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2016年08月15日

ブームへの注意 | 自転車ブームの変遷



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「ロードバイクブームの再来」



ちょっとロードバイクに限らず、ブームに関して少し書いてみたいと
思います。


正直、どんなものでもそうですが「ブーム」は売る側にとっては良くても、
それを購入または使う側にとってはあまり歓迎できることではありません。

ちょうど今、「ポケモンGO」が世界的な大ヒットとなっていて空前のブーム
です。


このゲームはすごいですね。
大きな公園ではポケモン探しの人たちが集まりすぎて、まるでなにかのイベント
をやっているような賑わいでした。

深夜に車が少なくなってから、トレーニングでロードバイクで走っていても、
ママチャリに乗ってポケモン探しをしている人が多いこと。

ママチャリどころか、ミニバイクでポケモン探しをしている人までいました。


これほどの件数ですから当然、あちこち、それも世界中で事故が多発しています。

なかには「ポケモンGO」を禁止するところも出てきました。
しかし実際は家にこもっていなくて外に出る人が多くなったり、お店の売り上
げがあがったりのむしろ良い効果の方が比べようもなく多くあるとも聞きます。


ですがこのようにブームが来ると必ずそのマイナス部分を大きく切り取って、
これを叩こうとするものです。

「ピストバイク」ブームで規制が強化されるなどいつも長く乗っているものは
迷惑を被りますし、長い目で見た場合、ロードバイクそのものが嫌われること
なにもなりかねません。



そして「ロードバイク」ブーム、もうすぐ始まる「弱虫ペダル」の実写ドラマ化
でロードバイクブームを再燃させようともくろんでいる気もします。
とくにショップなどはそうですね。


「弱虫ペダル」は漫画ですが、それがアニメ化されて女性人気に火が付きました。

そして今まで一度もみなかった、女性にロードバイクが売れるという現象が
おこっていましたので、まだ実写ドラマは始まってもいないのにすでにロードバイク
が売れるというような感じで考えている人は少なくありません。

関連イベントは継続して続けられていますし。


まさに「二匹目のドジョウ」を狙っているのですが、そんなに上手くいくか
どうかは分かりません。

そしてもし、またブームがきたとしてロードバイクの購入を考えるのなら、
その際の注意点を再度、このブログに書いておきます。


なんどもこの件については書いているのですが、どうもまだロードバイクブーム
を検索してこのブログへとアクセスされる方がいるようです。

結論から言えば、ブームに乗って「ロードバイク」を買ってはいないということ
です。


スポーツ自転車の中でもっとも乗りにくいのがロードバイクです。
また、デリケートなものでもあります。


スポーツサイクルに乗ったことがない人は、ここら辺を勘違いしていて
ロードバイクはとても乗りやすく、パワーアシストが付いているように
速く走れるものものだと勘違いしています。

だからあれほど軽く値段も高いと思っているようです。


ですがこれは全く逆で、ロードバイクは値段が上がれば上がるほどデリケート
ですから、取り扱いが難しく、速く走れますがそれに伴った脚力が必要です。

そしてなにりも初心者には乗りにくい。

いわゆるママチャリにしか乗ったことがない人ならば、まっすぐ走ることも
難しいと思います。


それに「弱虫ペダル」などの影響でとなってくるとやはり本格ロードバイク
になってくる。
すると安くてもやはり20万円以上の値段になってきます。


購入したは良いが、すぐに手放すという一連の流れがすでにこの前のブームで
ありました。

マツモトキヨシ公式通販サイト
スーパースポーツゼビオオンラインストア










○繰り返されるブームの流れ。



これは二年前のアニメ「弱虫ペダル」から発生したロードバイク女子と
いうブームの前に、小さなブームは何回かあったのです。

「ロードバイク」だけではなく、「マウンテンバイク」や「スモールバイク」
「フォールディングバイク」「ピストバイク」とそのたびに注目してきました。


これらのブームが去った後は、ある程度一定数は残るものなのです。

とくに「マウンテンバイク」や「フォールディングバイク」は人気が定着した
ような感じがします。



ですが「ロードバイク」はブームが去ると途端に姿を消してしまいます。

「ロードバイク女子」ブームに関しては、今まで見なかった女性のロードバイク
が見事に一台もいなくなりました。
ここまできれいに消えるものかと思いました。

もちろん一部の人たちは乗り続けていますが、これはブームとかは関係ない
人たちです。


つまりそれだけ乗りにくい。

イメージしていたロードバイクとは乗ってみると違うのでしょう。

スポーツサイクルを知らない人は、ロードバイクとママチャリの区別は
ありません。

確かに同じ自転車ですが、スーパーカーと普通の車くらいの違いはあります。


特にタイムアタック用のTTバイクとなってくると、レース用のフォーミラーカー
と一般の車くらいの違いがありますから、とてもママチャリのつもりで購入した
ひとが走れるものではありません。


すでに何度もブームは見てきていますので、ブームに乗って「ロードバイク」
の購入を考えるのであれば、少し考えてからした方が良いと勧めています。

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○クロスバイク。



このブログではスポーツサイクルで走ったことがない人には、「クロスバイク」を
勧めています。


それは値段も手頃ですし、失敗が少ないからです。

面白いことにこれらのブームが去った後は、どういう訳か「クロスバイク」が
残っているのです。

ただ「クロスバイク」だけのブームは見たことがなく、でも確実に「クロスバイク」
は増えていますね。
じわじわですが、確実に数を増している感じです。


たぶんスポーツバイクに乗ったことがない人たちのイメージに近いと思いますし、
ママチャリの代わりに乗り続けているのだと思います。


もちろんダイエットのようにスポーツ的な乗り方もできますし、買い物など
にも利用できますから用途は幅広く便利です。
高級なママチャリのつもりで乗っても間違いはないでしょう。


どちらにせよ、スポーツのつもりでスポーツサイクルを購入する人たちはたぶん
ブームがきても数はそれほど多くないと思います。


ですから初心者には、失敗の少ない「クロスバイク」がお勧めなのです。

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