その後浜松から広島に転勤になり、NTT株はそのままに個別株のトレードもするようになり
ました。あまりよく覚えてはいないのですが、当時は株式本の知識や雑誌からの情報を参考
にチャートや会社情報を調べる事も無く、適当に売買しているという感じでした。運良く市場
から退場にはなりませんでしたが、今考えると本当に冷や汗ものです。
当時はまだパソコンも余り普及しておらず、NETの証券会社もありませんでしたので、注文は
もっぱら電話で前日の株価を翌朝の新聞で確認し、寄り付き前に注文を入れるというスタイル
でした。株式情報も今のようなリアルタイム情報は、証券会社の店頭にでも行かない限り、一般
には判りませんでしたので、株式相場とはいえのんびりしたものでした。情報的には証券会社
等のプロ集団が圧倒的に有利でしたが、反面現在のような大規模トレードシステムもありません
でしたので、相場つきは比較的穏やかで、今よりは読み易かったかも知れません。
投資成績は芳しくなく、損大利少、何回かかかってやっと貯めた利益を、一回の負けトレードで
おまけを付けて取り返されるという、アマチュア投資家の典型でした。さすがにこのままではまず
いと思い始めた時、突然会社でやっている持株会の事が頭に浮かびました。入社以来積み立て
ていた持株会の株数が8,000株になっており、利益もかなりの額になっていたのです。
(持株会はその都度給与に併せて増額しておりました。)持株会の要素を調べていくと、まず毎月
定額の購入の為、株価が高い時には少なく安い時には多く購入できますので、購入平均値が
比較的安くなるという事です。今考えれば当たり前の事ですが、当時はそんな事にも気付かず
この時初めて分割売買の重要性を教えられました。
広島時代は超初心者でしたので大きく勝つ事はありませんでしたが、気が小さい事もあって大きくも
負けず、何とか持ち堪えたものの塩漬けの量産という始末でした。この後東京に転勤になりそこから
本格的に相場の勉強と実践を始めるのですが、それは次回に。
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