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2025年01月04日

溥儀

溥儀


Top画像+解説





溥儀(1906~1967)

○略歴

 愛新覚羅 溥儀(あいしんかくら ふぎ)は、清朝第12代皇帝(在位:1908年12月2日 - 1912年2月12日)、後に満洲国皇帝(在位:1934年3月1日 - 1945年8月18日)。「最後の皇帝」として広く知られる。1900年に発生した義和団の乱を乗り越え、当時依然として強い権力を持っていた西太后が1908年に光緒帝の後継者として溥儀を指名したことにより、溥儀はわずか2歳10か月で皇帝に即位させられ、清朝の第12代・宣統帝となった。清朝消滅後に日本政府および軍の支援を受け、満洲国の執政、満洲国が帝政に移行すると皇帝として再即位し、康徳帝(1934年~1945年)を名乗る。字(あざな)を「浩然」あるいは「耀之」という。醇親王載?の子として北京に生まれる。1908年:第12代清朝皇帝(宣統帝)に即位、1912年:辛亥革命により退位。1917年、張勲復辟により清朝皇帝に復位するも、10日あまりで再び退位。1922年、正妻の婉容、側室の文繍と結婚。1924年、クーデターにより紫禁城から退去。1925年、イギリスやオランダ公使館へ庇護を要請するものの拒否され、天津日本租界内張園に移転。1931年、満洲事変勃発後、日本軍の満洲国元首への就任要請を受諾し、日本軍の手引きで天津を脱出、満洲へ移る。1934年、満洲国皇帝(康徳帝)に即位。1945年、満洲国の崩壊に伴い皇帝を退位し、その後日本への亡命途中に、侵略してきたソ連軍の捕虜になる。1946年、東京裁判にソ連の証人として出廷させられる。1950年、中華人民共和国に身柄を移され撫順戦犯管理所に収容される。










●晩年考

 1959年、模範囚として釈放され、その後北京文史資料研究委員会に勤務。1964年、中国人民政治協商会議全国委員に選出される。中華人民共和国国内を文化大革命の嵐が覆う中で癌に罹ったものの、清朝皇帝という反革命的な出自であった溥儀の治療を行うことで反革命的というレッテルを紅衛兵たちに張られることを嫌った多くの医師が溥儀の入院を拒否したが、末期症状になった溥儀を見かねた周恩来の指示で北京市内の病院に入院することになった。しかし入院後に医師たちが、同様の理由で積極的に溥儀の治療行為を行わなかったことにより、1967年に北京の病院で死去した。死ぬ間際には、晩年に好物となった「日本のチキンラーメンを食べたい」と言っていたことが溥傑の夫人である浩の伝記により伝えられている。溥儀の遺骨は当初北京郊外の八宝山墓地に埋葬されたが、1995年河北省易県にある、清朝の歴代皇帝の陵墓清西陵の近くの民間墓地「華龍皇園」に移された。





清朝皇帝時代の溥儀



ソ連軍将校とともに東京裁判に向かう溥儀



 ★時代に翻弄された人でしたねぇ。・・・映画『ラストエンペラー』(1987年、イタリア・中華人民共和国・イギリス合作)もありましたねぇ。






 参考:Wikipedia




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