせるきっかけになったと本人は後に語る。
決して綺麗な放物線を描く事なくゴールに向かっていったボールは
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ザシュ
ネットを潜った。
「うわああああああ」
「入った。」
「入っちまったよぉぉぉぉ」
「すげー、大学生チームに追いついちまったよぉぉぉ」
呆然とする岸本
武内「よっしゃぁ〜〜」
平田「しゃぁ〜〜」
赤穂「ふぅぅぅ〜〜」
コートでは喜んでいるメンバー
それとは、対照的に下を向いて悔しそうな下條監督
審判「〜〜ント!!」
ピッピッピッ。
審判「ノーカウント。タイムアップだ」
「え、え、え〜〜〜」
既に試合は終わっていた。ブザービーターでなく、試合終了後のシュートと判定されていた。
コートの外で見ている下條監督はそれがわかっていたようだ。
ただ、下を向いている下條監督は悔しそうにしている素振りを見せながらも、
どこか嬉しそうな表情をしていたのだった。
DEARBOYS NEXT
ダムダム。ドリブルをしている所を赤穂が必死にプレッシャーをかける。
ガードがヘルプにいくが、パスを出さずに自らがカットイン。大学チームもスクリーンをかけにいくなど、2点を取れば勝ちの試合。全員がフロントコートに戻って大事にボールを運ぼうとする時、武内の前に森山が現れる。
わざと武内のマークを自分につけるように森山が動く。
その森山にパスが来る。
岸本(しまった・・・森山さんと武内じゃ、平面では話にならない)
フェイクもかけずに、ペネトレイトで突っ込む森山。
武内「くっ。抜かれてなるものか」
岸本(まずい、抜かれたらワンマン速攻だ)
頭は反応しているが、39分間戦っている岸本の身体は反応しきっていなかった。
ダム。
一歩目で武内と並ぶ。
ダム
二歩目で武内を抜く。
ダム
三歩目で抜き去る。
森山 VS 武内 二人の戦いは一瞬で決着がついた。
武内の頭の中には下條監督の言葉がよぎっていた
『今年は全国制覇する年。ハーフコートや高さだけでなく『走り負けするな』』と言われたことを・・・
武内(さすが森山さん。背が高くて早い。自分はまだまだです・・・)
森山のワンマン速攻となり、これで決まりと会場の殆どが思った。
諦めていない二人がいた。
森山の速攻に追いつくスピードを持つ平田。
190センチを超える森山のレイアップに170センチの小さい男がブロックにいった。
平田「うおおおお。いれさせるかっつうの」
コートにいる大学生4人は勝ちを確信していた。
ただ、瑞穂に・・・・藤原に最後の1秒でやられた森山だけはその確信をしていなかった。
最後に決めるまで油断してはいけない事を知っていたのだ。
冷静にブロックを交わし、ダブルクラッチで得点しようとする森山。
平田(畜生、俺に背があったら・・・)
バシ
後ろからブロックショット。
森山「・・・・な・・・・」
そう、諦めていない男は『二人』いた。
赤穂秀太がブロック。
平田「ナイス秀太」
赤穂「そっちこそ、よく追いついてくれたっすよ」
バックボードに当たったボールが平田の方向に来たため、それを思いっきり投げる
平田「岸本さ〜ん、頼んます」
シュ!!
パシ
ラスト1秒。岸本急いでシュート体制に入る。
ミドルシュート。
岸本(間に合うか・・・)
ピーーーー。
笛とほぼ同時にシュートが放たれた。
試合終盤の疲れた時間帯。決して綺麗なシュートフォームではなかった。
この崩れたシュートフォームではゴールは出来ない。
岸本本人もシュートを打った瞬間、それを自覚していた。
その「自覚」が岸本のスタミナをインターハイに向けてパワーアップさせるきっかけになったと本人は後に語る。
決して綺麗な放物線を描く事なくゴールに向かっていったボールは
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ザシュ
ネットを潜った。
「うわああああああ」
「入った。」
「入っちまったよぉぉぉぉ」
「すげー、大学生チームに追いついちまったよぉぉぉ」
呆然とする岸本
武内「よっしゃぁ〜〜」
平田「しゃぁ〜〜」
赤穂「ふぅぅぅ〜〜」
コートでは喜んでいるメンバー
それとは、対照的に下を向いて悔しそうな下條監督
審判「〜〜ント!!」
ピッピッピッ。
審判「ノーカウント。タイムアップだ」
「え、え、え〜〜〜」
既に試合は終わっていた。ブザービーターでなく、試合終了後のシュートと判定されていた。
コートの外で見ている下條監督はそれがわかっていたようだ。
ただ、下を向いている下條監督は悔しそうにしている素振りを見せながらも、
どこか嬉しそうな表情をしていたのだった。
DEARBOYS NEXT
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image