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2024年10月19日

満を持してSurfaceArcマウスを購入する話(3)

SurfaceArcマウスを購入する話の続き(番外編)です。

初期的にいろいろと試した結果、用途としては仕事用としての活用が最も最適という結論に至りました。
実際仕事に使った時には、持ち前のタッチホイールの機能を十分に発揮し、ExcelやPowerPointの作業は非常にやりやすくなりました。(ホールド感の悪さは縁の部分を持つことで一応解消しました)

そして数日間使用した結果、タッチホイールの部分がこんな風になりました↓
20241002_173658.jpg
スクロール操作をするたびにタッチホイールを指でゴシゴシと擦った結果、ボタン上面に指の摩擦痕がくっきりと現れてしまっています・・・
メルカリなどでArcマウスの中古品を見たところ、ほぼすべての中古品が同じような状態になっていました。
買った当初の表面加工がマットな感じの仕上がりなので、摩擦によってすり減るとその摩擦痕が非常に目立ってしまうようです。
まあ、マウスを使っている時にいちいち手元は見ないので、使っている時はあまり気になりませんが、外観的には明らかに使った跡が残っていくのはちょっとアレかな〜?と思ったりしてしまいました。

あとは、タッチホイールは乗せている指の動きをしっかり拾ってくれるので、PowerPointとかでプレゼンをしている時にマウスを持っていると、予期せぬタイミングで画面がスクロールしてしまうという事も数回発生しました・・・

いずれの話も細かい部分で、およその使用感には影響のない部分なので、そのうち慣れが解決してくれると思います。

という事で引き続きSurfaceArcマウスを仕事でバリバリ使っていこうと思います。

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2024年10月12日

満を持してSurfaceArcマウスを購入する話(2)

タッチ式ホイールマウスの最高峰であるMicrosoft謹製、SurfaceArcマウスを購入する話の続きです。
今回はSurfaceArcマウスの実機レビューおよび使用感等について書いていこうと思います。
ちなみにArcマウスは発売されて結構な期間が経っているので、巷では実機レビューの記事が溢れかえっていますが、他のレビューには書かれていないような自分独自の視点でのレビューが出来たらいいなと思っています。

今回の現物は直ぐに手元に欲しかったので、近所の家電量販店で購入しました。
ちなみに、カラーバリエーションが廃版のものを選んだので、通常よりも安い価格で購入することが出来ました。

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20240922_141652.jpg
20240922_141702.jpg
↑パッケージの外観
さすがに高級マウスだけあってパッケージもご立派です。
SurfaceGoを購入したときのことを思い出しました。

20240922_141821.jpg
↑パッケージの箱を開けると、マウス本体がど真ん中に入っていました。
しっかりとケースの縁に収まっています。

20240922_141841.jpg
↑本体の下にはマニュアル類が入っていました。

20240922_141909.jpg
本体のボタン部の上あたりに電池ケースが配置されていました。
最初から乾電池(単四2本)が入っていて、絶縁フィルムを引っこ抜くとすぐに使える状態になっていました。

20240922_141951.jpg
20240922_141948.jpg
↑絶縁フィルムを引き抜き、本体を折り曲げると自動的に電源が入りました。サンワサプライ製の薄型マウスと同じく、この直感的な操作が非常に素晴らしいです。
ちなみにマウスのセンサーはBlueLEDタイプだったので、サプライ製の薄型マウスIR-LEDよりも良い物が使われているようでした。ここはさすが高級マウスといった所でしょうか。
表面の素材にもこだわりがあるようで、滑らかな手触りで高級感が漂います。

↓(参考)薄型で使い勝手のいいサンワサプライ製の薄型マウス↓

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20240922_141957.jpg
↑折り曲げて電源を入れた状態。きれいなアーチ型になります。
この辺のギミックがどうなっているのかは非常に気になるところです。

20240922_151854.jpg

20240922_151813.jpg
↑サプライ製の薄型マウスと並べたところ。
伸ばした状態の全長はSurfaceArcマウスの方が少し長いようです。
折り曲げた状態のサイズ感はほぼ同じような感じですが。丸みを持ったアーチ形状が構造的に一工夫入っているという印象を受けました。

