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2020年07月14日

エブリデイ俺様54

エブリデイ俺様54

神社についた俺様は、町長に話を聞きに行くため一番大きなテントに向かった。

いち早く俺様に気付いた町長が足早にやってくる。

「ご子息どの。本日もご参加してくださり誠にありがとうございます。
ここまでいらっしゃるのに、さぞお疲れでございましょう。さあさあ、こちらへどうぞ」

町長は、白髪を深々と下げ感謝の意を唱えた。

「うむ」と返事をし、町長の後に続く。

テントを離れ社務所へと案内される。
一歩足を踏み入れると、檜のにおいが鼻孔をくすぐった。同時にひんやりとした空気が身に纏い、思わずくしゃみをした。

社務所内の奥の小部屋へ案内されると、辺りが薄闇に染まった。

「今灯りをつけます。お待ちください」

パチンという音と共に蛍光灯に明かりが灯る。

四畳半ほどの座敷に丸机が一つ。端に座布団が積み重なっている。

「さあさあ、こちらへお座り下さい」

町長が座布団を並べていく。

すぐさま竹田が座布団を二枚重ねて中央へ置いた。

俺様は竹田が置いた座布団の上に腰を下ろした。

両隣に竹田と吉村が座した。

「いやいや、毎回お手伝い頂きありがとうございます。
ご子息どのがボランティア活動に参加しているということで、町の者共もこぞって参加しております。
これも全てご子息どののお陰でございます。
ありがとうございます。
そもそも地区毎にーー」

町長は福笑いの面を顔面に貼りつけたような顔をしながら、毎回同じことを言う。

俺様は「うむ」と頷き、竹田の脇腹を小突いた。

「町長。俺達は今日何をすればいいですか?」

すかさず竹田が質問をした。
町長の話は長いからな。早い段階で遮らなければ永遠と長話に付き合わされる。

「おぉ、そうでした。本日の作業はーー」

その時、廊下を走ってくる軽やかな足音が聞こえた。

「おじいちゃぁん、どこー?」

透き通る美しい声が響き渡る。

「おぉここじゃここじゃ。
ご子息どの、すみません。孫娘が手伝いに来てくれてまして……。
恐らく学校でお会いしていることと存じますが、これが中々の器量よしでして」

たったったっ。と足音が近くなってくる。

「おじいちゃん、ここ?」

開け放たれた襖から、目鼻立ちの整っている百合の花を思わせる顔がにゅっと現れた。

その人は、俺様の想い人である和代ちゃんであった。

〜続く〜







昨日、息子が10ヶ月を迎えましたきらきら

最近つかまり立ちから、両手を離して数秒もちこたえる遊び?が好きでよくやっていたら

今日は30秒ほど手放しで立ってた。

こりゃすぐ歩いちゃうな〜

アパート狭いから一軒家に引っ越してから歩き回ってほしいな〜猫

と願うも、成長は個人の自由だからねぇ

止められないわ〜

頑張って大きくなーれーよー

おわり
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