2024年12月21日
リスクがわからない
今回もkeiさんのメルマガからです。最初にお断りしておきますが、この解説は
keiさんのタイトルだけをいただいたもので、内容は私なりの考えですのでご了承
下さい。私の場合は株式投資のスイングを主体としていますので。
リスク、この言葉も判っているようで意外と本筋を理解実践している人は、大変
少ないと思います。基本的にはリスクとリターンは比例すると言われていますし、
多くの場合は正解だと思います。只、銘柄によってはハイリスクローリターンの
物もあれば、その逆の銘柄がある事も事実ですし、取引手法によってもリスクの
大小は異なってきます。
一般的に言ってリスクが高い状態というのは
@ ボラティリティが大きい
A ボリュームが大きい
B 集中投資
C 短期資金
こんな状況の時ではないでしょうか。
@は素人好みの派手に動く銘柄で、大きく動くのですぐにでも大きな利益に直結
しがちに見えますが、素人は大きな利益は大きな損失にも繋がるという事を、往々
にして忘れています。
Aは初心者が陥りやすい行動で、最初は小規模に恐る恐るトレードしていきますが
多少慣れて来て利益が出てくるようになると、欲が出て取引量を増やし過ぎ、自滅
するパターンです。
Bは一概に悪いとは申しませんし、特に投資金額が少ない時点では誰でも多少の大
勝負をしないと、手元資金が増やせず安定した手法ができない時代があります。
只、ある程度の資金量になったら、銘柄を分散するとか、ヘッジを入れて本玉を守
るとかの対応をして行かないと、集中投資一本やりではいつか破たんの憂き目とな
る事は、火を見るよりも明らかです。
Cは借金は論外ですが、短期の資金で相場を張ると早く結果を出す事に意識が行っ
て、じっくりとした戦術が使えず、つまらない手を打って墓穴を掘るという結果に
なりがちです。
このようにリスクといっても様々な要素がありますが、何といっても一番気をつけ
なければいけないのは、Aのボリュームではないでしょうか。投資家はどうしても
、調子の良い時はどんどんボリュームを増やして行ってしまいがちです。もちろん
損切が重要である事は言うまでもありませんが、ボリュームが大きくなり過ぎると
、簡単に損切出来ない場面も出て来ます。一時退避の場面では、ボリュームを一旦
少なくする事が重要ですが、それにも増して重要なのは、万玉張らないという事で
す。
取引量はせいぜい資金の半分までが、良いところではないでしょうか。その理由は
改めて説明するまでもないと思います。それでは又。
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2024年10月20日
損小利大になっていない
最近keiさんという方のメルマガを拝読していましたら、とても素晴らしい
言葉がありましたので、自分への戒めの意味も兼ねて紹介しておきます。
但し、keiさんはFXでデイトレードのトレーダーですので、私とはフィール
ド全く違いますが、考え方は大変参考になります。
どなたでも相場の世界に身を置く人でしたら、「損小利大」を知らない人は
いないと思います。それほど大切な事であるにも関わらず、実践できている
人がほとんどいないのは不思議な事です。(私もあまり偉そうな事は言えま
せんが)それは言葉としては知っているが、自分の取引手法の中に生かされ
ていないという事だと思います。
システムトレーダーは必ずこの概念を自分のシステムに組み込んでいると
思います。ちゃんと機能するかどうかは判りませんが、もし組み入れていな
ければ、ドローダウンに会わずとも、そう遠くない期間で退場となるでしょ
う。システムトレードにとっては、その位重要なポイントです。
つまりは私のような裁量トレーダーにとっても、この損小利大のポイントを
取引の手法として取り込み、更に如何なる場合でもこの原則を守り抜くとい
う鉄の意志が必要という事です。これが自然とできるようになるまでには、
多くの失敗と時間を必要とするでしょう。
一番わかり易い例は、例えば損切ポイントと利確のポイントをどこに置くか
という、エントリーとエグジットの問題です。皆さん夫々のポイントをもっ
て取引をしていると思いますが、銘柄の癖や、トレード時間、その他多くの
