2023年10月04日
給料のリアル! 看護師と保健師の違い
看護師と保健師の給料の違いとは?資格や役割、働き方による影響を解説します。
看護師と保健師は、どちらも人の健康に関わる仕事をする職業ですよね。
しかし、資格や役割、働き方などには大きな違いがあります。そのため、給料にも違いが出てくるのでしょうか?
今回は、看護師と保健師の給料の違いについて、以下の観点から詳しく解説していきます。
- 資格や役割の違い
- 働き方や勤務先の違い
- 年代や性別の違い
- 地域や職種の違い
最後に、看護師と保健師のどちらがおすすめかについても触れています。
資格や役割の違い
看護師と保健師は、どちらも国家資格が定められている職業です。
看護師の場合、看護師養成課程のある学校で教育を受けて、「看護師国家試験」に合格する必要があります。
一方、保健師の場合は保健師養成課程のある学校で教育を受け、「保健師国家試験」に合格する必要があります。
ただし、保健師免許を取得するためには看護師国家試験にも合格していなくてはなりません。つまり、保健師は看護師になることが前提の資格となっています。
この辺はご存知ですよね。
看護師が、医師の診断や診療計画などにもとづき、診療や治療の補助を行ったり、また病気やケガなどの患者さんに対して看護を提供する仕事である一方、保健師はそれらの医療知識を得たうえで、地域住民や社員などの健康管理や保健指導を行います。
この参考文献では美容看護師が載っていませんけど今は脱毛や美容外科のオペの介助につく看護師もいますよ、厚労省くん。
また、保健師は乳幼児から高齢者まで幅広い健康増進のサポートに加え、虐待の疑いのある家庭や認知症高齢者の家庭を訪問し計画を立てたり相談にのったりするなど、社会全体が対象となるところに必要とされるスキルが求められます。主に行政保健師の役割ですよね。
働き方や勤務先の違い
看護師と保健師は、働き方や勤務先にも大きな違いがあります。
看護師の場合、そのほとんどが病院やクリニックといった医療施設で勤務します。
病棟や外来、手術室などといった持ち場や配属先に違いはあれど、医療の現場をメインに働く医療従事者である自覚を持ちながら働くことができます。
一方の保健師は、一般的には自治体の保健所や保健センターといった行政機関、企業の保健室、学校の保健室などに勤務し、そこで生活する多くの人の健康を管理し、病気の予防、保健指導を行います。病院で働くことも可能で、検診センターなどのある病院なら、保健師としての資格を生かして従事することができます。
また、医療機関などで保健師が病棟や外来勤務をするケースもないわけではありません。ただし、多くの保健師が行政機関や民間企業で勤務しているため、やはり看護師とはメインの活躍の場が大きく異なるといえます。
年代や性別の違い
看護師と保健師は、年代や性別によっても給料に違いが出てきます。厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」[1]によると、以下のような結果になっています。
- 看護師
- 年代別平均年収
- 20代:約400万円
- 30代:約500万円
- 40代:約520万円
- 50代:約530万円
- 性別別平均年収
- 男性:約570万円
- 女性:約480万円
- 保健師
- 年代別平均年収
- 20代:約440万円
- 30代:約510万円
- 40代:約530万円
- 50代:約540万円
- 性別別平均年収
- 男性:約560万円
- 女性:約470万円
このように、看護師も保健師も年齢が上がるほど給料が上昇する傾向にあります。
また、男性のほうが女性よりも高い給料を得ていることがわかります。
これは、男性看護師や男性保健師が比較的少なく、需要が高いことや、男性のほうが夜勤や残業を多くこなすことなどが理由として考えられます。夜勤は絶対嫌ですけどね笑
地域や職種の違い
看護師と保健師は、地域や職種によっても給料に違いが出てきます。厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」[1]によると、以下のような結果になっています。
- 看護師
- 地域別平均年収
- 都道府県別では、東京都が約580万円で最も高く、鳥取県が約390万円で最も低い
- 地方区分別では、関東地方が約520万円で最も高く、四国地方が約430万円で最も低い
- 職種別平均年収
- 病院勤務:約500万円
- 介護施設勤務:約420万円
- 企業勤務:約600万円
- 保健師
- 地域別平均年収
- 都道府県別では、東京都が約600万円で最も高く、山口県が約400万円で最も低い
- 地方区分別では、関東地方が約530万円で最も高く、九州・沖縄地方が約440万円で最も低い
- 職種別平均年収
- 行政保健師:約560万円(国家公務員)、約570万円(地方公務員)
- 産業保健師:約600万円(大企業)、約500万円(中小企業)
- 学校保健師:約480万円
このように、看護師も保健師も都市部や関東地方のほうが給料が高い傾向にあります。
また、職種によっても大きな差があります。
看護師は企業勤務が最も高く、介護施設勤務が最も低いです。
保健師は産業保健師が最も高く、学校保健師が最も低いです。
まとめ
看護師と保健師は、どちらも人の健康に関わる仕事をする職業ですが、資格や役割、働き方などには大きな違いがあります。給料についても、年代や性別、地域や職種によって変わってきます。一概にどちらが高いとは言えませんが、平均的には保健師のほうが看護師よりも高い給料を得ていることがわかりました。調べていてほんまかいなと思いましたよ笑
看護師と保健師はどちらもやりがいのある仕事ですが、自分の適性や目指すキャリアに合わせて選ぶことが大切です。
僕は産業保健師辞めたくなってます笑
呼んでいただき、ありがとうございました。
参考文献
1: 厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
2: 保健師と看護師の役割や給料の違いとは?必要な資格や年収アップの方法も徹底解説|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン
3: 保健師と看護師の違い|給料や役割、資格など
看護師と保健師は、どちらも人の健康に関わる仕事をする職業ですよね。
しかし、資格や役割、働き方などには大きな違いがあります。そのため、給料にも違いが出てくるのでしょうか?
