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2016年11月18日

AIによるコメントサービス

 私の参加している小説投稿サイト「ツギクル」で、今度からAIを使ったコメントサービスを始めるそうです。

 私の最近の作品は「ルシーの明日」を根幹にしたAIの出てくる物語やたらに多いのですが、そういう作品をAIにコメントしてもらった場合、どんな感想をもらえるのかな、と思ってしまいました。まさに、シリにゾルタクスゼイアンの事を聞くようなものなのかもしれませんネ。

「ルシーの明日とその他の物語」

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posted by anu at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年11月17日

北方領土監獄化計画

 トランプ次期大統領が、北方領土にカジノを作るなどと言う思い付きのような政策を発表したのを聞いて、昔、私も、北方領土を監獄島にすると言うアブナいネタを考えていたのを思い出しちゃいました。

 これは、「マルス惨劇行」向けに考えたエピソードの一部で、所有権で揉める北方領土を、いっそ全アジア共有の極悪犯罪者収容所にしてしまい、そこに送られた超A級罪人のマルスが、他の囚人や監獄管理者たち相手に、鷹匠政彦のマンガ「力王」の第一部みたいな攻防戦を展開すると言う内容でした。所有権で揉めただけで監獄にしてしまうのなら、昨今だと、アジア中の海に監獄島を作らなくちゃいけませんネ。

 「マルス惨劇行」は、「湾岸大戦争編」のシノプシスだけネット上で公開していますが、当時(1990年代)の世界情勢を片っ端からパロディにした、色々とヤバいネタ連続の長編作品でした。ネオ・ナチがヒトラーの遺産を探したり、ベルリンの壁のあとに独裁者一味が居城を建てたりとか。極め付きが、天皇家の婚姻ネタまで出てくる辺りで(以下、自主規制)

「ルシーの明日とその他の物語」

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posted by anu at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタ

2016年11月14日

「新釈・漁師とおかみさん」解説その2

 この小説の鍵キャラとなる「物体」ですが、私は最初、未来から来たルシーの一体にしようと思っていました。作中、とうとう正体に触れませんでしたが、確かにそう考えたら納得がいくでしょう?裏解釈として、そう捉えていただければ幸いであります。

 また、この小説では、お遊びとして、日本の特撮ネタをあちこちに紛れ込ませていただきました。
 陸に打ち上げられていた物体が死にかけていたと言うシーンも、実は「海底人8823」を意識したものだったりします。(原作の魔法のヒラメは、漁師の旦那に釣られたのを見逃してもらっています)また、太陽系のエンペラーとか銀河連邦の盟主なんて肩書きが出てきますが、これらも特撮ものに出てきた肩書きで、特撮通で気付いた人でしたらニンマリしていただけたのではないのでしょうか。

「ルシーの明日とその他の物語」

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posted by anu at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

ネット小説大賞

 「小説家になろう」「第五回ネット小説大賞」と言うのをやっておりましたので、落選した自信作を引っさげて、さっそく参加する事にいたしました。

 まず「ルシーの明日」「狼ハンター」は、今の私の顔となる作品なのでほぼ参加確定。それに加えて「新釈・漁師とおかみさん」「泉より愛をこめて」も投稿させていただきました。よって、「新釈・漁師とおかみさん」につきましては、本ブログでの掲載は中止といたしますので、続き(オチ部分)が気になる方は「小説家になろう」の方で読んで下さいませ。

 他にも「ルシーの明日」「ビデオの中の彼女」「見えない叫び」など、本ブログ上では連載が中断している作品がいろいろありますが、それらも順次、「小説家になろう」の方に転載してゆきますので、読破したかった方はそちらの方を注目していて下さい。

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posted by anu at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年11月12日

「小説家になろう」への参加宣言

 とーとつですが、小説投稿サイト「小説家になろう」にも参加する事にいたしました。同じような小説投稿サイト「ツギクル」に参加し始めたばかりなのに、なぜかと言いますと、実は「ツギクル」の方は、18禁のエロ小説が投稿できなかったからなのでありました。

 私としましては、蛙里いずみの新作「泉より愛をこめて」を何とか「ルシーの明日とその他の物語」以外の場所でも公開したかったのですが、その結果、18禁も載せれる「小説家になろう」に乗り込んだ次第です。さらなる野望としては、蛙里いずみ主演の長編エロ小説「いけない同級生(仮)」を本気で書き始めたいと考えていたところでしたので、今後の掲載場所としての布石なのでもあります。

 「ツギクル」の方をどうするかと言いますと、別に撤退する訳でもありません。「ツギクル」への参加は、もともとブックショートへの当てつけでしたので、やはり今後も落選作の住み分けに使っていきたいと考えております。