要素が絡み合って、一律に決定する事は出来ません。要は損切<利確という
構図にする事ですが、この按配が大変難しいという事です。自分は5勝5敗
でいくのか、3勝7敗でいくのかによって夫々のポイントが変化しますし、
その他のタイミングも大きく変化していきます。その勝率でも利益を確保で
きる為の優位性を、どう構築できるかという事です。
その為には自分で作った手法のルールを徹底して守るという、言うは易く、
行うは死ぬほど難しいメンタルの強さと、損小利大の優位性があなたのトレ
ードルールの中に存在するのかという検証が必要という事ではないででしょ
うか。それでは又。
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2024年09月20日
超初心者講座ー投資信託(2)
もう一つ投資信託で大切な事は、積み立てで行うという事です。大金であっても
一度に購入する事無く、分割して買っていく事で買いの平均値を安くする事が
できます。年間の株式相場の暴落時にまとめて買っていくやり方もありますが、
正直どこが相場の底だったのかは、過ぎてみないとわかりません。ですから毎月
一定額を分散した商品に振り分けて購入していくわけです。購入額が一定なので
、高い時には少量に安いときには大量に買え、結果、平均値が低くなっていきま
す。投資信託では如何に購入平均値を低く抑えるかという事が、重要なポイント
です。
又、投信積み立てで買付日を気にする人がいますが、10年以上の積み立ての
場合はあまり神経質になる必要はありません。人によっては株式投資よりも、
ある程度ほっぽらかしにしていても資産形成ができるので、投資信託に魅力を
感じる人も多いと思います。運用資金の潤沢な人は、短期の株式投資と長期の
投資信託の併用も良いかと思います。
次に投資信託の乗り換えについて、述べてみたいと思います。投資信託を積み
立てていく中で、商品に利が乗って100万円を超えてきた場合、そのままその
商品を持っているのも手ですが、一旦解約してさらに手数料の安いETFの同じ
セクターの商品に乗り換える人もいます。確かにETFの方が取扱手数料がさら
に安いのでメリットはありそうですが、今年から解約時収益に対して20%の課税
がされますので、やられる人はよく検討した方が良いでしょう。
それともう一つ、もっと前に書くべきでしたが、投資信託の商品を決める場合、
必ずノーロードの商品の中から選ぶという事です。特に積み立て投資をする
人には絶対です。ノーロードの商品には買い付け時の申込手数料がかかりま
せんが、ノーロード以外の商品には必ず手数料がかかります。これから長期
に渡って積み立てをする時に、毎月の手数料はバカになりません。
私が投資信託を始めたきっかけは前にも述べたように、退職金の運用でした。
自分の年金額と毎月の生活費を考え、75歳以降に月5−10万円くらいの
余裕が欲しいと思ったからです。それで自分なりにポートフォリオを組んで、
大体10年くらいで積み立てを完了し、その後は毎年の運用益に応じた取り崩し
をしていく事で、生活費の補填をと考えました。
積み立て後1−2年は大きくマイナスになったりして、このまま積み立てをして
いって大丈夫かなと思った時もありましたが、積み立てる事で安く買え平均値が
下がっていくのだと自分自身に言い聞かせ、耐えて来たわけです。世界や日本
の経済が破綻する日が来たら何をやっていても駄目ですので、日本経済もいつ
かは復活すると信じるしかありません。
それでは、又。
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2024年08月21日
超初心者講座ー投資信託(1)
投資信託については、株式投資を始めるようになってから、本や
記事紹介等で、投資信託というものがあるんだという事は、理解して
おりました。只、その当時は持株会などをやっており、余り資金的余裕
がありませんでしたので、当面やる事はないだろうと思い、真剣に勉強
は致しませんでした。
本気になってやろうと思ったのは60歳になってからです。一度会社を
定年退職し、その後64歳まで再度勤める事を決めた時に、退職金の
