2009年06月08日
安心な不眠症、危険な不眠症
危険な不眠症のケース
不眠症という症状は何が原因で起こるかは正直特定しづらいです。しかし子供の頃はみんな深く眠れたはずです。それを眠れないのは年のせいにするということは危険なことです。年のせいでは無くそこには間違いなく何らかしらの異常があります。今回はある大きな病が潜むケースの不眠症です。まず理解しなければいけないことが、不眠症は『心』すなわち脳の何らかの障害で起こるということです。
安心な不眠症
悩みや不安が原因と分かっていれば、まずそれらを解決さえすれば治ります。暑い、寒い、うるさいなど環境が原因なら取り除けば解決します。 頭痛、歯痛、腰痛など痛みが原因とはっきりしている時はは解決しやすいです。もう一つ自律神経失調症の場合もあります。この場合は治療に時間がかかりますが深刻な状態ではありません。 ずいぶん他人事のように簡単に言ってくれるじゃないかと言われそうですが、確かに眠れない人にとっては非常に辛い症状であることには違いないのですが、今回に限っては原因がはっきりしているのは、まだラッキーだと思って頂きたいのです。
危険な不眠症
たかが不眠症と思っている人にも聞いてほしいのですが、不眠症と同時に軽い『うつ病』が始まっている方は命を落としかねない重い病気にかかっている可能性が疑われます。更に、生あくび、いびき、頭痛が伴っている場合大至急、MRIを受けて頂きたいくらいです。いまの説明でもう気付いた人は一般以上の知識をおもちの方かも知れません。実はこのような不眠症の場合かなりの確率で微小脳梗塞か多発性脳梗塞か最悪の場合は大梗塞を起こしているかもしれません。脳梗塞については後で伝えなければならないことが山ほどあるので割愛しますが、このうつを伴う不眠症は非常に危険な状態と疑ったほうが命拾いができるかもしれません。
前頭連合野
人間の脳の部位に『前頭連合野』(おでこに最も近い脳部位)という所は知性、感情、意欲など人間らしさ、精神状態を支配する脳ですが脳梗塞によってこの部位が一ヶ所でも詰まってしまうと思考や感情をコントロールする情報伝達物質の流れが塞がれてしまい無気力感や不眠症などの自覚症状が現われてきます。ここで大半の人は通常のうつ病と勘違いしてしまい脳梗塞を進行させてしまいます。そして月日が流れある日突然激しい頭痛にうならされた時には大梗塞が起こってしまった後になります。高確率で死か障害が確定してしまう瞬間です。
身体の危険信号に気づいてあげよう
なのでたかが不眠症なんて軽い気持ちは命取りになるということが理解できます。繰り返しになるのですが不眠症は脳が『早く気付いてくれ〜今ならまだ間に合うぞ〜』という神の声と前向きに捉えて頂きたいのです。この記事がきっかけでもし大病が大事に至る前に見つかり一人の命が救えるのなら本当に良かったと思えます。大きな病気にならない秘訣は小さな症状と真剣に戦うことです!注意一秒怪我一生今なら間に合います!でも先に伸ばしたら致命傷です。 おや、最近眠れないことが増えたな?どうも疲れが抜けないな?最近仕事が億劫だなあと感じたその時から治療を始めることが大事です。この章では食べ物の話、栄養素の話、食毒の話では伝えることのできない現実的な問題、深刻な問題、なった本人にしか分からない苦しみに対する精神的な回避法、危険察知法という早期発見の重要性を伝えられればという気持ちで書いています。火も軽いうちに見つければ命は助かりますが、火が重なり炎になった時は死亡率がぐんと高まり更に、火が重なり火災になった時は9分9厘助からないのと同じで病気も小病と中病と大病に分かれます。今回に当てはめれば大病が脳梗塞、中病がうつ病、小病が不眠症です。病気が重なる前に体力気力がある時が一番病魔をやっつけられるタイミングです。つまり元気なうちにしか予防はできないということですね。 参考になった方はぽちっと応援宜しくお願いします!