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2016年08月08日

ケトン体体質 | 糖質制限ダイエット




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「ケトン体回路」



今回は最近時々目にするようになった、ケトン体ダイエットについて書いてみたい
と思います。


「ダイエット」とは無縁ですので、個人的にはまったく感心がないのですが、
「ケトン体回路」についてはスタミナとも関係していてある程度知っていますから
少し書いてみたいと思います。


人体の活動における主なエネルギー源はグルコース(ブドウ糖)と呼ばれる糖分です。
ケトン体はこのグルコースが何らかの障害や疾患で生成されなくなってくると、
その代用エネルギー源として誕生するものです。



糖質は、筋肉を動かす上で、勿論絶対に必要なエネルギー源となる栄養素です
が、糖質が足りなくなると、脂肪がエネルギー源として動員されます。

これは、ご存知の方も多いと思います。

ですので、お腹いっぱいの時に運動をするのと、お腹がすいた時に運動する
のとどちらが脂肪燃焼を促進するかというと、勿論お腹がすいた時な訳です。

効率よくダイエットするためには、運動は食前がいいということですね。


それほど詳しくは書けないのですが、「ケトン体回路」とはこの脂肪と
深く関係しています。


脂肪が分解されるときに生成されるのがケトン体でもあるからです。

ケトン体回路は、体内の脂質が分解されたケトン体をエネルギー源として使用する
回路のことですから、グルコースをエネルギー源とするよりも、エネルギー効率が
よい点が特徴として上げられます。


また、脳のエネルギー源となることでも知られています。

グルコースとは別の回路で脳に到達するため、脳へ効率的にエネルギーを送る
ことができると言われています。

つまり集中力がアップするわけですね。

この集中力なのですが、確かに食べ物によって持続時間の違いを感じることが
あります。


良く「脳」のエネルギー源は糖分だけだとかいわれていますが、あれは完全に
嘘ですからね。
アメリカでは砂糖の中毒性なども含めて昔から警告を発していますが、企業
の圧力でもみ消されているのが今でも続いています。


この中毒性は白米などにもいえて、一日でもご飯を食べないとイライラすると
いう人はかなり沢山います。

甘いものが絶対ほしい人もそこら中にいますよね。

これらは完全に中毒症状の一つです。


これは日本の白米信仰も一役買っていますし、スイーツ好きの人たちがこれに
荷担しています。

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○糖質制限ダイエット。




早い話、「ケトン体ダイエット」というのは、「糖質抜き」つまり
「炭水化物抜きダイエット」でもあるのです。

このブログではあまりダイエットについては解説していません。

「ダイエット」そのものをしたことがないですし、そもそも運動して脂肪燃焼
が基本だと考えていますから。

このブログの趣旨からも離れてしまうからです。



でもどうしても「ダイエット」したいのであれば、まず「糖質制限」から
始めた方が良いと思います。
「炭水化物ダイエット」ですね。

つまり「お肉」のような高タンパクな食品と野菜を中心にした食事です。



これは炭水化物は脂肪の元ですから、これを制限すれば効果がでます。
だいたいが日本人は「炭水化物」を取り過ぎていますし、とにかく「白米」
信仰が強い。



このブログでは何度も書いていますが、「お肉」のような高タンパク食品を
悪者扱いしている。


これは子供の頃からいわれ続けています。

今でもスポーツ経験のない人たちは、かならず調子が悪いとかの話になると、
まず最初にいうのが「肉の食べ過ぎ」です。
肥満も不調もまず最初に悪い原因に上げるが「お肉」ですからね。


我々の目からすれば、明らかに「運動」していないことが原因であるのが
明白でも、「お肉」が悪いという決めつけが先に来ます。

体が不調ならば、「お米」を勧めるくらいですからね。
これは何度も経験しています。



とくに「糖尿病」を気にされる方は普段から糖質はさけた方が良い。

知人にもいるのですが、最近糖尿の気があると医者に言われて、その原因が
炭水化物の取り過ぎであったというのがあるのです。

また日本人の「糖尿病」の多さもここからきています。


あまり食事だけの「ダイエット」はこのブログでは取り上げたくないのですが、
今回は「ケトン体」との関係もあって少し触れておきます。

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○持久力とケトン体。




スポーツの世界では、特に持久力が必要なスポーツではこの「ケトン体」
はよく知られています。

「トレイルランニング」という、長距離野山を走るという競技があるので
すが、こういう持久力を必要とする競技には絶対的に「ケトン体回路」
を作っておく必要性があるというのです。

つまり「グリコーゲン」だけではとても追いつかない非常に過酷な競技でも
あるからです。


サッカーの「長友選手」もケトン体回路を意識して、糖質を極力控えている
ようです。

「ケトン体回路」は日本人のように白米中心の炭水化物に偏った食生活では
活性化されておらず、糖質を制限するなどして普段からこの回路の活性化を
意識しておかないと突然、「ケトン体回路」が働き出すわけではありません
からね。



これはちょっと違う角度からなですが、昔から冒険家という人たちがいますが、
この人たちは過酷な環境に身を置きますがガリガリに痩せて戻ってきます。

食べ物がなくてではなく、食事はかなり取っているそうなんです。


もちろんそれだけ過酷な環境で体力を消耗している訳なのですが、それだけでは
ないようです。

冒険に行く前の準備期間中に実は脂肪を体に蓄えるのも準備の一つとして
あるらしく、これが極限状態でも体を動かしていられる燃料となっているよう
なのです。


ついでにいうと、餓死してしまった「マッスル北村」さんは過激なダイエットで体脂肪を
極限までカットしてしまいしまた。
すでに危険なレベルに達していたので家族の方がせめて、飴だけでもなめてくれといって
そうなんですが、それを拒否。

その上に、糖質を全く取らずにトレーニングしていたわけですから、筋肉だけではなく内蔵
そのものも動かせるだけのエネルギーがなくなっていたのです。
これがすなわち、あの立派な肉体で「餓死」という信じられない結果に結び付いたのです。


もっともボディビルの大会ではここまでではないですが、近いダイエットをしている方は多くて
本戦に進む前に筋肉痙攣を起こして救急車で搬送されるなど、選手の皆さんは「マッスル北村」
さんに近いことをやってはいるのです。



また、「サファリラリー」や「パリダカールラリー」のような過酷なラリー
競技の場合なのですが、それをサポートするメカニックたちは本当に大変な
仕事なのです。


ここで注目したいのは食事なのですが、日本のチームは殆ど「カップ麺」
のようなインスタントでなおかつ炭水化物食です。
それに引き替え海外のチームはやはり高タンパクな食事が多い。

日本人のメカニックたちは、その日のコースを走った車のメインテナンスで本当
に動けないほど疲れ切るのですが、海外のチームの場合はその後に遊びに行くもの
少なくないそうなんです。

昔はやはり人種の違いかと思っていたのですが、今考えればこれは食事から
きているのではないかと思えます。


我々が子供だった頃とは違い、海外の選手と対等に戦えるアスリートが少な
からずいますが、それらも食事の違いがあると思えますね。

ダルビッシュ選手なども海外のチームへ移籍してから食事はとも気を使って
いますから、そういうものはとても大事なことなのです。


ですがいまだに国内では「白米信仰」が強いですし、高校野球などは今でも
米を食えと大量の白米を食べさせることも常態化していて改善する必要すら
感じていないほどです。



まだまだ日本は、食事に関しての意識は遅れている気がします。

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