運用の一つとして使ってみようと考えたのです。退職金の運用について
は人それぞれですが、少なくとも大きく増やすという事よりも、小さくとも
確実に増やしていくという事が重要だという事に、どなたも異論はないか
と思います。その為には、広く分散する事でリスクを最小限に抑え、5−
10%くらいの利益を狙える投資信託は、大変魅力的でした。
私と同じ頃退職した友人に、退職金の一部を証券会社の言われるままに
たった一つの投資信託にぶち込み、大分元金を減らしてしまった者がい
ます。投資は自己責任ですから、誰も責める事はできませんが、1000
万円以上のお金を投資する場合は、せめてその投資先や投資法がいかが
なものかくらいは、真剣に勉強すべきだと思います。
投資信託は大きく分けて、インデックス型とアクティブ型があります。紙面の
関係で細かい事は省きますが、初心者はインデックス型に決め打ちして下
さい。メリットは多くのアクティブ型より運用成績が良く、手数料が安いという
事です。投資信託の一番のポイントは運用実績がスバ抜けている事よりも
、そこそこの運用実績でも手数料のうんと安い方を選ぶ事です。投資信託は
例え年間の運用実績がマイナスになっても、手数料は取られます。ですから
手数料はバカになりません。
次に分散ですが、基本的には日本株式、外国株式、日本債券、外国債券を
夫々25%づつにする事が一般的です。これに加えるとするとリート、コモ
ディティ、公社債投信等でしょうか。
因みに私の投資信託はアベノミクスの恩恵も受けて、この5年間で55%の
利益で廻っています。その間リバランスはほとんどしておりません。ポート
フォリオとしては、
・ニッセイ日経225インデックス
・日本株式インデックスe
・SMT G株式インデックス
・外国株式インデックスe
・SMT GREITインデックス
・ニッセイJリートインデックスF
・世界経済インデックスファンド
・MHAM物価連動国債ファンド
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
一部性格の被っている商品もありますが、金額で調整しています。
次回は投資信託にとってもう一つ重要な積み立てについて、語ってみたいと
思います。 それでは 又。
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2024年07月22日
超初心者講座ー参考書
ある意味、株式投資初心者の皆様に一番お知らせしたかったテーマの
一つが、今回の参考書です。自分自身振り返っても、先輩の助言等あった
ものの、一番最初は株式参考書での勉強でした。当然最初は良い本も、
そうでない本も全然判らず、片っ端から読んでいったものでした。
読んでは実践を繰り返していったわけですが、一つの本を読んで実践に入
ったら、とことんとまでは言いませんが、ある程度のところまでは深堀して
いかないと、本当にその手法が良いかどうかの判断がつかないものですが、
最初の頃はちょっとやって上手くいかないと別の本に浮気するという、今
考えると本当に情けないものでした。
林輝太郎先生に代表される同友館の参考書も、結構初期の頃に読んでいた
にも関わらず、その当時はさっぱりその良さが判らず終いでした。同友館の
代表的参考書としては
・立花 義正
・板垣 浩
・林 輝太郎
・旭 洋子
・橘 聰
次はパンローリング社ですか、ここも多くの参考書(特に外国版)があります。
・ボーヨーダー
・J.D.シュワッガー
・マーク ダグラス
・ウィザードシリーズ
その他、チャート、信用取引関係は
・新井 邦宏
・伊藤 智洋
・阿部 智沙子
等が挙げられます。これはあくまで参考書の一部ですので、もっと沢山あるとは
思いますが、ここに挙げたものくらいは熟読をお奨めします。又、株式用語に
ついては、わざわざ参考書を買うまでも無く、ネット検索で十分だと思います。
ただ、何度も申し上げますが、参考書は読み流すだけでは駄目で、実践で使える
まで繰り返し読み続ける事が重要です。最低でも10回以上は、読み返す事が
必要かも知れません。
それでは、又。
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