2020年06月18日
エブリデイ俺様32
エブリデイ俺様32
教室に戻ると休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
次の時間は算数だ。
椅子に座り教科書を机の上に出した。
トントンと細長い人差指が横から俺の机を叩いた。
隣を見ると、三吉和代がばつが悪そうな顔をしながら「教科書見せてもらってもいい?」と聞いてきた。
学校側から全科目の教科書を受け取っていないと朝に話していたのを思い出した。
俺はこくんと頷き、三吉和代の席と自分の席をくっつけようとした矢先、背後から鋭い視線を感じた。
はっ、と慌てて振り替えるとあの人が両手を組みながら、ゴゴゴゴゴと効果音が聞こえそうなぐらい般若のような表情で俺を睨み付けていた。
俺は咄嗟に席を放し教科書だけを三吉和代に渡した。
「すまん、これ使って」
「え? あの、あなたは?」
「俺はいいんだ」
「いいわけないじゃない。教科書無いまま授業受けられないでしょう」
そう言うと三吉和代は強引に自分の席をくっつけてきた。
「いいんだ、頼む。やめてくれ」
「なによ、変な人ね。転入生には優しくしておいた方がいいわよ。
えっと、はい、今日は五ページからですって」
三吉和代はそう言いながら、机と机の間に教科書を広げていく。
俺は肩幅を小さくし身動ぎ一つ出来ないままその時間を過ごした。
背後からの強い視線を感じたまま。
~続く~




あつ森始めました
筋トレ大好きなゾウさんと
姐御肌の黄色いでかい動物と暮らしてる
テント生活から一軒家購入して、博物館を建てたけど
商店の開店の目処がつかない
「てっこうせき」30個足らないんだけど
てっこうせきって、入手しづらくない?
永遠に商店開業できなさそうだわ
じゃ、また明日
教室に戻ると休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
次の時間は算数だ。
椅子に座り教科書を机の上に出した。
トントンと細長い人差指が横から俺の机を叩いた。
隣を見ると、三吉和代がばつが悪そうな顔をしながら「教科書見せてもらってもいい?」と聞いてきた。
学校側から全科目の教科書を受け取っていないと朝に話していたのを思い出した。
俺はこくんと頷き、三吉和代の席と自分の席をくっつけようとした矢先、背後から鋭い視線を感じた。
はっ、と慌てて振り替えるとあの人が両手を組みながら、ゴゴゴゴゴと効果音が聞こえそうなぐらい般若のような表情で俺を睨み付けていた。
俺は咄嗟に席を放し教科書だけを三吉和代に渡した。
「すまん、これ使って」
「え? あの、あなたは?」
「俺はいいんだ」
「いいわけないじゃない。教科書無いまま授業受けられないでしょう」
そう言うと三吉和代は強引に自分の席をくっつけてきた。
「いいんだ、頼む。やめてくれ」
「なによ、変な人ね。転入生には優しくしておいた方がいいわよ。
えっと、はい、今日は五ページからですって」
三吉和代はそう言いながら、机と机の間に教科書を広げていく。
俺は肩幅を小さくし身動ぎ一つ出来ないままその時間を過ごした。
背後からの強い視線を感じたまま。
~続く~


あつ森始めました

筋トレ大好きなゾウさんと
姐御肌の黄色いでかい動物と暮らしてる

テント生活から一軒家購入して、博物館を建てたけど
商店の開店の目処がつかない
「てっこうせき」30個足らないんだけど
てっこうせきって、入手しづらくない?
永遠に商店開業できなさそうだわ
じゃ、また明日

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