2017年09月15日
【テクニカル】EGG 卵が割れたら
卵【EGG】
今回は、勝率の高いエントリータイミングを覚えやすくする為に、3つのキーワードにまとめました。
エントリータイミングは、自分目線ではなく、他人の目線で決めます。
相対する人の心情を読み取り、そこに自分の注文をぶつけることです。
突発的なニュースや指標を除けば、初動のきっかけは、トレーダーのEGG(逃げ、損切り、利確)であることがほとんどです。
E(ESCAPE=逃げ)G(GIVE UP=損切り)G(GOAL=利確)
●エントリーのタイミングが合わず、方向は合っているが、損切りになってしまう。
●エントリーはしたが、その後、もみ合いに掴まる。
●インジケーターを使ったエントリーに根拠がなく、違和感を感じる。
こんな方は、今回のテーマを意識、実践することができれば、勝率が向上するはずです。
ESCAPE=逃げ
「逃げ」は、目標とするレートに届かずに、微損・微益で、ポジションを決済することを指します。
シナリオ通りにならなかった事で、なるべく好条件でポジションを手放そうとします。
この感情が頂点に達したときレートが動きます。
逃げを狙った例
青○1・2・3で買い注文した人の立場で、緑のポイントを考えてみます。
青○1で買った人は、そのままポジションを保有していたが、オレンジの高値を更新できずに、エントリーポイントまで急落してしまった。心情的にせっかくの利益を減らしてしまったと考え、押しで上がったところの微益を取って逃げよう…と考えます。
青○2で買った人は、高い値で買ってしまい、その後の急落で含み損を抱えてしまっています。
エントリーした値まで戻ったところでホッとして決済します。
青○3は完全に高値を掴んでしまっています。
高値の更新を狙ってエントリーしたものの、損切りしようと思っていたら急落して逃げ損ねています。
エントリーポイントまでの戻しは無理と判断し、ここで損切りです。
緑のポイントは、オレンジ高値を更新できなかったので、急落の戻り売りみんな仕掛けてくる可能性が高く、そこが逃げるところです。
こういう局面で一番してはいけないこと、それは、青○2・3で買った人が、全戻しを期待して損切りしないことです。
これをしてしまうと、完全に逃げ遅れ、損失を膨らますことになります。
GIVE UP=損切り
今回紹介する3つの中で、最も難易度が低く、且つ強力なのが、損切りを狙ったタイミングの取り方です。
同じようなレートで皆が損切るので、注文が一点に集中します。
これはポジションが溜まっている時間が長いほど大きく動きます。
注意すべきは「フェイク」です。
東京時間や、ロンドン市場、ニューヨーク市場の初動はフェイクになりやすい傾向があります。
フェイクを避けるには、ブレイク1波目を捨てて、戻りを待つのが理にかなってます。
ですが、実際に損切りを巻き込むと、戻す間もなく一気に値が動くことがあります。
特にショートには、その傾向が強いと感じています。
また、レンジ内の形状によっては、ブレイク後の押し戻しの深さが違い、ブレイクしたレートで止まるとは限りません。
ブレイクアウト手法は、見た目に単純ですが、奥は深いので、実際に検証をして、練習をしていく必要があります。
損切りを狙った例
黄の線内には売りも買いもポジションが溜まっています。黄の線を上抜けた事で売りポジションは損切りになり、一気に上昇します。
青1はブレイクの1波目で青2は2波目です。
ブレイクアウトの手法は過去に記事を書いているので、そちらも参考にしてみてください。
レンジブレイクの極意(過去記事)
GOAL=利確
目標の値として強く意識されている節目に達すると、WトップやWボトムをきっかけに利確の注文が入ります。
節目での強い反発に便乗して、短期的な逆張りをする手法です、今回紹介する3つの中では難易度が高いです。
利確を狙った例
赤ボックス内できれいなWトップが形成されました。
短期足で買っていたトレーダーは赤ボックスを下に抜け、Wトップで上はないと判断する黄○で利確をしていきます。
日足レベルで買っていた長期トレーダーは翌日の初動で上が否定された緑○で利確をしていきます。
まとめ
私がトレードを始めたころは、数種類のインジケーターの組み合わせでエントリーする方法でしたが、手法みたいなもので、その根拠がわからず、納得できずにいました。
