2009年05月29日
向かうところ敵無し!?本当に凄い!誰もが認める黒豆の食効
漢方薬
梅干し同様もともとは漢方薬として使われていた食材です。その万能薬的な力を持つ黒豆の主成分が色素です。
研究開発
色素というとピンとこないと思いますが第七番目の栄養素として研究が盛んに行われています。身近なもので言うとサントリーが精力を注いで研究しているゴマの主成分である『セサミン』も色素の一種です。カゴメが発売した紫野菜生活というドリンクも色素に着目して開発されました。
クイズ
まだまだたくさん存在する色素ですが、ここでクイズ。みなさんならどちらを意識して食べますか?
ピーマンとパプリカ、
赤ワインと白ワイン、
大豆と黒豆、
白米と赤飯、
黒胡麻と金胡麻、
黒酢と米酢
答え
色素で健康作りするならば色の濃いほうを選ぶと良いです。パプリカ、赤ワイン、黒豆、赤飯、黒胡麻、黒酢が正解です。
黒五類
中でも黒に近いものほど紫外線に強い植物なので、抗酸化力が強く体に良いです。黒豆、黒胡麻、黒米、黒松の実、黒花梨は漢方薬でも最高級の食材とされ名前を『黒五類』と言います。
ポリフェノール
黒豆の黒い成分は『ポリフェノール』が正体ですが、ポリフェノールと言えばブルーベリーを思い浮かべる方もいると思います。でもポリフェノールって黒色じゃなくって紫色では?と疑問がでます。確かに紫色なのですが、黒豆の黒い色素は紫色を何十倍にも濃くして作られた色なのでポリフェノール含有量が非常に高い事が分かります。
黒い臓器
さて、またまた色に関するクイズですが、人体の臓器の中で黒い臓器といわれているのはどこでしょう? 正解は『腎臓』です。空気に触れるとすぐに真っ黒に変色する事から黒い臓器と言われるそうです。実は漢方薬の考えでは黒い臓器には黒い食べ物がいいという考えがあり、また腎臓の形にも似ていてることもあって腎臓の漢方薬として黒豆が重宝されています。中国の古い薬学書『神農本草経』には生殖器を司り、腎を補う薬として黒豆が記載されているのも事実です。
畑のお肉
西洋医学の分野でも黒豆はスーパー栄養食として評価されています。 栄養学でいえば有効成分アントシアニンをはじめイソフラボン、大豆ペプチドたんぱく、大豆サポニン、大豆オリゴ、レシチンなど栄養バランスも非常に評価が高く、畑のお肉と言われるほどのアミノ酸が豊富です。主な予防 主にダイエット、美容、腎臓病、動脈硬化、癌、骨粗鬆症、更年期障害、視力、コレステロールが気になる方には最高です。
欠点
しかし、黒豆で欠点なのがスーパーに置いてあるもので防腐剤としてソルビトール、ソルビン酸ナトリウムなど添加物や黒砂糖ではなく、白砂糖をたくさん使っているもの、中国産のポストハーベスト問題という問題が必ず避けて通れません。選ぶ基準 完全無添加、国産、黒砂糖使用などを踏まえれば安全な黒豆と言えます。
next⇒『安全な黒煮豆』