サイクル&フィットネス

「ロードバイク女子ブームの急速な移り変わり」

このブログでは以前に女子のロードバイクブームが、「弱虫ペダル」
というアニメによっておこっていることをお伝えしました。

今まで滅多にロードバイクに乗っている女性に出会うことがなかった
のに、異常なほどロードバイク女子を見かけるようになって、調べて見ると
アニメ人気によって女性の間でロードバイクがブームになっていた
ということがありました。


このブログでは、これから「ロードバイク」の購入を考えている女性へ
（読んでくれいるかどうかわかりませんが）、ロードバイク購入は
やめておいた方が良いと解説してきました。


それはロードバイクはもともとレース用のスポーツ自転車で、ママチャリ
しか乗ったことがない人にはとても乗りにくいものだからです。
また、「弱虫ペダル」に登場しているロードバイクはどれも５０万円以上
するものばかりで、入門機程度のグレードでも２０万円はするので、安く
ない買い物になってしまうからです。

ましてや乗りにくくてすぐに乗らなくなってしまうだろうから、とても高価で
無駄な買い物になってしまいます。

もしスポーツバイクがほしいのであれば、クロスバイクかシクロクロスバイク
をおすすめしました。
これはロードバイクのようにセッティングがシビアではないから、比較的
楽なポジションで乗れるからです。


そしてこのブログで警告していたとおり、一時はよく見たロードバイク女子
が完全にいなくなってしまいました。
昨年の暮れ位からずっと気にして観察しているのですが、半年以上も
一台も女性が乗るロードバイクを見ていません。

ここまで完全にいなくなるとは少しあきれるほどですね。


そして今の女性たちのブームはと調べてみると、今度は「刀剣」でした。
「刀剣」女子というものが今年の初めから現れて、今現在ニュースになる
ほどブームになっています。

これもブームの火付け役があって、今度はアニメではなく「オンライン
ゲーム」でした。

※弱虫ペダル関連
※オンラインゲーム刀剣乱舞



このゲーム、歴史的に有名な名刀の擬人化育成ゲームで、刀剣が
イケメン男子となって戦うというものです。
もちろん男性にも人気があるのですが、女性パワーは侮れません。

「刀剣」女子のおかげで「刀剣関連」の書籍が出版されるなど
多方面に影響を与えています。
男性ファンの人気だけだと、ここまでブームのレスポンスは速く
ないのですが、まさに女子パワー恐るべしです。


アニメの「弱虫ペダル」はまだ人気はあるのですが、ロードバイクが
多く売れるなどの経済的な波及効果としてのブームは過ぎ去ってしまった
ようですね。

ここで当たり前すぎるようですが一言付け加えておくとしたら、
ロードバイク女子はロードバイクファンではなかったということです。
ここを理解しないで女性の移り変わりの激しい心理を批判するのは
簡単なのですが、本質を見通していないことになります。

彼女たちは「弱虫ペダル」ファンであって、ロードバイクファンでは
ないのですから。

だからロードバイクが売れたとしても、ロードバイクのブームが来ている
訳ではありません。
そこら辺を理解せずに、自分勝手に解釈してロードバイクを売ろうとすると
痛い思いをするかもしれませんよ。


あるショップなのですが、この「弱虫ペダル」のロードバイクブーム
に乗っかってかなりイタリア製の高級なロードバイクのフレームを購入
したという話を聞きました（イタリアブランドのロードが昔から人気
があります）。

フレーム売りですから、完成車としてくみ上げると最低でも６０〜８０万
くらいはするでしょうね。
今は円安ですから場合よって１００万円超えでしょう。

その後のことは知らないので果たして売れているかどうか。
この話を聞いたのがブームが終わりかけの頃ですから売れ残っているので
はないかとも思われます。

「カレラ」というメーカーのフレームなのですが、「弱虫ペダル」
に登場していたのかどうか。
弱虫ペダルに登場していた「ビアンキ」というメーカーのロードバイクは
女性に売れたそうなんですが。

そんなことをしている間にも、「ファットバイク」が人気になるなど
変化は激しく起こっています。
※ファットバイクはアメリカ発の雪道などを走行するために作られた、
異様に太いタイヤをはいたマウンテンバイクのようなスポーツバイクです。

乗りやすさはロードバイクと比べものにならないくらい乗りやすい
「ファットバイク」ですが、女性人気はまったくありませんね。




◆時間がない人の筋トレ方法。

さて、最後は夏本番間際に筋トレしたいという方に対して、少し
アドバイスして終わりたいと思います。

やはりというかトレーニングは必要だけれど、するのが手間だと
思ってやっていない方は多いですね。
そういう話をつい先日、聞きました。

このとき、面倒ならばトレーニングするのではなく普段からエレベーター
を使わない階段を利用するとか、早歩きで歩くようにするとかすれば
だいぶ違うのにと話しました。

それで物足りなくなってきてから、時間を割いてトレーニングする
時間を作れば良いわけですからね。

ほとんどの人が異口同音に「わかってはいるのですが、時間がなく」と
いうのです。

では、そういう話をしている間にその場でスクワットを１０回だけ
やって見てください。

その話が終わらないうちに、スクワット１０回が終わってしまいます。
それこそトイレに行って戻ってくるまでの時間にできますからね。
まず、そういう短くて簡単なことから初めてなれてくる従って量を
増やしていけば自然とかなりの量をこなしていることになります。

運動経験のない人はまずこういう種目のトレーニングを、これくらい
しないといけないと思い込んでいる人たちが少なくなのですが、短く
運動量もそれほどないトレーニングを一日に数回やるだけでも、かなり
効果がありますよ。

トレーニングとはそういう積み重ねであり、トレーニングを未来の分まで
やっておくことか、昔これだけ厳しいトレーニングをしていたら今でも
大丈夫とかはありません。

自分ももともと体育会系でしたが、脱トレーニングの時期があって
落ちてしまった自分の体力に愕然としたことがありました。
その経験から脱トレーニングは本当に怖いものだと身をもって知って
います。

もと体育会系の運動部の人が自分の体力を過信していて、突然倒れる
という場合がけっこうあるのですが、それは体力や健康は貯金でき
ないからです。
頭の中は昔の自分のままでも、肉体は正直なもので衰えてしまってい
るからです。

ですから昔はどれだけできたではなく、今、どれだけやっているかが
大事なのです。
まずはできるところから初めてみましょう。


それでも自分だけではできないとなると、後はジムにいって人の力を
借りてトレーニングするのも一つかもしれません。

人の目がある場合、意外に頑張ってしまうというのも人間の心理として
あって、どんなスポーツの練習でも、観戦している人がいるといないと
では違ってくるものなんです。

人が見ていると、恥ずかしいところを見られたくないという心理などが
働いて、普段よりもパフォーマンスが良い場合が良くあるのです。

そういう意味から、お金を出してジムに行ってトレーナーがついてくれると
効果がでるのも理解できますね。

どちらを選択するのも自由ですが、なにもないとただ衰えるだけですね。

それではまた、次回で───。


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