2015年03月19日
イスラム原理主義 ジハードの認識について
まず、イスラム教についての簡単な説明から。イスラム教とは、中東アジアで起こったもので、ムハンマドという男性が神の啓示を受けて始まったものである。ムハンマドは単なる預言者であり、イエスキリストのような神の子とはされていない。
次に、原理主義(ファンダメンタリズム)だが、原理主義とは元来キリスト教だけにあり、聖書にあることをそのまま信じる特定の一派を指す。聖書の中でイエスが多くの奇跡を起こし、それは信仰心が強いからだと信じるものだ。よって、イスラム教においては、経典コーランの信仰に凝り固まった一派のことを指す。9.11で問題になったイスラム原理主義だが、狂信的グループであるという認識は誤解なのだ。
そして、問題のジハードについて。コーランには、「アッラーと使徒を信じ、あなた方の財産と生命をもってアッラーの道に「ジハード」することである」と書かれている。
このジハード、実は語源は「努力する」という意味である。つまり、ジハード本来の意味としては、苦労に耐えて努力するということ、自己の欲望を抑える克己と自分自身を護るための奮闘 であるといえる。戦うといった概念は含まれていないのだ。
イスラム諸国を支えている法律、イスラム法におけるジハードの定義は「人間の基本である生命、肉体、理性、財産、信仰などが脅かされた時、果然に抵抗すること」である。イスラム教では、人間の尊厳が脅かされた時に身を守る名目で行うことがジハードなのだ。
約900年前、イスラムは、聖地を奪還しようとする十字軍に襲われた。そして、十字軍によって女や子どもも殺されたのだ。もともと聖地がイスラムにあったものならば、イスラムが大切な土地を取り返そうとするのは、つまりジハードするのは至極当然のこととは思えないだろうか。
9.11の自爆テロでそのときに奪われた命を取り返したのだとしたら?
そして、アメリカは確かな根拠もなくイスラム諸国を攻撃した。
そして、今イスラム国が全世界にジハードを展開している…
しかし、もともとイスラム教には9.11のような自爆テロは存在しなかった。自殺はイスラム教において、罪深いものであり、テロも相手の生命を奪うものとして禁止されていた。そんなイスラム教に自爆テロを教えたのは、なんと日本だったのだ。
1972年のテルアビブ空港乱射事件である。パレスチナ過激派が逮捕された仲間を取り戻すため、日本の日本赤軍に協力を要請した。日本赤軍は、それに答え、日本赤軍の日本人3人が旅客ターミナル内の乗降客や空港内の警備隊に向けて無差別に銃を乱射し、旅客機に向けて手榴弾を投げつけた。これにより、乗降客を中心に26人が殺害された。実施した日本人2人は射殺され、もう一人は手榴弾で自殺した。彼らは、中東の過激派の間で英雄化されたという。9.11のモデルは日本人にあるかもしれないのだ。
かといって、最近のイスラム国の言動は許されるものではない。人質を非人道的な方法で殺戮するばかりでなく、メソポタミア時代からの世界的にも貴重な像まで破壊している。
人を殺すくらいなら、物を破壊するくらいなら、神などいない方がマシだと思うのはいけないことだろうか。
次に、原理主義(ファンダメンタリズム)だが、原理主義とは元来キリスト教だけにあり、聖書にあることをそのまま信じる特定の一派を指す。聖書の中でイエスが多くの奇跡を起こし、それは信仰心が強いからだと信じるものだ。よって、イスラム教においては、経典コーランの信仰に凝り固まった一派のことを指す。9.11で問題になったイスラム原理主義だが、狂信的グループであるという認識は誤解なのだ。
そして、問題のジハードについて。コーランには、「アッラーと使徒を信じ、あなた方の財産と生命をもってアッラーの道に「ジハード」することである」と書かれている。
このジハード、実は語源は「努力する」という意味である。つまり、ジハード本来の意味としては、苦労に耐えて努力するということ、自己の欲望を抑える克己と自分自身を護るための奮闘 であるといえる。戦うといった概念は含まれていないのだ。
イスラム諸国を支えている法律、イスラム法におけるジハードの定義は「人間の基本である生命、肉体、理性、財産、信仰などが脅かされた時、果然に抵抗すること」である。イスラム教では、人間の尊厳が脅かされた時に身を守る名目で行うことがジハードなのだ。
約900年前、イスラムは、聖地を奪還しようとする十字軍に襲われた。そして、十字軍によって女や子どもも殺されたのだ。もともと聖地がイスラムにあったものならば、イスラムが大切な土地を取り返そうとするのは、つまりジハードするのは至極当然のこととは思えないだろうか。
9.11の自爆テロでそのときに奪われた命を取り返したのだとしたら?
そして、アメリカは確かな根拠もなくイスラム諸国を攻撃した。
そして、今イスラム国が全世界にジハードを展開している…
しかし、もともとイスラム教には9.11のような自爆テロは存在しなかった。自殺はイスラム教において、罪深いものであり、テロも相手の生命を奪うものとして禁止されていた。そんなイスラム教に自爆テロを教えたのは、なんと日本だったのだ。
1972年のテルアビブ空港乱射事件である。パレスチナ過激派が逮捕された仲間を取り戻すため、日本の日本赤軍に協力を要請した。日本赤軍は、それに答え、日本赤軍の日本人3人が旅客ターミナル内の乗降客や空港内の警備隊に向けて無差別に銃を乱射し、旅客機に向けて手榴弾を投げつけた。これにより、乗降客を中心に26人が殺害された。実施した日本人2人は射殺され、もう一人は手榴弾で自殺した。彼らは、中東の過激派の間で英雄化されたという。9.11のモデルは日本人にあるかもしれないのだ。
かといって、最近のイスラム国の言動は許されるものではない。人質を非人道的な方法で殺戮するばかりでなく、メソポタミア時代からの世界的にも貴重な像まで破壊している。
人を殺すくらいなら、物を破壊するくらいなら、神などいない方がマシだと思うのはいけないことだろうか。
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