2009年06月12日
リン(P)
リンの85%はカルシウムとマグネシウムと結合し、骨や歯を形成しています。 残りの15%はタンパク質や脂質、糖質などと結合し、細胞膜のリン脂質として、DNAやRNAなどの核酸の構成成分として、あらゆる細胞に存在しています
リンを摂りすぎ血中濃度が増すとバランスを保とうとカルシウムと一緒に尿として排泄され骨がスカスカになる骨粗鬆症の原因となります。また、腎臓機能の低下をもたらすことも分かっています。
まず、不足することは今の食事情では考えられません。むしろ摂りすぎによる骨粗鬆症の問題がクローズアップされているくらいです。 特に化粧野菜に使われる漂白剤として『重合リン酸塩』という液体に野菜を漬けて泥落しをしますのでリン漬け野菜の危険性が問題となっています。その他あらゆる食材にPh調整剤や添加物として使われていますので気をつけましょう。
成人男性 1,050mg
成人女性 900mg
上限 3,500mg
リンはカルシウムとの相性を考える必要があります。理想はカルシウム1に対しリン1(1:1が理想)ですが、食品添加物など知らない間に体に取り入れていますので実際にはCa1:100P(リン)が現状という報告もあります。なので、リンは摂りすぎに注意することのほうが重要です。