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2011年03月05日

銀行の金利

最近、銀行の定期金利がじわっと上がっている人はどのくらい気付いているんだろうか

ちょっと金融をかじったことのある人なら知っているだろうが
金利というのは景気が上向きになったあと設備投資などがさかんになってきてから
かなり遅れて上がってくる。

しかし、最近踊り場をやっとぬけたばかりの日本経済が景気が上向きなんてのはありえない。

では、なぜ金利は上昇してるのか?

(池上彰さんなら
「ところで金利ってなんでしょうね?」
ととてもわかり易く解説してくれるんでしょうが)

素人の私でも説明出来る範囲でいうと
まず銀行が金利を抑えておけるのはもう限界だということ。
ぶっちゃけ国債の利回りというのに銀行の定期金利や住宅ローンの金利は左右されている。

国債というのはぶっちゃけ国の信用力アテにした国の借金の手形だ。
信用力の低い人(対象)から借りる場合は信用がないので金利が高い(利回りが高い)
でも信用の高い人から借りるのは信用力があるので金利が低い
国債は安全商品といってもハイリスクな相手から借りるのは利回りがよいのだ

で、今の日本は先進国の中でも借金が税収の2倍という超ハイリスク国家だ。
なら国債の信用力はかなり低くなるので(S&Pも格付けを下げたので)必然的に利率は高くならないといけない。
しかし今まで日銀が買いオペなど行って金利が上昇しないよう抑制してきたわけだが
このtころじわじわと長期金利が上昇してるところをみると
短期の金利は抑制に成功してるが
5.10年の長期金利はもう抑えておけない、というのが現状ではないかと思う。

住宅ローンの金利はひょっとしたらもうこれが底かもしれないし、
定期預金、国債はこれから金利が上昇するかもしれない。

悩みどころだ。
posted by 黒羊 at 21:44| 銀行

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