2020年08月28日
「怪奇大全科」
私が中学二年生の時(40年ほど前)、テレビで放送されたホラー映画「キャリー」(1976年)にえらい感銘を受けまして、この映画について解説された本がどうしても欲しいと思いました。
その結果、手に入れたのが秋田書店の大全科シリーズの一冊「怪奇大全科」(1979年)です。
当時の私は、この本を、わざわざ出版元(秋田書店)に直に注文して、取り寄せました。今ならamazonで簡単にできる商品の直接購入も、昔は、かなり購入の手続きが面倒くさく、実行するには、だいぶ決意が必要だったのです。
この本一冊だけを取り寄せたのでは勿体ないので、確か、少年チャンピオンコミックスの「やけっぱちのマリア」全2巻(手塚治虫)と、世界怪奇ミステリー全集の第6巻「S・Fスリラー」(中岡俊哉)も一緒に購入したはずだと思いました。
で、肝心の「怪奇大全科」なのですが、もちろん、「キャリー」も収録されてはいましたが、それ以外の部分でも、かなり気合の入った内容でした。
と言いますのも、日本未公開の怪奇映画もいっぱい掲載されていたのです。この大全科シリーズは、文庫サイズの児童向けの本であるのも関わらずです。つまり、ほんとにマニアックな内容だったのであります。
ホラー映画に詳しくなった、のちの私でさえ、なおも、よく正体の分からなかった作品も、いろいろと載っていました。例えば、フランケンシュタインの娘(1958年)だとか、フランケンシュタイン対狼男(1943年)など、佐藤有文の「世界妖怪図鑑」(1973年)でも紹介されているにも関わらず、日本では未公開だった作品群です。
当時の児童書のライターさんは、子供相手でも決して手を抜かず、洋書の資料もガンガン使ってましたので、このような通好みの本も、普通に、出来上がる事になったのでしょう。
1979年以前の新旧のホラー系映画が、ジャンルごとにまとめてドドーッと掲載されていますので、レトロな怪奇映画を愛好する方でしたら、今読んでも、楽しめるのではないかと思います。
「ドラキュラ血のしたたり」(1971年)を紹介したページでは、さりげなく、女吸血鬼の乳房が見えちゃっている写真も使われていました。児童向けの本なのに、女性のヌード写真とは、なんか照れくさいです。
当時、この本を読んだ男の子たちも、ひょっこり、このおっぱい丸見え写真に気が付いて、ひそかにドキドキしちゃったのでしょうか。
私自身も、こんな感じで、ホラー映画を見ていると、思いがけずに、エッチなヌードまで拝めたものだから、じょじょにホラー映画好きになっていったのかな、と言う気もするのでした。
「怪奇大全科」の姉妹本とも言える「ショック残酷大全科」(1982年)は、もっとトンデモナイ内容です。
もはや、ホラー映画目録ですらなくて、ドキュメント映画などの痛そうな名場面ばかりを並べた残酷シーン絵巻なのであります。とても子供向けの本とは思えません。幼い子が読んだら、トラウマになりそうな気もするのですが、よく企画が通って、発行にまで漕ぎ着けられたものです。
「怪奇大全科」の補強という意味もあったのか、後半の方のページは、1979年以後に公開された新作ホラー映画の紹介にも割かれています。
それで、私もこの本は購入していたのですが、こちらでも、「デビルスピーク」(1981年)のページでは、女性のヌード写真が使われていました。これが、「怪奇大全科」以上に、おっぱいがハッキリ見えた写真であり、恥ずかしくて、よけい私の記憶には深く残ったのでした。
その結果、手に入れたのが秋田書店の大全科シリーズの一冊「怪奇大全科」(1979年)です。
当時の私は、この本を、わざわざ出版元(秋田書店)に直に注文して、取り寄せました。今ならamazonで簡単にできる商品の直接購入も、昔は、かなり購入の手続きが面倒くさく、実行するには、だいぶ決意が必要だったのです。
この本一冊だけを取り寄せたのでは勿体ないので、確か、少年チャンピオンコミックスの「やけっぱちのマリア」全2巻(手塚治虫)と、世界怪奇ミステリー全集の第6巻「S・Fスリラー」(中岡俊哉)も一緒に購入したはずだと思いました。
で、肝心の「怪奇大全科」なのですが、もちろん、「キャリー」も収録されてはいましたが、それ以外の部分でも、かなり気合の入った内容でした。
と言いますのも、日本未公開の怪奇映画もいっぱい掲載されていたのです。この大全科シリーズは、文庫サイズの児童向けの本であるのも関わらずです。つまり、ほんとにマニアックな内容だったのであります。
ホラー映画に詳しくなった、のちの私でさえ、なおも、よく正体の分からなかった作品も、いろいろと載っていました。例えば、フランケンシュタインの娘(1958年)だとか、フランケンシュタイン対狼男(1943年)など、佐藤有文の「世界妖怪図鑑」(1973年)でも紹介されているにも関わらず、日本では未公開だった作品群です。
当時の児童書のライターさんは、子供相手でも決して手を抜かず、洋書の資料もガンガン使ってましたので、このような通好みの本も、普通に、出来上がる事になったのでしょう。
1979年以前の新旧のホラー系映画が、ジャンルごとにまとめてドドーッと掲載されていますので、レトロな怪奇映画を愛好する方でしたら、今読んでも、楽しめるのではないかと思います。
「ドラキュラ血のしたたり」(1971年)を紹介したページでは、さりげなく、女吸血鬼の乳房が見えちゃっている写真も使われていました。児童向けの本なのに、女性のヌード写真とは、なんか照れくさいです。
当時、この本を読んだ男の子たちも、ひょっこり、このおっぱい丸見え写真に気が付いて、ひそかにドキドキしちゃったのでしょうか。
私自身も、こんな感じで、ホラー映画を見ていると、思いがけずに、エッチなヌードまで拝めたものだから、じょじょにホラー映画好きになっていったのかな、と言う気もするのでした。
「怪奇大全科」の姉妹本とも言える「ショック残酷大全科」(1982年)は、もっとトンデモナイ内容です。
もはや、ホラー映画目録ですらなくて、ドキュメント映画などの痛そうな名場面ばかりを並べた残酷シーン絵巻なのであります。とても子供向けの本とは思えません。幼い子が読んだら、トラウマになりそうな気もするのですが、よく企画が通って、発行にまで漕ぎ着けられたものです。
「怪奇大全科」の補強という意味もあったのか、後半の方のページは、1979年以後に公開された新作ホラー映画の紹介にも割かれています。
それで、私もこの本は購入していたのですが、こちらでも、「デビルスピーク」(1981年)のページでは、女性のヌード写真が使われていました。これが、「怪奇大全科」以上に、おっぱいがハッキリ見えた写真であり、恥ずかしくて、よけい私の記憶には深く残ったのでした。
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