2020年02月09日
マンガに編集って…必要ですか?
漫画家が主人公の話、
しかもこういうダイレクトなドキッとするタイトルの漫画は
やっぱり気になってしまうし、一度読んでみずにはいられない!
で、1、2巻を購入して読みました。
1巻を読んでみて、
「すごくおもしろい!!!」
とおもいました。
「編集者との打ち合わせ」というシチュエーションの
シュールなコントのように物語は進みます。
1話16ページというものいいし、
なんというか、間がめちゃくちゃいいです。
めっちゃ好きです。
主人公は45歳の中堅漫画家(ニット帽にヒゲっていう風貌もイイ)
「次一発当てないとヤバい」
というリアルな焦りが…
きょ、共感しまくり。
編集者は若くて可愛くて巨乳で空気の読めない
女の子。
「打ち合わせがつらい…」
「雑談が長すぎる…」という
主人公のジレンマも笑える。
とにかく、とにかく、
1巻はめちゃくちゃおもしろいのです!!!!
(以下、ネタバレ注意)
2巻はややシビアな内容になってきます。
編集者の内面に踏み込むような…
漫画家として、
私も、ヒット作も出ず「ヤバい」と
いつも考えている漫画家として…
ぐぐっと胸に入ってくる内容です。
しかし…
なにかと納得のいかないところも少し…
いえ、めっちゃある。
空気の読めない編集者は、
ずっと空気の読めない「イラッ」とさせる
人物であってほしかった。
でも、結果的には(漫画的に)
本当は、漫画家にとって、
漫画のことを一番愛して理解してくれている
マジな編集者であった…
ていうのには…ガッカリ…。
せっかく1巻の1話で
「わたしSだったんです」
って言ってニヤリとしているので
実は策士でありドSであり
主人公を振り回す「イタイ存在」であってほしかった。
「いい人」「いい話」になっちゃって
…ガッカリ…。
この編集者はドSであるのだから
主人公が「イラッ」としているのを
わかってやってたんじゃ…なかったのかよ!
もしかしたらこの「いい話」への流れは、
実際の編集者から促されたのでは?
と深読みしてしまった。
それに、編集者が大学行く前まで引きこもりで
漫画としか外の世界のつながりが
なかった…
というのも…
なんでしょう。
しっくりきません。
いや、いい話、なんだけど。
主人公が、そうであったとしたら納得がいく。
でも、編集者のこの子は、
高校生のときも大学生のときも
リア充で人生をエンジョイしていて
ファッション誌に配属されてイケイケで
でも、なんだかイケイケの毎日がなんかつまらなくて
そこではじめて出会ったのが「漫画」であった…
の方が自然ではないか?
とおもった。
最初から「漫画のこと何も知らない小娘が!」という
イライラポイントがあっておもしろかったというのに
実は、めっちゃ漫画マニアだった…って…
漫画のことを何も知らない小娘の編集者と
漫画の世界しか知らない中年漫画家とのタッグの話の
ほうがおもしろい…
とおもうのは私だけでしょうか。
と、人様の漫画を「私だったらこうする」と
想像しながら読んでしまうのは
職業病のゆえお許しください。
しかし、本当に感動したところ、
は、私も最近リアルに「もしかして」と
思い始めていたこととピッタリ一致していたことに
驚いた。
私も、ずうっと、
「編集者は何のためにいるのか」と
考えていた。
それは、仕事をもらうため。
原稿料をもらうための架け橋。
と、いう以外に。
「編集者と漫画家は二人三脚」
だと、ずうっと思っていたし
編集者は一番の読者だし、
客観的に見てくれる大事な存在。
ようするし
「面白い漫画を作るために欠かせない存在」
であると…
ずうっと信じてきた。
でも、どうやらそうではないらしい。
編集者は面白い漫画なんて作ろうと思っていない。
面白くなくてもいい。
売れればいい。
と、いうことがやっと理解できました。
だから私はいつもいつももがいていたんだ。
ようやく、謎が解けた。
「面白いものを描きたい」とおもう漫画家と
「面白くなくてもいいから売れるものを描かせたい」という編集者。
これは、敵か?味方か?
一見、同じ方向を見つめているようで、
実はぜんぜん違う。
ただ、私は、この漫画の中にも出てきたように
「編集者不要説」なるものが結構SNSなどでも話題になっているなんてことは
知らなかった。
編集者に傷つけられることがあったとしても
それは私が悪い(売れないから)のであって、
そんなこと、このブログで書くことだって
ためらった。
編集者の悪口言ってる暇があったら
おもしろい漫画を描きやがれ!
と自分に言い聞かせていたし。
で、
マンガに編集って必要ですか?
