anuritoのあらすじ

　このたび、あらたに「ツギクル」でも作品を掲載する事にしましたし、最近公開したばかりの小説の発表場所をいろいろと振り分ける事にしました。

「狼ハンター」
基本的に「ツギクル」上をメインに公開。解説や今後のあらすじも「ツギクル」の方で紹介します。
ただし、「続・狼ハンター」につきましては、まだ非正式公開なので、「ルシーの明日とその他の物語」の方に有料収録させていただいております。

「新釈・漁師とおかみさん」
本ブログ上で分割連載中。
「ルシーの明日とその他の物語」内では、まだ有料作品指定。

「お化け坂を訪ねて」
「お化け坂」シリーズの総集編と言う事で、「ツギクル」と「ルシーの明日とその他の物語」の両方で公開中。
「ツギクル」と「ルシーの明日とその他の物語」では、「お化け坂」シリーズは発表順を変えてあり、それぞれ一方でしか読めない作品も混ざっています。

「ニジュウ面相の別荘」
「ルシーの明日とその他の物語」に収録。解説は、本ブログ上に掲載済み。

「泉より愛をこめて」
「ルシーの明日とその他の物語」に収録。
本当は「ツギクル」上でも公開したいのですが、エロチック表現があるため、「ツギクル」の規制に引っかかる恐れがあり、どうするか悩んでいます。

「ルシーの明日とその他の物語」

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

（本作は、グリムの童話「漁師とおかみさん」を現代風にアレンジしたものです）

　男は、妻の事でほとほと疲れ果てていた。妻が我がままで浪費家であった事は交際していた頃からうすうすと勘づいていた話なのだが、まさかここまでヒドかったとは思わなかったのである。
　小さな町の水産工場でせいぜい係長どまりだった彼の給料では、妻の底知れない贅沢や虚栄心を満たしてやる事はとうてい不可能だった。その理屈を説明してみても、妻は彼の稼ぎが悪いの一言で片付けてしまうのである。
　二人の間には子どもはいなかった。結婚して三ヶ月めにして、美しき奥方は夫との夜の営みを拒否してしまったのである。もともと、彼女には夫への愛は欠片ほどもなく、自分がおもしろ楽しく暮らす事しか頭になかったのだ。そんな訳で、夫婦間ではすでに数年以上もセックスレス生活が続いている。せめて子どもでもいれば、今の生活も変わるかもしれないと男は考えた事もあったが、むしろ子どもがいたら、ますます生活が苦しくなっていたかもしれない。
　とにかく、今日も妻にやかましく怒鳴り散らされた男は、彼女と一緒にいるのがいたたまれなくなり、深夜だと言うのに、つい家を飛び出してしまったのだった。少し近所でも散策して、妻が落ち着いてから、こっそり家に戻るしかない。
　それにしても、あの妻は本当にどうにかならないものなのだろうか。男は、離婚が頭によぎった事もあったのだが、裁判で妻に勝てる自信はなかった。多額な慰謝料を支払わされる事を想像したら、とてもじゃないが離婚にも踏み切れないのだった。
　やがて、男はいつもの散歩コースの一つである岸壁へとやって来た。
　そこで彼は出会ったのである。あの奇妙な物体と。
『お願いです。助けて下さい』と言う声が、男の耳に聞こえてきた。
　彼は立ち止まり、まわりをキョロキョロと見回した。しかし、今この場所は無人であり、彼以外の人間は見当たらなかった。
『ここです、ここです』と、また声が聞こえてきた。
　今度は、その声が足もとから聞こえていた事に気が付いた男は、下の方へと目を向けた。
　岸壁のコンクリートの地面の上に、打ち上げられた海草や貝などと混ざって、長さ30センチほどの奇怪な物体が横たわっていたのだった。　　　　　（つづく）

「ルシーの明日とその他の物語」

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　この小説は、もともとアットホームアワード向けに考えたネタだったのですが、「犯罪者のアジト」と言う題材は「アットホーム」じゃなかろうと判断しまして、ブックショートの方へ投稿いたしました。まぁ、結果は落選したので、どちらに応募しようと同じだったのかもしれませんが。

　お馴染みニジュウ面相シリーズの一本でして、過去作はアケチ探偵視線で描いた話ばかりでしたので、この作品はニジュウ面相側の目線で書かせていただいております。

　ニジュウ面相と大工の棟梁が、アジトに仕掛けるカラクリのアイディアをお互いに出し合うという内容なのですが、江戸川乱歩通でしたら、実は、ニジュウ面相が提案したアイディアはいずれも原作でも使われたものばかりだったと言う事に気付いていただけたら幸いであります。

「ルシーの明日とその他の物語」

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　アイドルグループ、欅坂46がコンサートで着ていた衣装がナチスの軍服風のデザインだったばかりに、今、大バッシングになっているそうだ。

　私の作品がブックショートでまるで相手にされなくなったのも、「ヒトラーの秘密」なんて小説を投稿したのが良くなかったのかもしれないな。作者としては、ナチス礼賛などではなく、一種の歴史ミステリーのつもりで書いた話だったのだが。

「ルシーの明日とその他の物語」

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　唐突ですが、このたび、小説投稿サイト「ツギクル」に参加させていただく事にしました。こちらのサイトには、ブックショートもサービス連携いたしております。