 とりあえず、「小説家になろう」の方へは、「ルシーの明日」「狼ハンター」そして「ビデオの中の彼女」などを投稿しておきました。今後も、動向を見て、他作品の発表場所とリンクさせながら、出品作を増やしてゆく予定です。

「小説家になろう」
「小説家になろう」X

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posted by anu at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年11月11日

小説「新釈・漁師とおかみさん」(その11)

「お、お前、それだけはいけないよ。神様にだけは、絶対になりたいなんて言ってはいけない」男は強く妻に言い聞かせた。
「どうして?これ以上、納得のいく結論はないわ。神様になれば、あとは私の自由じゃない。あなたもいちいちヒラメさんのところへお願いにいく必要も無くなるのよ。私自身が、自分の望みは全て自分で叶えるわ」
 妻の決心は変わりそうになかった。恐ろしい事になりそうな不安でいっぱいになりながら、男は岸壁へと向かったのだった。
『そろそろ来る頃だと思ってましたよ』
 男が岸壁に着くなり、すました感じで物体は海中から現れた。
『願い事の内容も分かっています。そして、これが私の叶えてあげる最後の願いです』
 話は思った以上にあっさりと進んでいった。
 いつものように男は目をつぶらされ、男が目を開いた時、最悪の状態に陥っていた海は、以前のような美しい青い海にと戻っていた。海だけではなく、辺りの様子も不思議と安穏としていた。
『私の命の恩人さん。おうちにお戻りください。全ては願いどおりになっていますよ』海面から顔を出した物体は、男の方を見ながら、飄々と言った。
「あ、あの、君」と、まごついていた男は、何とか、物体に声をかけた。「一つ、聞きたい事がある。もしかして君は私の妻なんじゃないのか?神様になった妻が、こうして過去に戻ってきて、私を通して妻の願いを叶えていたのではないのかい?」
『さあ、どうでしょうね?』答えた物体は、何となく笑っているようにも感じ取れた。物体は、そのままポチャンと海中へと沈んでいった。そして、それっきり姿を現わさなかった。
 男は、まるで何もかもがウソであったかのような合点のいかない気持ちで、自分の家の方角へと帰っていった。
 事実、全てが夢か幻であったかのごとく、何もかもが最初の状態に戻っていたのである。彼の豪邸や総統府があったはずの場所には、以前どおりのマンションが建っていた。当然ながら、今の彼はただの小さな水産工場の社員の一人に過ぎず、その住居もマンションの一角だけなのであろう。
 それでは妻はどうなってしまったのだろうか。
 男は、自分のマンションの部屋へと入ってみた。    (つづく)


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posted by anu at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年11月10日

小説「新釈・漁師とおかみさん」(その10)

 目をつぶらされた男が、その目を開いた時、薄汚れていた海は荒波を立て、きつい臭気すら漂っていた。妻みたいな人間が世界全土を掌握してしまったものだから、悪政によって、地球環境もとことん荒廃し、海もここまで破壊されてしまったのであろうか。
 すでに、妻が世界統一国家の女王なり皇帝なりになっていた事ははっきり分かっていたが、それでも男は妻の元に戻る事が憂鬱になっていた。あの底無しの欲を持った妻の事だ。世界の頂点に立った現状でも、きっとまだ満足していないに違いあるまい。今度は何になりたいと言い出すのだろうか。太陽系のエンペラーとか、銀河連邦の盟主だとか、とんでもない肩書きが出てくるのではなかろうか。
 男は暗い気持ちで、世界統一国家の専制君主の司令塔の中へと入っていった。その最上階で、妻は待っていた。
 彼と会った時の妻の態度は思った以上に穏やかだった。
「ねえ、あなた」
「お前、どうだい。今度こそ満足できただろう?もう地球上でおまえ以上に偉い人間は誰もいないんだ」
「そうよね」と、妻が相づちを打ってくれた。
 もしかすると今度こそ妻は身の程を分かってくれたのだろうか。しかし、男のささやかな安堵感は、妻の次の一言でもろく崩れ去ったのだった。
「私、分かったのよ。人間である限りは、どんなに偉くなったって、全てが思いどおりになる訳じゃないわ。今だって、太陽を動かしたり、消したりとかまでは出来ないもの。そう、神様よ!私、神様になればいいんだわ!」
 妻のその発言を聞いて、男は激しい衝撃を受けた。そして、なぜか「神様」の単語から、あの謎の物体の姿が思い浮かんだのであった。    (つづく)

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posted by anu at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年11月09日

