2016年01月14日
(小説)ルシーの明日・その17
ふと、私の視線は、棚の上に置いてあったルシーにと向いていた。ルシーは、最近、広く流通し始めていたAI搭載のロボット玩具の一つである。50センチほどの体高だが、ヒト型をしたボディの中には、最先端のロボット技術が詰まっていて、自分で歩く事も出来るし、簡単な会話の相手もしてくれる。少々値のはる品物ではあったが、新しい物好きだった私は、つい衝動買いしちゃったのだ。
買ったばかりの最初の頃は、面白くて、いろいろと遊んでみたものである。今では、すっかり、棚の飾り物の一つと化していたが、可愛いルックスのルシーは、無理に起動させなくても、こうしてフィギュアやヌイグルミ感覚で置いていても、けっこうオシャレなアイテムになるのだ。
しかし、思えば、このルシーだって、未来のシリコニーのプロトタイプみたいなものなのである。我々人類の敵の片割れなのだ。そんな事も知らずに、こんなものを買ってきて、楽しげに遊んでいたなんて、私はなんてバカだったのだろう。
その時だった。
「違うよ。君は完全に間違えているよ」
ルシーが、いきなり喋り始めたのだった。 (つづく)
【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り!
買ったばかりの最初の頃は、面白くて、いろいろと遊んでみたものである。今では、すっかり、棚の飾り物の一つと化していたが、可愛いルックスのルシーは、無理に起動させなくても、こうしてフィギュアやヌイグルミ感覚で置いていても、けっこうオシャレなアイテムになるのだ。
しかし、思えば、このルシーだって、未来のシリコニーのプロトタイプみたいなものなのである。我々人類の敵の片割れなのだ。そんな事も知らずに、こんなものを買ってきて、楽しげに遊んでいたなんて、私はなんてバカだったのだろう。
その時だった。
「違うよ。君は完全に間違えているよ」
ルシーが、いきなり喋り始めたのだった。 (つづく)
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