今回は、看護師と保健師の給料の違いについて、以下の観点から詳しく解説していきます。
- 資格や役割の違い
- 働き方や勤務先の違い
- 年代や性別の違い
- 地域や職種の違い
最後に、看護師と保健師のどちらがおすすめかについても触れています。
資格や役割の違い
看護師と保健師は、どちらも国家資格が定められている職業です。
看護師の場合、看護師養成課程のある学校で教育を受けて、「看護師国家試験」に合格する必要があります。
一方、保健師の場合は保健師養成課程のある学校で教育を受け、「保健師国家試験」に合格する必要があります。
ただし、保健師免許を取得するためには看護師国家試験にも合格していなくてはなりません。つまり、保健師は看護師になることが前提の資格となっています。
この辺はご存知ですよね。
看護師が、医師の診断や診療計画などにもとづき、診療や治療の補助を行ったり、また病気やケガなどの患者さんに対して看護を提供する仕事である一方、保健師はそれらの医療知識を得たうえで、地域住民や社員などの健康管理や保健指導を行います。
この参考文献では美容看護師が載っていませんけど今は脱毛や美容外科のオペの介助につく看護師もいますよ、厚労省くん。
また、保健師は乳幼児から高齢者まで幅広い健康増進のサポートに加え、虐待の疑いのある家庭や認知症高齢者の家庭を訪問し計画を立てたり相談にのったりするなど、社会全体が対象となるところに必要とされるスキルが求められます。主に行政保健師の役割ですよね。
働き方や勤務先の違い
看護師と保健師は、働き方や勤務先にも大きな違いがあります。
看護師の場合、そのほとんどが病院やクリニックといった医療施設で勤務します。
病棟や外来、手術室などといった持ち場や配属先に違いはあれど、医療の現場をメインに働く医療従事者である自覚を持ちながら働くことができます。
一方の保健師は、一般的には自治体の保健所や保健センターといった行政機関、企業の保健室、学校の保健室などに勤務し、そこで生活する多くの人の健康を管理し、病気の予防、保健指導を行います。病院で働くことも可能で、検診センターなどのある病院なら、保健師としての資格を生かして従事することができます。
また、医療機関などで保健師が病棟や外来勤務をするケースもないわけではありません。ただし、多くの保健師が行政機関や民間企業で勤務しているため、やはり看護師とはメインの活躍の場が大きく異なるといえます。
年代や性別の違い
看護師と保健師は、年代や性別によっても給料に違いが出てきます。厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」[1]によると、以下のような結果になっています。
- 看護師
- 年代別平均年収
- 20代:約400万円
- 30代:約500万円
- 40代:約520万円
- 50代:約530万円
- 性別別平均年収
- 男性:約570万円
- 女性:約480万円
- 保健師
- 年代別平均年収
- 20代:約440万円
- 30代:約510万円
- 40代:約530万円
- 50代:約540万円
- 性別別平均年収
- 男性:約560万円
- 女性:約470万円
このように、看護師も保健師も年齢が上がるほど給料が上昇する傾向にあります。
また、男性のほうが女性よりも高い給料を得ていることがわかります。
これは、男性看護師や男性保健師が比較的少なく、需要が高いことや、男性のほうが夜勤や残業を多くこなすことなどが理由として考えられます。夜勤は絶対嫌ですけどね笑
地域や職種の違い
看護師と保健師は、地域や職種によっても給料に違いが出てきます。厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」[1]によると、以下のような結果になっています。
- 看護師
- 地域別平均年収
- 都道府県別では、東京都が約580万円で最も高く、鳥取県が約390万円で最も低い
- 地方区分別では、関東地方が約520万円で最も高く、四国地方が約430万円で最も低い
- 職種別平均年収
- 病院勤務:約500万円
- 介護施設勤務:約420万円
- 企業勤務:約600万円
- 保健師
- 地域別平均年収
- 都道府県別では、東京都が約600万円で最も高く、山口県が約400万円で最も低い
- 地方区分別では、関東地方が約530万円で最も高く、九州・沖縄地方が約440万円で最も低い
- 職種別平均年収
- 行政保健師:約560万円(国家公務員)、約570万円(地方公務員)
- 産業保健師:約600万円(大企業)、約500万円(中小企業)
- 学校保健師:約480万円
このように、看護師も保健師も都市部や関東地方のほうが給料が高い傾向にあります。
また、職種によっても大きな差があります。
看護師は企業勤務が最も高く、介護施設勤務が最も低いです。
保健師は産業保健師が最も高く、学校保健師が最も低いです。
まとめ
看護師と保健師は、どちらも人の健康に関わる仕事をする職業ですが、資格や役割、働き方などには大きな違いがあります。給料についても、年代や性別、地域や職種によって変わってきます。一概にどちらが高いとは言えませんが、平均的には保健師のほうが看護師よりも高い給料を得ていることがわかりました。調べていてほんまかいなと思いましたよ笑
看護師と保健師はどちらもやりがいのある仕事ですが、自分の適性や目指すキャリアに合わせて選ぶことが大切です。
僕は産業保健師辞めたくなってます笑
呼んでいただき、ありがとうございました。
参考文献
1: 厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
2: 保健師と看護師の役割や給料の違いとは?必要な資格や年収アップの方法も徹底解説|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン
3: 保健師と看護師の違い|給料や役割、資格など
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