格言シリーズも第4弾となりますが、今まで出てきたものを、全部
注意しろと言っているわけではありません。これらの中から特に、
皆さんが注意しても再三やってしまう失敗について、良い格言が
あればピックアップして、身に付くまでがんぱって欲しいと云う事です。
◯ 「売買の最高枚数を決めておく」
これも当たり前と言われればそれまでですが、初心者の内はおっ
かなびっくり慎重にルールで決めた枚数以下でトレードをするので、
失敗するケースは少ないのが普通です。
これが何回もトレードを繰り返し慣れてきて、しかも上手く行っている
時はつい調子に乗ってしまう事と、もっと枚数を増やせば更に大きな
利益になると勘違いして大きく売買数量を増やしてしまい、取り返し
がつかなくなってしまうケースが多く見られます。
と言いますのは、数量を増やすと云う事は、単に同じ手法で取引量
を大きくすれば良いというものではなく、大きな数量に見合った売買
のアレンジをしなくてはいけないと云う事に気が付かないのです。
2000株を買う時と20000株を買う時とでは、分割回数やタイミング
等アレンジしながら買わなければいけないので、トレードが難しくなる
と云う事を理解しておきましょう。
◯ 「値頃は気にせず、傾向を追え」
チャートをベースにトレードをしていますと、どうしても過去の数字が
気になって来ます。つまり今の株価は一年前の時期と比べて高いか
安いかとか考えるようになり、前と比べて安いとなると、どうしても
値頃感から買い出動したくなってしまうものです。
本当は買い出動の前に、今のトレンドはどうなっているのかの判断が
重要となるわけです。つまり上げなのか下げなのかそれとも保ち合い
なのかと判断をせずに買ってしまい、結果下げの高値で掴んでしまう
という愚を犯してしまうケースがけっこう多く見受けられます。
値頃感で売買する時は、必ず傾向(トレンド)のチェックを忘れずに。
◯ 「銘柄の良い情報が出てきたら、売り準備を」
自分の手持ち銘柄の良い情報が、新聞、テレビ、ネット等で出てくると、
ホールドしている身としては、大変うれしくなるものです。保持してい
ればこれから益々上昇していく気分になり、買い増したりしたくなり
がちですが、実際はここが思案のしどころなのです。
何故なら、ここまでオープンに情報が出てしまうと云う事は、ほとんどの
人がその情報を知り尽くしたポイントなので、逆に安値で仕込んだプロ
投資家が手仕舞いの売りを仕掛けてくる所だからです。
その情報で数日は株価が上げるので、一般投資家は買いに廻りがち
ですが、プロはそこから利益確定の売りに廻るという事です。「知ったら
しまい」と云う事で、良い情報が出てきたら浮かれていないで、我々も
売る準備をしないといけません。
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