2017年11月14日
【津軽弁講座その8】動詞
津軽弁講座その8
津軽弁講座その1はコチラ
津軽弁とは
・青森県津軽地方で話される方言
「あべ。どさ。ゆさ。」と、短い言葉で会話が出来ます。ちなみにこれを訳すと「行こうっか。どこに?お風呂に」となります。
・イントネーション
東京にいると電車の中で訛り気味で会話している人がいますが、津軽弁の場合は本人達が標準語のつもりで喋っていても、イントネーションが独特なので結構注目されます(笑)
青森県津軽地方とは
弘前市を中心にした南部の「中弘南黒(ちゅうこうなんこく)地区」、五所川原市を中心とした北西部の「西北五(せいほくご)地区」、青森市を中心とした北東部の「東青(とうせい)地区」の3つの地区で構成される。
名詞の後に『っこ』を付ける
・水っこ、お茶っこ、飴っこ、はごっこ、犬っこ、葉っぱっこ
水、お茶、飴、箱、犬、葉っぱ のことですが、どれも「っこ」を付けただけ。
何でもかんでもってわけではありませんが、そんなのにまで付くの?ってのもあり、「っこ」は付けなくても伝わります(笑)
・こっこ
魚の卵のことですが、初めて聞いた方にとっては意味不明ですね(笑)
動詞
日常会話でよく出てくる言葉、「動詞」についての津軽弁を紹介します。
コレがわかればあなたも今日から津軽人です(笑)
津軽弁 | |
---|---|
ウロウロする | ばやめぐ |
ついていく | かだってぐ |
歩く | あさぐ |
盗む | ぎる |
教える | しかへる |
つまづく | のめくる |
叩く | ぶったぐ、ぶっただぐ、ぷたつける |
ぶつぶつ文句を言う | ぐだめぐ |
むせる | はばげる |
こぼす | まがす |
すねる | えへる |
任せる | まがへる |
体を動かす | からもぐ |
応用編 例文10個
1.さっき、タケシ家の前ばやめいでったはんで湯さ誘った
(さっき、タケシが家の前をウロウロしてたから、風呂に誘った)
2.わもかだってぐ!何で行ぐんず?
(俺も付いていく!何で行くの?)
3.すぐそごだんだはんで、あさいて行ぐに決まっちゅーべな
(すぐそこなんだから、歩いて行くに決まってるでしょ)
4.んだが。そういえば昨日、ドラッグストアで物ぎろうどしてら奴いだはんで店員さしかへでけだっきゃ、いきなり逃げでよ!だばってすぐそごでのめくってまって、ちけぐさいだ店のおやんずさ捕まって、わっつどぶっただがれでった…
(そうか。そういえば昨日、ドラッグストアで物盗もうとしてる奴がいたから店員に教えてあげたら、いきなり逃げ出してさ!だけどすぐそこで転びそうになってて、近くにいた店のおやじに捕まって、おもいっきり叩かれてた…)
5.だはんで昨日店のおやんず、ぐだめいでったんずな
(だから昨日店のおやじ、ぶつぶつ文句言ってたのか)
6.栗食ってだっきゃ、はばげそうになったじゃ
(栗食べてたら、喉詰まりそうになった)
7.床さ栗まがすなよ…ちょっと弟の様子見で来る
(床に栗こぼすなよ…ちょっと弟の様子見てくる)
8.弟がわも行きてーって、えへでらじゃ
(弟が俺も行きたいってすねてる)
9.別にいいべな。弟さまがへ
(別にいいでしょ。弟に任せな)
10.布団のながでからもいでったはんで、そのうぢ寝るど思って
(布団の中で意味もなく動いてたから、もうすぐ寝ると思って)
おまけ
・黒石の非公認ゆるキャラ『にゃんごスター』
青森県・黒石市出身の妖精ドラマーです。
・チャランポランタンと共演
スティックさばきがプロ級な『ゆるキャラ』として有名になりました。
へばだばだ〜
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