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2016年05月25日

投資信託アゲイン




このテーマについて今までも何回か書いて来ましたが、時間の経過と共に
対応銘柄も少しづつ良いものが増えて来ましたので、再考してみたいと思
います。

まずは投信の売買手法についてですが、これは当然投資する人の環境によ
って、変化するものと思います。環境というのは投資家の資金力、投資期
間、投資時期、期待リターン等々です。一般的には個人投資家の場合は、
定額の積立が一番かと思います。何故かと言えば一旦月々の購入額を決め
てしまえば、後はお任せで比較的手間が掛からない事と、ドルコストの恩
恵を受け易い等の理由からです。

次は、年間何回かある暴落時にまとめて買う方法もあります。この場合で
も一括では買わず、必ず分割して買う事が必要です。どこが天井で、どこ
が底かは過ぎてみないと判らない以上、一括で買う事は大変危険です。但
し積立と雖も、スタートの時期によっては苦労するパターンもありますが、
10-20年というスパンで見れば、まずは安全な手法ではないでしょうか。

無題.jpg

投資期間について、私は基本的に投信の場合は長期の投資期間が前提です。
最低でも10年以上、忘れてしまうくらいでも良いと思います。5年以内の
短期であれば、株式その他で回転させたほうが良いかも知れません。です
からNISAを使う場合でも、今のところ5年でロールオーバーしなくてはい
けませんので、無税というのは魅力ですが、長期投資の醍醐味でもある
複利効果を考えますと、いろいろ検討する余地ありと思います。

さて次は投信の銘柄(商品)についてですが、私は積立でやっていますので、
ノーロードである事、インデックス商品、信託報酬を含む実質コストの安い
銘柄を選んでいます。勿論これだけで全てを決定する訳ではありませんが、
長期投資に於いてはコストは大変重要な要素です。又、銘柄はどんどん条件
の良い物が次々に登場しますし、従来の商品でも競合上コストを下げて来ま
すので、私の場合は乗り換えでなく、今までの物はそのままに新規に条件の
良い商品を加えて行きます。

最近の評判の良い商品としては、ニッセイインデックスシリーズやたわら
ノーロードシリーズ等でしょうか。これらはシリーズ内でポートフォリオが
組めるくらいの、多くの銘柄が出ています。私の場合はいろいろ試した経験
から、国内株式、先進国株式、国内リート、先進国リート、バランス型の5
種類で、債券やコモディティーは入れておりません。それと今までインデ
クス投信の話ばかりして来ましたが、アクティブ投信の中にもひふみ投信や
さわかみ投信のようなまじめな商品もありますので、いろいろさがしてみる
のも、面白いかと思います。

いずれにしても投信の場合は、じっくりと落ち着いて時間を味方にやる事が、
大変重要かと思います。
それでは又。

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posted by norch at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 基礎知識

2015年05月13日

がつがつ稼がなくても



今回は以前にも書きましたが、投資信託について再度触れてみたい
と思います。私が投資信託を始めたのは6年前の60歳の時からで、
何故始めたかと言えば、企業年金が半減する75歳以降の生活の
補填金を確保する為です。私は基本的に投資信託は10年以上の
自分の生活設計を見つめながらするものと思っておりますので、目先
の損益に一喜一憂せず、じっくりと時間を掛けて実りを得るという
考えです。

まず最初のポイントは一括か積立かという事でした。当時は多少の
蓄えもあり又退職金も出ましたので、一括でも買えたのですが、敢えて
私は積立を選びました。方法的には大体10−15年で目標の金額が
買えるように、月々の積立額を設定しました。なぜ積立にしたのかは、
もう皆さんご存知のように、その時点でどこが天井か底か判らなかった
からです。分割ならドルコスト平均で買いの平均値が有利になるという
事です。事実そのとうりになりました。

2015050917541952a.png

次にはインデックスかアクティブかという事ですが、これはより平均的な
利益が安い手数料で確保できると言う点で、インデックスに決定。更に
銘柄の条件として積立で毎月買っていくわけですから、これも当然
ノーロードの商品を選びました。

次には商品のポートフォリオです。一般的には国内株式、国内債券、
海外株式、海外債券を25%づつというのが定番で、それ以外にも
新興国株式&債券、海外&国内REIT、そして金等のコモディティ等
いろいろやってみましたが、私の感覚では国内株式、先進国株式、
海外REIT、国内REIT、バランスファンドの5種類で十分と感じました。
そして良く言われる年1回程度のリバランスについても私は一切
やらず、寧ろ成績の良いファンドの金額を増やしていったくらいでした。
最初は夫々の商品の購入バランスは考えて自分なりのポートフォリオ
を組みましたが、もっと条件の良い新商品が出て来たりで、その都度
買い増ししたりして来ましたので、余りバランスについては厳密に
考えてはおりません。極端にならなければ良いと思っています。

このように意外とイージーにやってきました。最初こそ積立額が毎月
マイナスとなって行きリーマンショックもあって、一体どうなるのかと
思った事も度々ありましたが、信じて耐え忍んだ事で理想的な展開と
なり、6年で資金は約2倍になりました。これは現在のアベノミクスの
恩恵もありますが、それ以上にリーマンショックのあのひどい時期に
買って行けたという事が大きなポイントです。積立でなければ、或いは
個別株だったら、あの時点で間違いなく損切りとなっていたでしょう。

このように投資信託の積立は継続は力なりという事と複利の有利さを
とことん味わえる投資手法です。へたな考え休むに似たりという事で、
大きな損を懲りずに出して個別株をやるよりも、特に時間のある若い
人達にとっては余り複雑に考えず淡々と出来る、投資信託の積立が
お奨めです。


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posted by norch at 17:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 基礎知識
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43年勤めた会社を退職し、趣味でやっていた株式投資三昧の毎日。そんなに贅沢し美食したわけでもないのに、50歳から痛風予備軍と高血圧症。長年の医者通いにうんざりし、医療費節約も兼ねて、薬の個人輸入を始める。
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