トランプ大統領誕生

 私が現在、このブログに連載中の小説「新釈・漁師とおかみさん」は、政治家の素質も無い人間が独裁者になった結果、世界全体が悪政の渦に呑み込まれていくと言う荒唐無稽な内容だったのですが、政治経験のないトランプ氏がアメリカ大統領の座についてしまった為、この悪夢の物語が本当に現実のものになりそうになってきました。

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posted by anu at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタ

小説「新釈・漁師とおかみさん」(その9)

 妻の「独裁者になりたい」と言う、途方もない願いを持って、男はすぐさま岸壁へと出かける事になった。
 男の伝言を聞いた例の物体は、何の異論も唱えたりせず、あっさり妻の願いを聞き入れてくれたのだった。しかし、今度は、男が目をつぶらされた時間もさらに長くなったように感じられた。なおかつ、目を開けた時、海の水は信じられないほど、どす黒く汚れていた。これって、もしかすると、妻みたいな人間がこの国の支配者になってしまったばかりに、デタラメな政策の末に、海もこんなに汚染されてしまったと言う事なのだろうか。
 男がいつものように自宅へと戻ってみると、あの豪邸は全く別物の威厳ある総統府へと変わっていた。周囲を警備している使用人も、軍服姿の兵士ばかりだ。男が邸宅の中へ入っていこうとすると、彼に対してすら兵士たちは敬礼し、バンザイを唱える有様だった。
 間違いなく、今の妻は絶対的な独裁者だったのであろう。しかし、そんなものに彼女が本気でなりたかったのか、男には判断がつかなくなっていた。
 そして、総統室にて、かっこ良く軍服を着こなして、鎮座していた妻に会ってみると、やはり彼女は今の生活に満足はしていなかったのだった。
「ねえ、あなた、聞いてよ!あちこちの外国のお偉いさん方が私のこの国での政策にケチをつけるのよ!うるさいったら、ありゃしないわ!いっその事、戦争をおっ始めて、他の国を全部滅ぼしちゃおうかしら」
「お、お前。滅多な事は言うもんじゃないよ」
「でも、ここは私の国よ。それなのに、なぜヨソモノに口を挟まれなくちゃいけないの?おかしいわよ」
「それが国の責任ある指導者同士の駆け引きってものなんだよ」
「ああ!そうだわ。私、この国だけじゃなくて、地球そのものの支配者になればいいのよ。だったら、もう文句を言う部外者はいなくなるでしょ?」
 妻の野望は、とうとう行き着くとこまで行ってしまったようだった。
 男は、さすがにバカバカしく思えてきたのだが、それでも妻の要望を持って、岸壁にいる例の物体と会ってくるしか無かった。
 そして、今度もまた、物体は何の戸惑いすら見せずに、すぐに妻の願いを聞き届けてくれたのである。    (つづく)

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posted by anu at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年11月08日

小説「新釈・漁師とおかみさん」(その8)

 男はまた目をつぶらされた。さっきよりも、目を閉じている時間は長かった。
 物体のオーケーが出て、男が目を開いた時、先ほどまで穏やかだった海には強い風が吹いていたようにも感じられた。過去が作り直された事で、天候にも若干の変化があったのかもしれない。
 こうして、男は自分の豪邸へと帰っていった。目まぐるしい展開の連続で頭がこんがらがってきていたが、今の自分が巨万の富の持ち主になっていた事だけは何となく感じ取れていた。
 実際、そうなっていたのである。彼が戻ってきた豪邸はさらに成金趣味の装飾で派手に飾りたてられ、沢山の使用人も常駐していた。恐らく、これほど浪費しまくっていても、お金はまだ腐るほど残っているのだろう。これこそは、妻が一番望んでいた理想の生活のはずだ。今度こそ妻も満足したに違いあるまい。
 男はそう思ったのだが、しかし、その考えは当たらなかった。
「ヒドいわ。収入の半分以上が税金に取られちゃうのよ!これって、何とかならないの?」男に会うなり、妻はそうわめきたてたのだった。
「しかし、それだけ税金を取られても、まだまだ手元にお金は残っているのだろう?何も問題はないじゃないか」男は妻を納得させようとした。
「いやよ!これは私が儲けたお金よ。なぜ国になんか払わなくちゃいけないの?こんな政治、間違ってるわよ。いっそ、私がこの国の総理大臣になって、私の納得できる社会に作り直してやる」
「おい、お前。総理大臣だって、そこまで自由にはできないよ」
「だったら、もっと違う肩書きの指導者になるわ。そうだ、独裁者なんて、どうかしら?私、独裁者になって、この国を自分の好きなように動かしてやる!」
 妻の言ってる事は、もうメチャクチャな感じがしたが、ここまで来ると、夫の方も本当に妻を押さえ切れなくなってきたのだった。    (つづく)

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posted by anu at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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