2017年09月23日
【津軽弁講座その3】夕食時の会話
津軽弁講座その3
津軽弁講座その1はコチラ
津軽弁とは
・青森県津軽地方で話される日本語の方言
テレビ番組でもよく取り上げられますが、その難解さは医療の現場において支障をきたすレベル。
2017年7月28日には、弘前大学と東北電力が津軽弁を標準語に自動で要約するAIシステムを共同研究し、医療の現場で実用化を目指すと発表
英語と違って津軽弁を勉強するのは難しいし、病院に勤めている方にとっては頭が痛い問題でしょうから、頑張ってほしいです!
個人的には、
「標準語を津軽弁にAI変換出来ると面白そう!」と思ってしまいます(笑)
地方によって若干違う
・津軽弁/南部弁/下北弁が存在
例えば『〜だから』は津軽弁では「だはんで」、南部弁では「だすけ」、下北弁では「だすて」になります。
青森/弘前/八戸の違い
・歴史的背景
関所や奥羽山脈の影響もあり、交流する人や生活の違いから話す言葉にも違いが生まれたようです。
・3都市対立問題の現在
歴史的な経緯から取り上げられる事が多いですが、県民からすると今ではもう対立するような意識はありません。
・Jリーグを目指すサッカークラブも3つある
ラインメール青森 ブランデュー弘前FC ヴァンラーレ八戸FC の3チームがあり、これも3都市対立問題の影響に感じますが、対立しているわけではなく県内の主要都市ごとに別れているだけです。
夕食時の会話
「かー」「けー」「くー」は、青森県出身の人が津軽弁の例として教える時によく使う言葉なので、聞いたことがあるという人もいるかもしれません。普通はわかりませんよね(笑)
津軽弁 | |
---|---|
どうぞ | かー |
食べて | けぇ | ちょうだい | けー |
食べなよ | かなが |
食べる | くー |
食べない | かね |
食べさせてあげる | かへでける |
食べられない | かいね |
美味しい | めぇ |
美味しくない | めぐねぇ |
しなよ | さなが |
しない | さね |
何も | なも |
何故 | なへ |
応用編 例文10個
1. すんずごかー、納豆もけぇ
(筋子ほら、納豆も食べなさい)
2. まんまもけー
(ご飯もちょうだい)
3. 魚っこもかなが
(魚も食べなよ)
4. サバだばくーばって、サンマだばかねじゃ
(サバなら食べるけど、サンマなら食べない)
5.まんだそったらだごと喋る...かへでけるが?
(またそんな事言う...食べさせてあげようか?)
6. かいねーじゃ。わい、このすんずご、なんぼめぇば
(食べられないよ。うわ!この筋子、すごい美味しいな)
7.だばってみそ汁、しゃっけくてめぐね
(だけどみそ汁、冷たくて美味しくない)
8.レンジでチンさなが
(レンジでチンしなよ)
9.なも、チンさねくていだ
(別に、チンしなくていいんだ)
10. なへよ、あっためだ方がめぇべな
(なんでさ、温めた方が美味しいでしょ)
おまけ
・青森県終身で世界的に有名な著名人は太宰治
五所川原出身です。津軽に関する小説も出版しています。
「津軽」は太宰治の人間性を知ることが出来るので、ファンの方にはオススメです。
是非読んでみて下さい。
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