自己規律の第2弾は、株式投資は売買する事が目的ではないという事を
自覚する事です。これは一見矛盾しているように聞こえますが、実は大変
重要な事なのです。
前回の「待つ事」ても説明しましたが、特に初心者の頃は売買する事自体
が楽しく、特に利が乗っている時は尚更で、毎日のように注文を出したく
なるものです。場の状況、今が上げトレンドなのか下げなのか、世界の経済
政治状況、為替、会社のファンダメンタル等お構いなしにポジションを持って
株価の監視をしていないと気が済みません。
自分でも余り良くない売買だなと思っても、素直に損切りすればよいものを
ドテン売買したり、1万株の余力しかないのに細かく分割せず、余力一杯の
1万株の売買をしてしまう。とにかく資金を寝かしておくよりは動かしていた
方が、儲かるんじゃないのという安易な考えで、売買回数、売買ロットを
後先を考えず増やしていってしまう。典型的な素人売買です。
勿論このような思いつき売買では一二度はうまくいく事があっても、いずれは
退場の憂き目に合ってしまいます。株式投資の目的は多く売買する事では
無く、いつもより優位性の高い状況の時だけエントリーするというように、でき
るだけエントリー回数を減らし、株数もリスク管理に応じながら少な目のポジ
ションを持つ事が、相場から利益を上げる秘訣となります。
ポジションを持ち過ぎるという事はリスク管理が疎かになるという事で、
適切な売買が出来なくなる事を意味します。上級者は自分に不利な状況
はできるだけ見送り、極力トレード回数を減らし、自己管理できる量の
ポジションで勝負します。
上級者は一度に大儲けする事は少ないですが、彼らはコンスタントに勝ち
続け、大きな痛手を被る事はありません。何度か大儲けをしても、大負けする
日が連続すれば、結局は資金を吐き出してしまいます。
いつもコンスタントに小さく勝ち続ける事が、儲けに繋がります。相場は沢山
売買する事が目的ではなく、最終的に利益を得る事が目的です。
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