2009年08月24日
うつ病は脳の病気?性格も感情も脳が支配する。
■うつ病は脳の病気
前回はうつ病の現状と症状などについて簡単にご紹介しました。
私もうつ病というとイメージは『ストレスからくる』とか『性格からくる』と思っていましたが、もちろんそういったものも関係していますが、この特集ではうつ病は『脳の栄養の偏りからくる機能障害』にスポットをあてて説明します。
■同じストレスでも受け取り方は千差万別
私達が頭の中に浮かべる感情、嬉しい、悲しい、怒り、楽しいなど喜怒哀楽は紛れもなく脳で感じます。しかし、同じ状況に置かれても人が感じる感情はそれぞれ違って当たり前です。例えば、『仕事が辛い』を例にとると様々な受け取り方があります。
a:辛いけど楽しい人
b:辛いけど我慢で乗り越えられる人
c:辛いのが肉体的疲労を溜めて体を壊す人
d:辛いのが精神的にストレスとして溜まりうつ病になる人
abの人は前向きな脳の発想
cdの人は結果的に前向きになれなかった為体を壊してしまった
このように同じストレスでも跳ね返す人と溜めてしまう人という違ったパターンが存在します。
もちろん考え方、性格、能力など様々違いがありますがその考え方や性格を支配しているのは100%脳といっても過言ではないです。
■性格の主導権を握る2つのホルモン
そして、脳の機能には前向きに考えなさい!とか落ち込みなさい!などの命令を出すという働きがあります。いわばその人の考え方や性格やストレスへの抵抗を決めてしまう主導権を脳が握っているという事です。
私も専門医ではありませんので偉そうなことはもちろん言えませんし、間違った発言もあるかもしれません。また、詳しく説明する知識などありませんが、脳が性格を支配するというのは詩吟風に『あると思います!』
その性格を左右する脳内物質がホルモンや神経伝達物質といった物質だそうで大きく分けると、攻撃性を高めるものと、抑制を強化するものをあります。
●攻撃型ホルモン
攻撃性を高めるホルモンが脳から分泌されると
いい意味では
◎やる気が増す
◎前向きでどんどん前進する
◎緊張感と爽快感が増す
など充実した精神状態になりますが、これが過剰になり過ぎると・・・
◎イライラしやすい
◎普通なら何事も起こらないのに攻撃性が増し暴力沙汰に発展してしまう
◎強い不安や、恐怖を必要以上に感じてしまう
◎気分が高揚しハイテンションになる
◎興奮しすぎて眠れない
など常に戦闘態勢状態になってしまい体にマイナスになります。
●抑制型ホルモン
それを抑制するホルモンがあり、正常に分泌されれば
◎興奮状態を抑えられる
◎落ち着きが発揮できる
◎穏やかで心地よく充実した精神状態が保てる
などですが、これもまた過剰に分泌されると・・・
◎落ち込みが激しくなる
◎体がだるくやる気が起こらなくなる
◎心をふさいでしまう
◎悲しくなる
などマイナスの状態になります。
これらを調整するのも脳でありホルモンが大きく関与するのも事実です。
この仕組を理解すれば、性格や感情は自然に形成されるのではなく必然的に形成されるということに気付きます。食べ物が変わると性格が変わる人もいます。
■ブログテーマ『病は食から』の主旨は何を食べ、何を飲んだか?
私が衝撃を受けた言葉に
人間の身体は食べ物と飲み物以外では作れない・・・
当たり前のことなんですが、病気に悩む人は何で私は病気をしたんだろうと悩みます。つまり、分かっているようで分かっていないということを裏付ける格言だと感じました。病気になるならないは非常にシンプルだと思います。
1.今までに何を食べたのか?
2.今までに何を飲んだのか?
この2つがポイントで
どんな温泉に入ったのか?
何百ボルトの電気を浴びたのか?
どんな健康寝具で寝ていたのか?
どんな運動をしたのか?
というのは2番手に考える事かもしれません。
次回は具体的な脳に必要な栄養素の紹介です。
特に『酵素』と『アミノ酸』と『ビタミンB群』は最重要と言われていますので参考になるよう私もしっかりまとめたいと思います。