日々いろいろな本を読んでいますが、別に株式投資関連の書物だけを
読んでいるわけではありません。ただそんな中でも、株式売買にも役立
ちそうかもという本もありますので、そんな本に出会った時には紹介した
いと思います。
今日は林成之さんの「勝負脳の鍛え方」です。
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この本は主にスポーツ選手のトレーニング向けに書かれた内容で、野球
、ゴルフ、バスケットボール、ボクシングなどいろいろなスポーツの例が
出て来ますが、ただいたずらに練習量だけを増やしても駄目で、一流の
スポーツ選手になる為には、勝負脳を全開にする訓練をしなければなら
ないという主旨の本です。
スポーツと脳に関していろいろな観点から書かれているわけですが、その
中で勝負脳を全開にさせる方法の一つに、サイコサイバネティクス理論を
応用せよという項目があります。その理論の中で林氏は、人間が行動を
起こして目標を達成する為には、次の3つの作業が必要になると説いている
のです。
@目標と目的を明確にする
これは目的と目標をしっかり区別する事が重要で、そうする事で自分が
最終的に望んでいる目的とは何なのか、そこに到達する為に必要となる
目標は何なのかがより明確になるという事です。
例えば相場で儲けるという事が目的ならば、目標はうねり取りの技術の
向上に役立つ勉強と売買の実践を徹底してやるとで言う事でしょうか。
A目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する
次は自分の売買技術はここまで達成しているが、ここが不十分な為に
売買が今以上に上達しないだと、認める事が大切なのだそうです。
これによって問題を解決する具体的方法を私情を抜きにして厳しく
追求できるという事です。
株式売買で負けた理由を徹底的に分析し、何が自分に欠けていたのか
をあらゆる角度から検証し、批判を受け入れて、それを解決する具体策
を立てる事が目標達成の条件となります。
B目標を達成するまで、その実行を中止しない
@とAの条件が揃っても、多くの場合、それがすぐに達成できる事は非常
に少ないのです。なぜならそれは本人の技術不足の他に、達成する為の
環境が整えられていないケースがあるからです。例えば相場の地合いが
悪いとか、指導者がいないとかです。人間は目標や目的が達成できないと
、これは無理だとかいろいろな理由をつけて方向転換しようとします。
このように方向転換しても実際は逃げですので、上手くいくことはまずあり
ません。そして一度このような癖をつけてしまうと、何をやってもいつも上手
くいかない脳になってしまうという仕組みが人間の脳にはあるのです。
ですから、迷った時は初心に帰れで、最初の目的を常に忘れず努力して
いると、遅かれ早かれ実力が付いて来ます。、@Aを諦めず続ける、又
迷っても@Aに戻って続けるという事を実行していく事が出来れば、人間は
必ず目的を達成する習性を持っているのです。
私も大きな目的と正確な目標をはっきり掲げ、目先の損得に囚われず
、初心を大切に達成の努力を持続する事を理解し、売買技術の向上に
結び付けたいと考えます。
詳しくはこちらをご参照下さい。
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