アフィリエイト広告を利用しています
ファン
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2017年06月29日

中国企業が初めて手掛けるメイド・イン・ジャパン

今朝の日本経済新聞で、中国の大手通信機器メーカー華為技術(ファーウェイ)が、日本に本格的な工場を新設し、通信設備や関連機器の生産に乗り出すことが報道されています。
中国企業としては初の試みで、生産設備を導入し、早ければ年内にも工場稼働予定とのことです。
ファーウェイの日本初の大型工場は、千葉県船橋市にあるDMG森精機の工場跡地と建屋を転用し、生産設備導入後は年内にも稼働予定で、当面の投資額は50億円、今後の追加投資も検討されているそうです。

ファーウェイは、スマートフォン販売においてサムスンやアップルに次ぐ世界第3位の企業で、2016年の売上高は8兆円を超えました。
なお、主力製品はルーターなどのネットワーク機器で、高速通信網の整備を急がれるソフトバンクなどの大手通信会社向けの販売が伸びています。

これまでは日本の製造業が低コストを理由に中国へ進出していましたが、近年では業績の悪化した日本企業の買収などを目的に、中国企業の日本進出が活発化しています。
最近では、中国自動車大手の長城汽車や通信機器メーカーの中興通訊(ZTE)が日本国内に研究開発拠点を設置していました。
既に日本に研究拠点を持つファーウェイは、さらに生産にまで乗り出すわけです。

中国の2016年製造業部門の平均賃金は、2005年当時の約3倍の水準にまで達し、日本の人件費との差が縮小しており、現在は日本の割高感が薄れています。
新工場では日本の技術と人材を取り込み、中国流の低コスト大量生産と組み合わせることで、品質と価格競争を両立させていくのが狙いです。

ファーウェイは日本の技術や人材を吸収し、日本を含めた、先進国市場への足掛かりにしたいのでしょう。
これは企業の経営戦略として、真っ当なものと思われます。
メイドインジャパンの信頼性が付加価値となり、世界シェアの拡大に貢献することは間違いありません。

一方、中国企業に日本の技術や人材が流出するリスクは否定できません。
かつて韓国企業のサムスンに日本の技術や人材が流出して、スマートフォンの世界シェアで日本企業が圧倒されたのは、記憶に新しいところです。
また、同社の最高経営責任者(CEO)が人民解放軍出身であり、従来からサイバーセキュリティー上の懸念が持たれています。
ファーウェイ側は否定していますが、アメリカ政府は同社に対してスパイ行為を疑っており、両者の関係は良好ではありません。

ところで、ファーウェイの実際の商品はどうなのでしょうか。
日本国内でも流通しているファーウェイ製のスマホは、概ね高い評価を得ています。
低価格帯ながら、一定水準の性能を備えており、国内シェアも決して低くありません。
むしろ、相対的に日本のメーカーのスマホに不満を持つ声の方が多く、日本企業の奮起が望まれるところです。

法律に則った適正なビジネスということなら、自由競争の原理が働きますから、中国企業であれ、ウェルカムとするべきでしょう。

Huawei 5.2型 P10 lite SIMフリースマートフォン ミッドナイトブラック 【日本正規代理店品】 P10 LITE/WAS-L22J/MI

新品価格
¥28,520から
(2017/6/29 19:06時点)


2017年06月27日

歴代最多の29連勝を達成した中学生棋士

将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(14)が26日、増田康宏四段(19)に勝利し、連勝記録を「29」に伸ばし、30年ぶりに最多連勝記録を更新して歴代単独1位となりました。
昨年12月のデビュー以来、公式戦無敗のまま達成しました。
藤井四段は感想戦で「途中苦しく、最後は何とか食いついて、という感じだったですね。今日も含めて苦しい将棋は初めてだったので、非常に幸運です。次も強敵なので、全力でぶつかりたいと思います」と話しました。

会場となった東京・千駄ケ谷の将棋会館には、朝から40社約100人の報道陣が集まり、周辺には、藤井四段をひと目見ようと大勢のファンが群がりました。

21日の王将戦予選で1987年に神谷広志五段(当時)が達成した28連勝に並んだばかりで、前人未到の記録をあっさりとクリアしました。
次の対局は7月2日、竜王戦決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気五段(22)と対戦します。

