2009年08月24日
うつ病の95%は脳の栄養不足が原因
■うつ病はストレスだけが原因じゃない!
今回の話は『うつ病』です。
関係ないという方、気にはなるという方、直面しているという方様々だと思いますが知っておいて損はないかもしれません。
そもそもうつ病の原因は何かと言われたら私も含めて、ストレスと答える人は多いかと思います。
間違いではないですしストレスは非常にうつと関係が深いと思います。
しかし、今回はストレスからくるうつの話ではなく、栄養学的な見解からのうつに関する話です。
■うつ病の現状
現在日本ではうつ病、躁うつ病の患者数は100万人を超えていると聞きます。100万人といってもこれは病院に通院、治療で診療した患者数ですので人知れずうつで悩んでいる人も含めるともっともっと存在します。
男女とも30代、40代、50代に多く最近では60代以上の方にもうつ病患者が増えています。
■うつ病の症状
うつ病の典型的な症状としては次のような症状が典型です。
◎不眠症
◎朝早く目覚める
◎悪夢をよく見る
◎寝言が頻繁にある
◎憂鬱な気分が多い
◎ひどく落ち込む
◎普通なら喜ぶ状況なのに感情が出ない
◎自分は価値のない人間だと思い始める
◎自分は足手まといと思われている
◎不安感と焦りがつのる
◎体が動かず億劫になりやる気が伏せる
◎趣味が無くなる
◎食欲、性欲、物欲が低くなる
◎疲労
◎頭痛
◎倦怠感
◎めまい
◎吐き気
◎便秘、下痢
などが典型的なうつ病の症状です。
もし一つでも気になるようでしたら早期の予防と改善を今まだ充分元気なうちから心がけると重症にはなり難いです。
■もう一つのうつの原因
では何故うつになってしまうのかストレス以外の原因として研究が進んでいるのが、ストレスを受ける『脳』自体が上手く神経伝達がいかなくなったり、ホルモンの分泌が上手くいかないためうつになるという考えです。
簡単に言うと、脳のホルモン分泌、神経伝達がスムーズにできていた頃は例えば『嬉しい』という感情がスムーズに全身に伝わり細胞に好影響を与えた。
『悲しい、ムカつく』といった感情がうまくシャットアウトでき悩まずに済んだのかもしれないのです。
ところが、脳自体に少しずつ異常が出てくると先ほどのように好都合なコントロールができにくくなり脳が緊張状態になり、全身に影響が出てきやすくなるのではないかと考えられています。
つまり、私たち人間の感情や、心、考え方全てを支配しているのが『脳』であることはまず間違いないことですから、その脳を正常に機能してあげれば正常なホルモンが分泌され神経伝達がスムーズになり全身が健康になるという考えです。
ストレスに打ち勝ち、前向きなホルモンを分泌し神経を正常にコントロールするには脳の正常化が必要です。その為には、最低限脳に必要な栄養素を考えて摂取することが脳栄養学からみて大事なことと思われます。
次回はその脳に必要な栄養素を中心に紹介しますのでご期待下さい。