　なぜ、このような行動をとったかと言いますと、今回、満を持して投稿した「狼ハンター」他がブックショートで入選しなかったからであります。ブックショートの方では、すでに私は「裸の王様」や「蜘蛛の糸」などの作品を採用していただいておりますが、これらの話と比べて、「狼ハンター」の方が格段と出来が悪かったとは、作者の見解としては、とても思えません。

　そこで、一般読者に直接、これらを読み比べて、優劣を判断してもらいたいと考え、あえてブックショートも参加している「ツギクル」に過去の落選作を公開させていただく事にした次第です。

　と言う訳で、まずは「狼ハンター」を投稿させていただきましたが、今後も順次、落選した作品を追加していきたいと考えております。

「ツギクル」
「狼ハンター」

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　1年間、がむしゃらに小説を書き続けてきましたが、ここらでちょっと過去を振り返ってみたところ、やり残していた事があったのに気が付きました。

　それは、5年ほど前にコミPo!を使って描いたマンガ「ミーちゃん千一夜」の続きです。途中まで描いて、そのまま休載していたのですが、このマンガ、ほんとは先の展開もすでに練り上がっていたのですよね。コミPo!で完成品を描く気力こそありませんが、でも、全く公表せずに私の頭の中で消滅させてしまうのも勿体なく思えてきました。

　そんな訳で、今後は「ルシーの明日とその他の物語」の中で、「ミーちゃん千一夜」の残り部分や同作周辺の物語（「ヨミノで待ち合わせ」など）の内容も紹介させていただく事にします。

「ルシーの明日とその他の物語」

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　最近、妙に「ギニーピッグ」の事が頭に思い浮かびまして、ネットでちょっと調べてみたところ、予想外にあちこちで語りまくられていました。

　さらに調べてみますと、なんと近年、「ギニーピッグ」は海外でDVD化されており、アメリカではリメイクまで作られていたのでありました。

　某殺人事件のせいで、封印作品になっていた「ギニーピッグ」ですが、ついに解禁の時が訪れたのでしょうか。そう考えると、私もこの作品の事をあらためて語りたくなってきました。と言う事で、「ブラッド・ピーセス」に続くホラーエロ談義の第二弾といたしまして、今度は「ギニーピッグ」の考察を行ないたいと思います。

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　「タイムボカン24」が面白くて、久しぶりにアニメを続けて見ています。
　第4話は、恐竜の真歴史でしたが、恐竜と原始人が共存していたと言う設定は、真どころか、もろ昭和の特撮映画やマンガアニメの世界観でした。食用肉の表現も、完全に「ギャートルズ」だったし。

　ただ、ヘコキサスルスは、ギャグのつもりだったのかもしれませんが、実際にそんな恐竜はいた感じがします。現在だって、スカンクやイタチみたいな臭いで天敵を撃退する動物はいますので、似たような恐竜が存在した可能性は大なのです。恐竜の研究は日々進歩してますので、ヘコキサスルスが実証され、本当に真歴史になる将来も近いかもしれません。

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　子ども向けアニメのはずなのですが「タイムボカン24」が意外と面白いです。

　実際の史実（真歴史）を確認するため、タイムトラベルすると言う内容ですが、これって、よく考えると、それほど突拍子も無いネタでもありません。実際に、間違ったまま現代に普及している史実って、山ほどありますから。「服部半蔵は忍者である」なんて、その代表格ですよね。

　第3話で桃太郎ネタをやってましたが、昔話の内容が時代とともに作り直され、洗練されていったと言うのも、よく知られている事実です。昔話の原話が今のものと全然違っても、驚く事でも無いのであります。

　また、第2話では、ライト兄弟は飛行機を作らなかったと言う真歴史が判明していて、じゃあ誰が飛行機を発明したんだ？って事になりそうですが、実はライト兄弟の時代は発明家たちが競って飛行機作りに挑んでまして、仮にライト兄弟が飛行に失敗していても、誰かが必ず飛行に成功していたのであります。ライト兄弟はたまたまタイミングが良かったので、飛行機の発明者の栄冠を手に出来ただけなのでした。

　次回第4話は恐竜ネタをやるみたいですが、恐竜こそ現代進行形で真説が出まくっており、ある意味、まさに真歴史の宝庫と言えましょう。西岸良平はギャグのつもりで、ティラノサウルスにホトトギスの声で鳴かせていましたが、これすらも近年の恐竜研究では、あながち完全な間違いでもなかったみたいです。

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！

　昨日の「真田丸」、服部半蔵が再登場してくれたのがちょっと嬉しかったです。

　私が一番印象に残っている（物語上の）服部半蔵は白土三平のマンガ「サスケ」に出てきた服部半蔵で、このマンガでは最後に半蔵はサスケに殺されてしまい、ヲヲッと思ったものでした。しかし、史実でも二代め半蔵は失脚したあと、大坂の陣の最中に行方不明になっており、マンガの内容は必ずしも間違ってはいないのでした。

　「真田丸」でも、服部半蔵には徳川方の忍者リーダーとして、もっと活躍してほしい気がするのですが、昨日の登場でしっかりオチがついてますし、あれで「大坂の陣の最中に行方不明」と言う史実ともうまく一致しますので、もう無理なのかなあ。せめてナレ死で一言「その後の半蔵は行方不明」ぐらいはやってほしかったです。

【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り！