ボリバンの2σにタッチして、RSIとストキャスが反転したら逆張りするというものでしたが、なぜ、そこで入るのが正しいのか、教えてくれた人に尋ねましたが、明確な解答が得られず、その根拠がわからずにいました。
勝てれば、理由なんかいらないという人もいるでしょうが、少なくとも当事者が納得できるやり方をしなければ、うまくいくわけありません。
そもそも、5分足や15分足を使うような、デイトレードでは、インジケーターなんていらないのではないかと思うようになりました。
その理由は、インジケータの出すサインは、水平線やロウソク足のサインよりも、明らかに遅く示す為、値動きでみていると、すごく中途半端な位置でサインが出るのです。
さらに、少しでも小さな損切り幅でエントリーしたい私としては、そこにも納得できませんでした。
もちろん、インジケーターを使用したトレードを全面否定しているわけではありません。
時間軸が中長期のスングトレードや、ロジックを自動化するなら、インジケーターを利用し、実際に上手くいってる人もいると思います。
ただし、短期トレードであるデイトレには、インジでエントリータイミングを取る必要はないと思います。
取引時間が短くなるほど、小さな損切り幅や、逃げるタイミングが大事になってきますが、そういうのはインジでは、どうすることもできません。
5ピリオドのMAなど、極端に期間の小さなものを使う人もいますが、そもそも、平均化するのが移動平均線の特徴であって、期間の短いものは当てになりません。
そんな期間の短い平均線で見るより、そのままロウソク足を見ていた方が確かです。
5分足に一目均衡表を出すのも変です、あれは、日足とか大きな足で使うものです。
今回のテーマを違和感なく実践できるようになれば、計算式で加工された二次情報ではなく、生のままの一次情報を、そのまま、トレードに活用できるようになり、インジケーターでエントリーするという呪縛から解放されます。
卵を割らねばオムレツは作れない。
今回のテーマは、短期トレードには欠かせない発想です。
EGGを意識して探せることができれば、一気に力がつくでしょう。
FX会社ランキング
今回は、勝率の高いエントリータイミングを覚えやすくする為に、3つのキーワードにまとめました。
エントリータイミングは、自分目線ではなく、他人の目線で決めます。
相対する人の心情を読み取り、そこに自分の注文をぶつけることです。
突発的なニュースや指標を除けば、初動のきっかけは、トレーダーのEGG(逃げ、損切り、利確)であることがほとんどです。
E(ESCAPE=逃げ)G(GIVE UP=損切り)G(GOAL=利確)
●エントリーのタイミングが合わず、方向は合っているが、損切りになってしまう。
●エントリーはしたが、その後、もみ合いに掴まる。
●インジケーターを使ったエントリーに根拠がなく、違和感を感じる。
こんな方は、今回のテーマを意識、実践することができれば、勝率が向上するはずです。
ESCAPE=逃げ
「逃げ」は、目標とするレートに届かずに、微損・微益で、ポジションを決済することを指します。
シナリオ通りにならなかった事で、なるべく好条件でポジションを手放そうとします。
この感情が頂点に達したときレートが動きます。
逃げを狙った例
青○1・2・3で買い注文した人の立場で、緑のポイントを考えてみます。
青○1で買った人は、そのままポジションを保有していたが、オレンジの高値を更新できずに、エントリーポイントまで急落してしまった。心情的にせっかくの利益を減らしてしまったと考え、押しで上がったところの微益を取って逃げよう…と考えます。
青○2で買った人は、高い値で買ってしまい、その後の急落で含み損を抱えてしまっています。
エントリーした値まで戻ったところでホッとして決済します。
青○3は完全に高値を掴んでしまっています。
高値の更新を狙ってエントリーしたものの、損切りしようと思っていたら急落して逃げ損ねています。
エントリーポイントまでの戻しは無理と判断し、ここで損切りです。
緑のポイントは、オレンジ高値を更新できなかったので、急落の戻り売りみんな仕掛けてくる可能性が高く、そこが逃げるところです。
こういう局面で一番してはいけないこと、それは、青○2・3で買った人が、全戻しを期待して損切りしないことです。
