サイクル&フィットネス

「ダイエット効果」

この夏直前の梅雨時期は、やはりダイエット記事が多くなります。

そういう話を良く耳にすることがあるからですが、ジョギングして
も痩せないとかお腹周りの脂肪がとれないとかいう話が切れ目なくは
いってきます。

このブログではこれらのことについても書いていますが、時期的な
ものもあって再度書いておきたいと思います。

どうやったら体の調子が良くなるかとか聞かれている時のことを
思い出しました。

体に悪い行為（たばこや過度の飲酒、運動不足）をたしなめても、
いつも自分を変えないでなんとかしようとする人たちばかりで、
今ではなにも教えなくなっていますが、それを思い出します。

こういう人は圧倒的に多数派でしょうから、体に良い運動はなにか
と調べる前に自分の性格的な盲点を治すことをまず考えた方がよい
ですね。

そういう人を今までいっぱい見てきましたし、予想通り不健康に
なっています。
もちろん最悪の結果を迎えてしまった人も多くいます。

今思い出すと、自分が子供だった頃の大人たちはほとんどがそう
でしたね。
これは親たちもまた同じでした。


そこで今回は脂肪燃焼と運動、それと関係するハンガーノックに
ついて少し突っ込んで書いてみたいと思います。

少し長くなりそうなので、二回に分けて書きたいと思います。


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◆ダイエットに良いこと悪いこと。

まずお腹の周りの脂肪をなくしたい。
または、肥満した肉体を通常に戻したいと考えるならば運動、そして
食事制限の二つの方法があります。

なぜ脂肪がついて太ってしまうのかは、今更説明の必要はないかも
しれません。
過食や間食のしすぎで早い話太ってしまう。
とくに動かないと若くても肥満へとまっしぐらです。


ではなぜ太るのかは人間は食事からエネルギーをとり、使わない
余分なエネルギーを脂肪へと変換して肉体に蓄積してきます。
この脂肪は長く食事がとれないときなどに使われ、肉体を動かす
動力源となります。

よく炭水化物ダイエットといいますが、炭水化物は体内で分解され
糖になりエネルギーとなります。
このとき血糖値が高くなるのですが、これを押さえるためにインスリン
が分泌されて血糖値を抑えにかかります。
インスリンは肥満ホルモンとも呼ばれて使われない糖を脂肪に変えて
肉体に蓄積する働きをします。

肉などの高タンパクなものは筋肉の元になって脂肪へと変わり
ませんが、炭水化物の場合は運動しなければ脂肪へと蓄積されていきます。
だからダイエットする場合は、炭水化物と甘いものは制限しなければ
ならないわけです。


とくに甘いも（糖）はもろ肥満の源のような存在となるわけです。
なぜダイエットの時に甘いものや間食が良くないのかはここにあって、
動かない上に間食ばかりしていては太らないはずはないのです。

ではどうして運動が良いかは、筋肉はグリコーゲンの燃焼で動き
ます。

これは早い話、「糖」なわけで、例え食事や間食で糖や炭水化物
を大量にとっても、その分運動すればグリコーゲンを消費しますの
で余分に脂肪として肉体に蓄積する必要がなくなる訳なんです。

つまりダイエットしようと思えば、運動するか食事制限をすれば
良いわけで、それができないから太ってしまうというわけです。
肥満が生活習慣病であるといわれのもこのためですね。

特に甘いものは人に多幸感を与える効果がありますので、ある
種の嗜癖性のある食べ物でもあります。
これは見過ごされているますが、甘いものは大量にとると実際
「中毒」になってやめられなくなります。

ちょっとくらい甘いものを食べても、甘く感じなくなりさらに
甘さを求めて大量に甘味料を使うという悪循環がおこるんですね。

麻薬に指定されてもいませんし、アルコールのように中毒を危険視
されてもいませんが、大量にとると同じ効果が現れます。


俗に言われる「甘党」と言われる人たちも多くはこの傾向にあり、
甘いものは単に中毒になるだけではなく、最悪死に直結します。
有名な方で「若山富三郎」さんが甘党で有名でしたが、実は糖分の
取り過ぎで体を悪くされてなくなっています。

たばこや酒といったものとそういう意味では変わらないのが実は
甘いスイーツな訳で、これがコンビニやスーパーで新しい商品と
なってたくさん売られているんですよね。

現代は、嗜癖経済の時代といってもいいほどです。


そしていまだに高齢者になければなるほど、「白米至上主義」の
ような信仰が根強くて、肉は体に悪く、おかゆのような白米が体に
優しく良いのだという思い込みが強くあります。

ダイエットなどをする場合、なにかする前にこの考え方と戦わな
ければならずこれが人に何かをアドバイスする場合面倒で仕方な
いのです。


肉を食べないでダイエットとしているという人は多くいるのですが、
これは逆なんですよ。
肉は食べて良いけど、ご飯を制限するがダイエットにつながることを
いまだに理解していません。

おそらく「肉」のもつイメージが、体に悪いという決めつけを作り出して
いるものと思います。
ダイエットのアドバイスをする場合、これらのイメージとの戦いという面が
強くあって、これが一番の強敵でもあります。


