「大丈夫かなぁ」というのは、まず、今のセンターに同期で入った同僚のことです。
昨日、帰りに「お疲れさまでした。」と挨拶したところ「本当に疲れました。」と、もうヘロヘロになっていました。
その同僚というのは、休日に母の介護で休む暇もないらしく、疲れを癒す場所も時間もないのでしょう。
でもこの仕事、そんなに疲れるかなぁと思います。
獲得する発信業務ですが、ノルマはないし、発信件数も増やせ増やせと尻を叩かれるわけではないし、お客様の対応も、カード会社で保険を売るのに比べると雲泥の差だと思います。
介護が大変だというのは、私は経験がありません。
私の両親はもう高齢者も良いところなので、遠距離で苦労をすることはあっても、同居の苦労を知りません。
その分、恵まれているのですが、きっとその人は、はけ口を作れないのだと思うのです。
真面目な人が損をする世の中を私は良いと思えません。
でも、真面目しか知らない人は変なところで損をするものだとも思ってしまいます。
例えば派遣会社に登録している私。
派遣会社と登録スタッフはどっちが偉いんだ?という話です。
若い人ならば、派遣会社の人間は年上として立てるべきだと思います。
年齢で派遣会社の勝ちです。
でも私の年になると、派遣会社も派遣先も大体の人たちは私より若い人です。
しかも、10歳も20歳も若いのです。
なら年齢ではこっちの勝ち。
次に立場。
一見、仕事をくれる派遣会社が勝ちなのでしょう。
しかし視野を広げれば、派遣会社もひとつの企業です。
営業がいて、コールセンターなどから仕事を獲ってきます。
じゃあ売り上げはどうなの?
とすれば、私たちスタッフが派遣先で仕事して一時間いくらという報酬が派遣会社に入ります。
派遣会社はその中から自分たちの取り分を差し引いて私たちスタッフに給料を払います。
スタッフがいなければ、営業がいくら仕事を獲ってきても、売り上げはゼロです。
もちろん派遣会社の社員が直接、売り上げを稼ぐことはないのです。
なら、立場的にも我々スタッフの勝ちです。
ただ、あまりに勤怠が悪いとか、仕事ができないなど派遣会社から迷惑がられるスタッフもいるのは確か。
そういう人たちにとっては、派遣会社様様という事態だって起こり得るでしょう。
しかし派遣会社もたくさんあれば、派遣先もたくさんあります。
その辺り、理解をして余裕を持てるかどうかで余計な気遣いをする必要もなくなると思うんですよね、。
また、昔と違って今、コールセンター業界は売り手市場です。
そのため昔と違って管理者はオペレーターたちに気を遣うようになりました。
でも先月から行っている会社は、どうも今まで勤めてきたコールセンターとは毛色が違うんです。
さっきも書いたように、ノルマはない。焦らずのんびりできる。お客様もキツくない。
そのため、きっとオペレーターたちの定着率も良いのだと思います。
世間一般のコールセンターは劣悪な環境で定着率も低く、人の出入りが激しい。
すると、コールセンター経験者たちがそのセンター、企業の空気を作っていきます。
そのため、今まで行ってきたコールセンターはどこも懐かしい顔に再会できたものでした。
しかしここにはそれがない。
そうすると、ここの企業では独自の進化を遂げているようです。
いわゆる“ガラパゴス”です。
私は初めて垣間見るきがします。
会社がガラパゴス企業になると、社内での上下関係が全体を統治するようです。
言ってしまえば、役職が絶対に偉いんです。
私が今まで勤めてきたセンターでは、たとえ管理者であっても、その前に必ず年齢の上下関係はありました。
しかしここでは、いくら年下であろうと、管理者なら上からものを言ってきます。
いまだ「え?」という感じです。
しかし、派遣会社でいう、外貨を稼ぐのはスタッフであるように、ここでも外貨を稼ぐのはあくまでオペレーターたちであり、管理者に生産性はありません。
管理者はまずそれを理解する必要があると思います。これも、「大丈夫かなぁ・・」です。
その上で成績を上げるのであれば、管理者が本当の役割とするのはオペレーターたちが仕事をし易い環境を創り上げること。それしかありません。
それを理解することができれば、若僧の管理者が上からものを言ってくることもなくなるでしょう。
どうやって理解させていくかです。
2018年05月07日
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