2009年06月09日
鉄(Fe)
食べ物から摂った鉄分は70%が赤血球のヘモグロビンや筋肉組織のミオグロビンというタンパク質の構成成分として使われます。これらの鉄分は機能鉄と呼ばれ栄養と酸素の運搬など非常に大事な役割をしています。
残りの30%は貯蔵鉄と言い肝臓や骨髄などにストックされています。これらは機能鉄が不足した時に利用されます。
普段の食事で過剰摂取が起こることはまずありえませんが、サプリメントで過剰に摂り過ぎてしまうと鉄沈着を起こし中毒症状を引き起こす可能性があります。
鉄欠乏性貧血を起こします。貧血といっても必ずめまいがする訳ではありません。主にめまいを起こす貧血が『脳貧血』で、めまいを伴わない貧血を『全身貧血』と言います。怖いのは後者で冷え性と勘違いしやすい症状ですので知らない間に全身栄養と酸素不足になる場合があります。
成人男性 7.5mg
成人女性 10.5mg
上限 40〜55mg
動物性食品とビタミンCが鉄分吸収率アップのポイント!
鉄分には『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』があり、ヘム鉄のほうが身体により吸収されやすいです。ヘム鉄はレバー、赤身肉、カツオなど動物性食品に多く、非ヘム鉄は植物性食品に多く含まれています。鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収がよくなります。