という問いですが。
必要…?かどうかは
わからない。
でも、
「漫画家といっしょに面白い漫画を作るのって最高にワクワクする!」
と言ってくれる編集者と出会えたら
間違いなく、幸せでしょうね。
しかもこういうダイレクトなドキッとするタイトルの漫画は
やっぱり気になってしまうし、一度読んでみずにはいられない!
で、1、2巻を購入して読みました。
1巻を読んでみて、
「すごくおもしろい!!!」
とおもいました。
「編集者との打ち合わせ」というシチュエーションの
シュールなコントのように物語は進みます。
1話16ページというものいいし、
なんというか、間がめちゃくちゃいいです。
めっちゃ好きです。
主人公は45歳の中堅漫画家(ニット帽にヒゲっていう風貌もイイ)
「次一発当てないとヤバい」
というリアルな焦りが…
きょ、共感しまくり。
編集者は若くて可愛くて巨乳で空気の読めない
女の子。
「打ち合わせがつらい…」
「雑談が長すぎる…」という
主人公のジレンマも笑える。
とにかく、とにかく、
1巻はめちゃくちゃおもしろいのです!!!!
(以下、ネタバレ注意)
2巻はややシビアな内容になってきます。
編集者の内面に踏み込むような…
漫画家として、
私も、ヒット作も出ず「ヤバい」と
いつも考えている漫画家として…
ぐぐっと胸に入ってくる内容です。
しかし…
なにかと納得のいかないところも少し…
いえ、めっちゃある。
空気の読めない編集者は、
ずっと空気の読めない「イラッ」とさせる
人物であってほしかった。
でも、結果的には(漫画的に)
本当は、漫画家にとって、
漫画のことを一番愛して理解してくれている
マジな編集者であった…
ていうのには…ガッカリ…。
せっかく1巻の1話で
「わたしSだったんです」
って言ってニヤリとしているので
実は策士でありドSであり
主人公を振り回す「イタイ存在」であってほしかった。
「いい人」「いい話」になっちゃって
…ガッカリ…。
この編集者はドSであるのだから
主人公が「イラッ」としているのを
わかってやってたんじゃ…なかったのかよ!
もしかしたらこの「いい話」への流れは、
実際の編集者から促されたのでは?
と深読みしてしまった。
それに、編集者が大学行く前まで引きこもりで
漫画としか外の世界のつながりが
なかった…
というのも…
なんでしょう。
しっくりきません。
いや、いい話、なんだけど。
主人公が、そうであったとしたら納得がいく。
でも、編集者のこの子は、
高校生のときも大学生のときも
リア充で人生をエンジョイしていて
ファッション誌に配属されてイケイケで
でも、なんだかイケイケの毎日がなんかつまらなくて
そこではじめて出会ったのが「漫画」であった…
の方が自然ではないか?
とおもった。
最初から「漫画のこと何も知らない小娘が!」という
イライラポイントがあっておもしろかったというのに
実は、めっちゃ漫画マニアだった…って…
漫画のことを何も知らない小娘の編集者と
漫画の世界しか知らない中年漫画家とのタッグの話の
ほうがおもしろい…
とおもうのは私だけでしょうか。
と、人様の漫画を「私だったらこうする」と
想像しながら読んでしまうのは
職業病のゆえお許しください。
しかし、本当に感動したところ、
は、私も最近リアルに「もしかして」と
思い始めていたこととピッタリ一致していたことに
驚いた。
私も、ずうっと、
「編集者は何のためにいるのか」と
考えていた。
それは、仕事をもらうため。
原稿料をもらうための架け橋。
と、いう以外に。
「編集者と漫画家は二人三脚」
だと、ずうっと思っていたし
編集者は一番の読者だし、
客観的に見てくれる大事な存在。
ようするし
「面白い漫画を作るために欠かせない存在」
であると…
ずうっと信じてきた。
でも、どうやらそうではないらしい。
編集者は面白い漫画なんて作ろうと思っていない。
面白くなくてもいい。
売れればいい。
と、いうことがやっと理解できました。
だから私はいつもいつももがいていたんだ。
ようやく、謎が解けた。
「面白いものを描きたい」とおもう漫画家と
「面白くなくてもいいから売れるものを描かせたい」という編集者。
これは、敵か?味方か?
一見、同じ方向を見つめているようで、
実はぜんぜん違う。
ただ、私は、この漫画の中にも出てきたように
「編集者不要説」なるものが結構SNSなどでも話題になっているなんてことは
知らなかった。
編集者に傷つけられることがあったとしても
それは私が悪い(売れないから)のであって、
そんなこと、このブログで書くことだって
ためらった。
編集者の悪口言ってる暇があったら
おもしろい漫画を描きやがれ!
と自分に言い聞かせていたし。
で、
マンガに編集って必要ですか?
という問いですが。
必要…?かどうかは
わからない。
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と言ってくれる編集者と出会えたら
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