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2016年07月22日
ディアボーイズの続きが見てみたい81話 〜あきらめずにカバー〜
ピー!
オフェンスチャージング。
(えっ、湯川さんがチャージング?)
一緒に倒れているのは土橋。
湯川「ナイスディフェンスっす」
土橋「つ〜、そっちこそすごいドライブだな」
石井「おっやじ〜、サンキューな」
右手を差し伸べて、土橋を起こす石井であった
氷室「さすが6年間も一緒にプレーしている二人ね。二人だからわかる阿吽の呼吸ね」
杏崎「はい。昔、石井さんは天童寺の剣さんにダメ出しされた事があるんです。後ろに仲間がいるからって、自分勝手なディフェンスをしている、と。それからポジショニングを勉強していました。でも、今の石井さんは意表を突かれて陣形を崩していました」
氷室「だから健二がすぐに反応したってわけね。いつもと違う努だったから・・・努が抜かれる事を想定したのね。完全に湯川君の死角から入っていたから、あの早すぎるドライブは湯川君自身にもとめられないのね・・・」
杏崎「はい。たったのワンプレーですが、去年のインターハイの成田中央戦と天童寺戦。ハイレベルなインサイドを二人のコンビネーションで何度も守ってきた二人だからできる最高のプレーだと思います」
少し驚いた表情の湯川
「おい、高階。あいつディフェンスの選手なのか。あんな絶妙のタイミングで守れる選手だったか?」
トーヤ「う〜ん、ディフェンスの選手ではないかな。ただ、あの二人はずっと一緒に瑞穂のインサイドを守ってきた二人だから。どちらか一人で勝てない場合は、二人で倒しに行く。っていう戦略を何度も実行してきているからね。しかも中学からずっと一緒にやってるから」
湯川「偶然じゃないんだな」
真剣な表情の高階
トーヤ「ああ、偶然じゃないね。狙ってもいないね。お互いの動きで身体が反応しあうんじゃない?敵に回すとよくわかるよ・・・狙ったわけじゃないコンビネーションの怖さが・・・」
湯川「連携か・・・」
柏木「おいコラ馬鹿者。何をやってるんだ。ぶつかりにいきやがって」
湯川「うっせ〜。お前もマーク外されたなら声くらいかけろ」
柏木「ぬ??声??何でだ」
湯川「アホか。お前が声かけたらこっちにディフェンスが来てる事がわかるだろ」
柏木「ふん。そんなものは自分で気付け!!」
氷室・杏崎「・・・」
割って入る高階
「まぁまぁ。あの二人はインターハイを制覇しているインサイドコンビ。二人とも勉強だと思ってさ」
杏崎(あの二人が組めば、すごいコンビになるんだけどな・・・)
圧倒しているレギュラー陣であったが、インサイドでは互角のプレーを繰り広げていた。
石井が湯川のスピードに何とかついていっているのは、剣武蔵と戦った事が大きかった。将来フォワードを目指している彼との試合は石井を覚醒させていた。
大学に入って、その経験が役に立っている事は、本人が一番気付いていた。
その後、選手交代が行われて試合は進む。
中学では全国レベルの新入生であったが、まだまだ歯が立たなかった。
石井、土橋のどちらかがベンチに下がると、インサイドを守り切れるレベルには至っていない。
レギュラー陣もメンバーを交代していく。
トーヤ「おい、近藤。インだ。柏木のみっちゃんと変わってちょ」
DEARBOYS NEXT
オフェンスチャージング。
(えっ、湯川さんがチャージング?)
一緒に倒れているのは土橋。
湯川「ナイスディフェンスっす」
土橋「つ〜、そっちこそすごいドライブだな」
石井「おっやじ〜、サンキューな」
右手を差し伸べて、土橋を起こす石井であった
氷室「さすが6年間も一緒にプレーしている二人ね。二人だからわかる阿吽の呼吸ね」
杏崎「はい。昔、石井さんは天童寺の剣さんにダメ出しされた事があるんです。後ろに仲間がいるからって、自分勝手なディフェンスをしている、と。それからポジショニングを勉強していました。でも、今の石井さんは意表を突かれて陣形を崩していました」
氷室「だから健二がすぐに反応したってわけね。いつもと違う努だったから・・・努が抜かれる事を想定したのね。完全に湯川君の死角から入っていたから、あの早すぎるドライブは湯川君自身にもとめられないのね・・・」
杏崎「はい。たったのワンプレーですが、去年のインターハイの成田中央戦と天童寺戦。ハイレベルなインサイドを二人のコンビネーションで何度も守ってきた二人だからできる最高のプレーだと思います」
少し驚いた表情の湯川
「おい、高階。あいつディフェンスの選手なのか。あんな絶妙のタイミングで守れる選手だったか?」
トーヤ「う〜ん、ディフェンスの選手ではないかな。ただ、あの二人はずっと一緒に瑞穂のインサイドを守ってきた二人だから。どちらか一人で勝てない場合は、二人で倒しに行く。っていう戦略を何度も実行してきているからね。しかも中学からずっと一緒にやってるから」
湯川「偶然じゃないんだな」
真剣な表情の高階
トーヤ「ああ、偶然じゃないね。狙ってもいないね。お互いの動きで身体が反応しあうんじゃない?敵に回すとよくわかるよ・・・狙ったわけじゃないコンビネーションの怖さが・・・」
湯川「連携か・・・」
柏木「おいコラ馬鹿者。何をやってるんだ。ぶつかりにいきやがって」
湯川「うっせ〜。お前もマーク外されたなら声くらいかけろ」
柏木「ぬ??声??何でだ」
湯川「アホか。お前が声かけたらこっちにディフェンスが来てる事がわかるだろ」
柏木「ふん。そんなものは自分で気付け!!」
氷室・杏崎「・・・」
割って入る高階
「まぁまぁ。あの二人はインターハイを制覇しているインサイドコンビ。二人とも勉強だと思ってさ」
杏崎(あの二人が組めば、すごいコンビになるんだけどな・・・)
圧倒しているレギュラー陣であったが、インサイドでは互角のプレーを繰り広げていた。
石井が湯川のスピードに何とかついていっているのは、剣武蔵と戦った事が大きかった。将来フォワードを目指している彼との試合は石井を覚醒させていた。
大学に入って、その経験が役に立っている事は、本人が一番気付いていた。
その後、選手交代が行われて試合は進む。
中学では全国レベルの新入生であったが、まだまだ歯が立たなかった。
石井、土橋のどちらかがベンチに下がると、インサイドを守り切れるレベルには至っていない。
レギュラー陣もメンバーを交代していく。
トーヤ「おい、近藤。インだ。柏木のみっちゃんと変わってちょ」
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