アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年08月03日

証言 3


 プー先生からの質問に対しての答えで
 渋々ながら ホテルに行ったことを認めた夫


 慌てまくる被告側の弁護士先生達

 無表情の狐目の彼女
 赤黒い顔を余計に真っ赤にしている彼女のご主人


 それらを まるっきり他人事のように
 原告席からぼんやりと見ていた



 初めからこうなる事は分かってたような錯覚に陥った
 
 いや 不安ながらも確信していた部分もあったのかも・・・


 次男の「お母さんはもっとすごい証拠を持っている」という
 その言葉が 夫の頭の中でグルグル回っていたのだろう


 彼の「ビビリ」の部分が いい感じで発揮されたのか?


 いずれにせよ 夫は本当のことを証言した


 ほんの少しのタイムラグの後 
 思わずプー先生と顔を見合わせてしまった

 
 " 本当のこと 言っちゃってますよ " 的な意味で(笑)




 その後の 被告側の弁護士からの質問は
 シナリオとして 全く想定していない展開になったのだろう
 

 こちらで聞いていても グダグダだった


 あちらの弁護士事務所の所長先生も
 思わず質問を始めてしまいそうな姿勢に・・・

 打ち合わせとは真逆の事を証言したのだから
 苛ついているのも無理はない

 その苛立ちが 全て表情に出ていた



 裁判長から 念押しの質問でも
 ホテルに行ったこと自体は間違いないと証言した夫

 「偽証罪」に問われないよう「真実」を言ったのだ

 後から証拠など出てきでもしたら それこそ大変だから


 
 正直に言えば やはりホッとした

 ビビリではあるが 子供に対して
 父親としてのプライドがいくらか残っていたのか、と



 全ての尋問が終わり 夫は憔悴しきった顔で
 傍聴席へと戻って行った






               
               にほんブログ村 病気ブログ 肺腺がんへ

               にほんブログ村




               

               肺がんランキング 





       






       

        


【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9003667
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
ニャンままさんの画像
ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
プロフィール
最新記事
<< 2022年05月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
タグ
最新コメント
2014年 9月  by ニャンまま (10/08)
2014年 9月  by ゆり (09/28)
昨日のMRI by ニャンまま (06/24)
昨日のMRI by ゆり (06/22)
すみません(汗) by キャサリン (06/06)
ファン
にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。