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◆イメージ先行のダイエット。

先に書きましたジョギングしてもお腹周りの脂肪が落ちないは
それに見合った運動量がないか、運動していても、その運動で
消費するよりも多くのエネルギーを取り入れているということ
なります。

ジョギングという場合、たとえばせいぜい３０分程度の運動
ではダイエットの観点から見た場合は効果はありません。
ただし体には良いですが。

３０分程度の時間でダイエット効果を得たいのであれば、筋トレ
に切り替えたほうが遙かに効果的です。
筋肉をつけて基礎代謝を上げる体に改善した方が効果がでます。


この場合、下半身のトレーニングを重点的にすればよい。
人体で最も大きな筋肉群は脚の筋肉だからです。
目立つ腕のトレーニングや腹筋だけをやっても、ダイエットという
観点からは効果が出ません。
筋肉群が小さく消費するエネルギーが少ないからです。


運動強度を上げてやればさらに効果的です。
ジョギングよりもインターバルトレーニングの方が同じ走るに
しても、効果がでます。
これは全力ダッシュと軽いジョギングを組み合わせる方法で、
脚を使っていますのでダイエットには効果的ですね。

ロードバイクでも同じで、安全な場所で高強度な走りを取り入れるか、
この場合、ローラー台を使って自宅で走るのも良いですね。
強度の高いトレーニングならば３０分でも十分効果がでます。
トレーニング後もアフターバーン効果で脂肪燃焼が続くからです。


ジョギングしても痩せない、ロードバイクで走ってもお腹周りの
脂肪がとれない人は、どの程度の運動をしているのか一度考えて
みてください。


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◆ダイエットと食事制限。

また、食事に関しても同じです。

甘い間食はすごくするし、炭水化物ばかりをとっていては少々動いて
も効果は期待できません。
軽い運動をする程度ならば、これは甘いものは慎んだ方が良いのです。
それだけで効果が違ってきます。

特に女性はアンチエイジングを気にしますが、この最大の敵が「糖」
ですからね。

糖質を押さえたスイーツなどを選んで食べないと、甘いものが欲しい
とケーキやチョコレートを食べていては単に脂肪がつくだけではなく、
体が酸化してゆきます。
つまり老化が促進されるのです。

だから有名な会員制のジムなどでは食事制限を厳しくしているのです。
でないと効果が出ないからです。

きつめのトレーニングすることで筋肉内に乳酸がたまり、これが
成長ホルモンの分泌を促し脂肪燃焼だけではなくアンチエイジング
にも役に立つのです。


ジョギングブームでこれにはまる人は多いのですが、体のためと
いうよりもマイナス面が強い人が多いのも事実です。
ジョギングしているから大丈夫と、食事制限も過度の飲酒や喫煙
もやめません。

こういう人に限って市民マラソン大会などに出場したがるのですが、
ひどい人になると仲間で前夜祭といって酒盛りして数時間程度の
仮眠でマラソン大会に参加します。

当然、二日酔い状態ですしこれで体に良いはずがない。
かなりの数ですが倒れていますし、実際に死亡した人もいます。
でも、市民マラソンは行政のイベントですからこういうマイナスの
情報はほとんど報道されていないのが実情です。


高強度のトレーニングではなく、軽強度のトレーニングでダイエット
したい場合は、トレーニング内容よりも食事制限に気を使ってください。
これはなにも食べるないうことではなく、ご飯やパンといった炭水化物
を控えるようにしましょう。

ただし「お肉」や「魚介類」といった高タンパクなものは食べても
良いので、積極的に「お肉」や「野菜」「魚」といったものをとる
ようにしてください。
「豆腐」なども良い食材です。

ただし果物は良くありません。
一見、ダイエットに良いよういに見えますが、「果糖」といって
果物にはかなりの「糖質」が含まれているからです。
とくに「糖質」、甘いものを制限してください。

炭酸飲料などのジュース類はすごい量の糖質が含まれていますから、
これらも制限した方が良いですね。


そして、軽いトレーニングですがこのとき運動強度は低いですから
空腹時にやると効果的です。
経験的に、食べる時間がなくて空腹時に激しいトレーニングを行った
ことがありますが、これはすぐに痩せますよ。

でも普段から運動しない人には無理な話で、そういう人にはウォーキング
などの安全であまりきつくないトレーニングを空腹時にやるのがダイエット
的にはおすすめですね。

空腹をなんとかしたいと思ったら、「ちくわ」を食べてみてください。
これは低脂肪高タンパクな優れた食材で、おまけに値段も安くスーパー
でもコンビニでもすぐに手に入るお手軽食品でありながらも高機能な
食べ物です。

自分は大食らいで困ることが多いのですが、この「ちくわ」を食べる
とかなり空腹感を押さえることができます。
とても良い食品だと思いますので、一度試してみてください。
ダイエットにもとても良い食品ですよ。


それでは時間がなくなりました、次回は「ハンガーノック」に
ついて書いてみたいと思います。

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