これをしてしまうと、完全に逃げ遅れ、損失を膨らますことになります。
GIVE UP=損切り
今回紹介する3つの中で、最も難易度が低く、且つ強力なのが、損切りを狙ったタイミングの取り方です。
同じようなレートで皆が損切るので、注文が一点に集中します。
これはポジションが溜まっている時間が長いほど大きく動きます。
注意すべきは「フェイク」です。
東京時間や、ロンドン市場、ニューヨーク市場の初動はフェイクになりやすい傾向があります。
フェイクを避けるには、ブレイク1波目を捨てて、戻りを待つのが理にかなってます。
ですが、実際に損切りを巻き込むと、戻す間もなく一気に値が動くことがあります。
特にショートには、その傾向が強いと感じています。
また、レンジ内の形状によっては、ブレイク後の押し戻しの深さが違い、ブレイクしたレートで止まるとは限りません。
ブレイクアウト手法は、見た目に単純ですが、奥は深いので、実際に検証をして、練習をしていく必要があります。
損切りを狙った例
黄の線内には売りも買いもポジションが溜まっています。黄の線を上抜けた事で売りポジションは損切りになり、一気に上昇します。
青1はブレイクの1波目で青2は2波目です。
ブレイクアウトの手法は過去に記事を書いているので、そちらも参考にしてみてください。
レンジブレイクの極意(過去記事)
GOAL=利確
目標の値として強く意識されている節目に達すると、WトップやWボトムをきっかけに利確の注文が入ります。
節目での強い反発に便乗して、短期的な逆張りをする手法です、今回紹介する3つの中では難易度が高いです。
利確を狙った例
赤ボックス内できれいなWトップが形成されました。
短期足で買っていたトレーダーは赤ボックスを下に抜け、Wトップで上はないと判断する黄○で利確をしていきます。
日足レベルで買っていた長期トレーダーは翌日の初動で上が否定された緑○で利確をしていきます。
まとめ
私がトレードを始めたころは、数種類のインジケーターの組み合わせでエントリーする方法でしたが、手法みたいなもので、その根拠がわからず、納得できずにいました。
ボリバンの2σにタッチして、RSIとストキャスが反転したら逆張りするというものでしたが、なぜ、そこで入るのが正しいのか、教えてくれた人に尋ねましたが、明確な解答が得られず、その根拠がわからずにいました。
勝てれば、理由なんかいらないという人もいるでしょうが、少なくとも当事者が納得できるやり方をしなければ、うまくいくわけありません。
そもそも、5分足や15分足を使うような、デイトレードでは、インジケーターなんていらないのではないかと思うようになりました。
その理由は、インジケータの出すサインは、水平線やロウソク足のサインよりも、明らかに遅く示す為、値動きでみていると、すごく中途半端な位置でサインが出るのです。
さらに、少しでも小さな損切り幅でエントリーしたい私としては、そこにも納得できませんでした。
もちろん、インジケーターを使用したトレードを全面否定しているわけではありません。
時間軸が中長期のスングトレードや、ロジックを自動化するなら、インジケーターを利用し、実際に上手くいってる人もいると思います。
ただし、短期トレードであるデイトレには、インジでエントリータイミングを取る必要はないと思います。
取引時間が短くなるほど、小さな損切り幅や、逃げるタイミングが大事になってきますが、そういうのはインジでは、どうすることもできません。
5ピリオドのMAなど、極端に期間の小さなものを使う人もいますが、そもそも、平均化するのが移動平均線の特徴であって、期間の短いものは当てになりません。
そんな期間の短い平均線で見るより、そのままロウソク足を見ていた方が確かです。
5分足に一目均衡表を出すのも変です、あれは、日足とか大きな足で使うものです。
今回のテーマを違和感なく実践できるようになれば、計算式で加工された二次情報ではなく、生のままの一次情報を、そのまま、トレードに活用できるようになり、インジケーターでエントリーするという呪縛から解放されます。
卵を割らねばオムレツは作れない。
今回のテーマは、短期トレードには欠かせない発想です。
EGGを意識して探せることができれば、一気に力がつくでしょう。
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