腰痛を睡眠時から考える
柔らかい布団に包まれる寝る?気持ちがいいですね!
しかし、睡眠するための寝床の具合によっては、
腰痛を悪化させてしまう恐れがあるのです。
それでは、
どのような点で注意すれば、
腰痛に影響しない睡眠環境を整えられるのでしょうか。?
身体と頭を休ませる睡眠は、
人間にとって必要不可欠なものであるといえます。
しかし、
寝相や寝床に問題があると
腰痛を悪化させてしまう恐れがあるのもまた事実。
【 睡眠の効果】
睡眠は、
疲労回復や記憶の整理などを行うために必要な行動です。
身体の細胞の再生を促す
ホルモンの分泌や栄養供給が活発に行なわれ、
活動中に蓄積された
疲労や筋肉の損傷を癒す働きが発生します。
脳は睡眠中に活動中の記憶を纏める作業を行っています。
睡眠中に夢を見るのは、
この記憶の整理を行うことによる副産物なのです。
【 睡眠時の安静】
風邪などの病気のときは、
『寝て安静にしていればすぐに治る』とよく言われます。
実際に、睡眠時は寝返りを打つ程度しか身体を動かさないので
安静にしている時間を長く取ることが出来ます。
しかし、
眠くもないのに睡眠を取ると
時間の感覚や記憶に混乱が生じてしまうことも少なくありません。
安静にしなければならないのであれば、
昼間は起きていた方が良いといえます。
【睡眠が腰痛を悪化させる? 】
安静にしていられる時間を確保できる上に、
治癒が促進される睡眠は腰痛に人にとってはありがたいです。
しかし、
寝相や寝床などの睡眠に関わる要素の影響によっては、
睡眠で腰痛が悪化するということも充分にありうることなのです。
どのような寝相や寝床が腰痛を悪化させてしまうのでしょうか?
※ 寝相の問題 ※
睡眠中の寝相は、
腰に負担をかける要素になりうるものです。
仰向けで寝ている姿勢は
腰を敷布団に直接押し付ける姿勢でもあるので、
長時間にわたって腰に負担を蓄積させてしまう恐れがあります。
うつ伏せで寝る人も少なくないのですが、
息苦しくなって寝返りを打ってしまうこともあるので、
難しい問題であるといえます。
※ 寝床の問題 ※
寝床は快適な睡眠をする上で欠かせない環境であるといえます。
しかし、
腰痛を患っている時に最適な寝床は、
腰痛ではない時に最適な寝床と同じではないのです。
一般的には、
ふかふかで柔らかいマットレスが敷かれた寝床が最高であると
考えられていますが、腰痛の際には逆効果になることがあります。
柔らかいマットレスは腰が沈んでしまい、
睡眠中に背面にかかる負荷が腰に集中してしまうのです。
【腰に良い寝相と寝床 】
健康を維持するために必要な睡眠も、
場合によっては腰痛を悪化させてしまうことがあるのです。
では、どのようなことに注意すれば腰痛を悪化させない
快適な睡眠をとることが出来るのでしょうか。
※ 抱き枕を使う ※
腰痛に悩んでいる人にお勧めなのが、抱き枕です。
抱き枕を使うことで、
抱きつく姿勢の寝相を維持しながら寝ることが出来るため、
腰にかかる負担が小さくなります。
仰向けでなければ眠れないという人は、
膝の下に抱き枕を敷いた状態にすると
腰への負担を和らげることが出来ます。