プロ棋士としてデビューしてからわずか半年、14歳の中学生が30年間破られなかった将棋界の記録を塗り替えたわけですが、一つ腑に落ちない点があります。
彼は中学生です。つまり、義務教育を受けるべきであって、平日の昼間に、プロとして将棋を指していて問題はないのか。
しかも試合終了は夜9時を回っており、15歳以下の夜間労働条件を定めた労働基準法に抵触するのではないのか。

彼の学校は、名古屋大学教育学部付属中学校と、いわゆる名門中学です。
学年でも成績は優秀なのだそうですが、授業は欠席扱いになります。
中学校は高校と違い、欠席日数に規定がなく、欠席事態に問題はないようです。
ただし義務教育を受けさせるべき、親の責任問題は残ると思われます。
また、棋士は個人事業主とされるため、夜間労働も問題ないようです。
しかしこれも、夜遅くまで彼を拘束させてよいのかといった問題は残ると思われます。

いずれにせよ、こうした問題も中学生だからこそのことです。
法律に特則を規定するなど、別途対応が求められるでしょう。
前人未到の連勝記録を達成し、彼の更なる成長が期待されます。

2017年06月26日

タカタの民事再生適用がもたらすもの

26日、欠陥エアバッグ問題で数年来より経営が悪化しているタカタは、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されました。
東京商工リサーチによると、負債総額は自動車メーカーが立て替えているリコール(回収・無償修理)費用を含めて約1兆7000億円とされています。
国内外の自動車業界に影響を与えた大規模リコール問題は、製造業で戦後最大の経営破綻となりました。

連結子会社のタカタ九州等も同時に民事再生法の適用を申請しました。
米子会社のTKホールディングスなど12社も米連邦破産法11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請しました。
世耕弘成経済産業相は経産省内で記者団の取材に応じ、タカタの民事再生法適用申請について「このような判断を行ったことはやむを得ない措置だと受け止めている」との認識を示しました。

タカタは1933年に滋賀県彦根市で創業し、繊維技術で頭角を現します。
高度経済成長期にシートベルトの製造・開発を進め、モータリゼーションの発展とともに事業規模が拡大していきました。
1980年代からエアバッグの製造・販売を開始し、トヨタ自動車やホンダのみならず、GMやフォルクスワーゲンへの納品を成功させました。
エアバッグの世界シェアで上位に食い込み、世界に名だたる企業となりました。

順風満帆と思われたタカタですが、2008年頃よりリコールに苛まれていきます。
エアバッグ作動時に膨張ガスを発生させる、インフレーターの不具合が後を絶たず、エアバッグ作動時に破裂したインフレーターの金属片により、死傷者が報告されるようになります。
この不具合は解決に至らず、2015年にアメリカ合衆国運輸省の道路交通安全局(NHTSA)より、同社が適切なリコールや情報開示を行わなかったため、アメリカ国内で被害を拡大したとして、最大2億ドル(約240億円)の民事制裁金を科されることになります。
制裁金に加えてリコール費用、訴訟費用が巨額に膨らむ可能性があり、会社存続の危機が叫ばれるようになりました。

会社存続のため、支援先を求め奔走していましたが、あえなく幕切れとなりました。
高田重久会長兼社長は東京都内で記者会見し、「全ての関係者、債権者の皆様にご迷惑をおかけすることになり、心より深くおわび申し上げる」と頭を下げ、自身の進退については「事業譲渡の実行までの適切な時期に経営責任を取って辞任し、次期経営陣に引き継ぐ」と述べました。

倒産回避の動きは粘り強いものがありましたが、やはり早い段階で問題を解決できなかったことが大きいように思われます。
大口顧客であったトヨタ自動車やホンダ等は、当初は同情的でしたが、終盤には見放していたように見受けられました。
今後は下請け企業の連鎖倒産が予想されます。
こうした事例を聞くたびに、下請け企業が元請け企業を自由に選べたらいいし、そうあるべきだと思うのですが、無理な話なのでしょうか。
検索
最新コメント
タグクラウド
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。