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2019年08月03日
証言 3
プー先生からの質問に対しての答えで
渋々ながら ホテルに行ったことを認めた夫
慌てまくる被告側の弁護士先生達
無表情の狐目の彼女
赤黒い顔を余計に真っ赤にしている彼女のご主人
それらを まるっきり他人事のように
原告席からぼんやりと見ていた
初めからこうなる事は分かってたような錯覚に陥った
いや 不安ながらも確信していた部分もあったのかも・・・
次男の「お母さんはもっとすごい証拠を持っている」という
その言葉が 夫の頭の中でグルグル回っていたのだろう
彼の「ビビリ」の部分が いい感じで発揮されたのか?
いずれにせよ 夫は本当のことを証言した
ほんの少しのタイムラグの後
思わずプー先生と顔を見合わせてしまった
" 本当のこと 言っちゃってますよ " 的な意味で(笑)
その後の 被告側の弁護士からの質問は
シナリオとして 全く想定していない展開になったのだろう
こちらで聞いていても グダグダだった
あちらの弁護士事務所の所長先生も
思わず質問を始めてしまいそうな姿勢に・・・
打ち合わせとは真逆の事を証言したのだから
苛ついているのも無理はない
その苛立ちが 全て表情に出ていた
裁判長から 念押しの質問でも
ホテルに行ったこと自体は間違いないと証言した夫
「偽証罪」に問われないよう「真実」を言ったのだ
後から証拠など出てきでもしたら それこそ大変だから
正直に言えば やはりホッとした
ビビリではあるが 子供に対して
父親としてのプライドがいくらか残っていたのか、と
全ての尋問が終わり 夫は憔悴しきった顔で
傍聴席へと戻って行った
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