という事で、実際に使ってみた使用感についてまとめてみようと思います。
・ホールド感はサンワサプライ製の薄型マウスの方が良い
→マウスを使うとき、手のひらのフィット感は大事なのですが、実際にマウスを持って動かすときには親指と小指でマウスを挟んで動かす必要があります。(そうしないと細かい動きの時に上手く操作できない)
SurfaceArcマウスとサンワサプライ製の薄型マウスを比べたところ、この親指と小指をホールドする部分に大きな差が出ていました。
20240922_151813_1.jpg
↑写真の〇で囲んだ部分に持ち手があるか無いかで使い勝手に大きな差が出ました。
サンワサプライ製の薄型マウスは通常のマウスと同じようなホールド感で操作できるのに対し、SurfaceArcマウスはホールドする部分が無いので、マウスボタンの側面を挟み込むような形でマウスを持って操作しないといけないので、若干の慣れが必要と感じました。(もちろん、持ち方に慣れてくると普通に使えるようになりましたが)

・マルチペアリングはあった方が良いが、専用で使う場合は特に気にならない。
→サプライ製の薄型マウスは3台マルチペアリングが付いていますが、SurfaceArcマウスはマルチペアリング機能がありません。
複数の端末を使う場合はサンワサプライ製の薄型マウスを使った方が便利ですが、PC1台に専用で使う場合は特に問題ないのかなと思いました。

・タッチホイールの4方向スクロールはかなり使える
→通常のマウスはホイールで上下だけのスクロールに対応していたり、チルト機能付きのマウスであればホイールを左右に傾けることで左右のスクロールができるものもあります。
SurfaceArcマウスはボタン全面タッチセンサーなので上下左右のスワイプで直感的に画面をスクロールすることが出来ます。
タッチの感度もしっかりしているので、空振りすることなく操作することが出来ました。
この機能は上下左右への画面スクロールが必要なExcelを使った作業の時に絶大な効果を発揮してくれます。

・ホイールクリックは3本指クリックで代用可能
→Microsoftマウスキーボードセンターというユーティリティーソフトを入れることでSurfaceArcマウスはいろいろなカスタマイズが出来るようになっています。
ホイールクリックが必要な場合はこのソフトで3本指クリックを割り当てることが出来るようでした。
その他特殊なキーを割り当てたりするような設定も可能なようでした。
keybord_Center.png
CAD等で画面をスクロールするときにホイールクリックが必要な場合(AutoCAD系のCADソフト等)がありますが、この設定により問題なく使うことが出来ました。

・ゲームには向かない(特にFPS・TPS系)
→SurfaceArcマウスを使って試しにフォートナイトをプレイしてみました。
結果、武器の切り替えにホイール操作が出てきますが、目的の武器に上手く切り替えられず、もたつきました。
ここは数字キーでも武器の切り替えは出来るのでまだ回避できそうでした。
・・・が、致命的な問題は射撃を行う操作をしたときに判明しました。
普通これ系のゲームは右ボタンを押して狙いを定め、その状態で左ボタンを押し込んで射撃をするというのが一般的な操作になります。
SurfaceArcマウスでそれをやろうとすると、まず右ボタンを押し込んで、狙いを定めるところまではできました。・・が、そこから左ボタンを押し込もうとすると、ボタンが反応しませんでした・・・
そうです、このSurfaceArcマウスはボタンスイッチが一つしか無いのです。
右クリック、左クリックはボタンの押し込みとボタン上のタッチセンサーの押された位置との組み合わせて判定するような構造のようです。
つまり、右ボタンを押した状態で左ボタンを押そうとするとすでにスイッチがすでに押されてしまっているので、左ボタンの押し込みに対応できないという事がわかりました。
つまり、このSurfaceArcマウスはこの類のゲームには使えないという事になります。
普段の仕事で使う分にはこういう操作はほぼ無いので問題ないのですが、ゲーム用途は無理という事がわかったので、この瞬間にSurfaceArcマウスは仕事専用マウスになることが決定しました。

主な使用感はこんな感じでした。
SurfaceArcマウスは会社に持っていって、仕事専用マウスとして活躍いただくことにしました。
ホールド感の問題も数日使っていたら慣れましたし、薄型で持ち運びも便利だし、タッチホイール機能も便利なので、SurfaceArcマウスのおかげで仕事の効率はそこそこ上がったと思います。
今まで使っていたサプライ製の薄型マウスは自宅に持ち帰り、引き続き普段使いの用途で使っていこうと思います。

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2024年10月05日

満を持してSurfaceArcマウスを購入する話(1)

今回は、少し前にリサーチした、使いやすいタッチ式ホイールマウスを探す話の続きです。
前回はサンワサプライ製のコンパクトな折り畳み式マウスを購入してレビューしました。
使い勝手的にはそこまで問題はないのですが、やはりもう少し上を目指したいという気持ちもあり。
更にタッチホイール式マウスのリサーチを進めていました。
結果、同価格帯の中であれ以上のマウスは見つかりませんでした(あくまでも自分の個人的主観ですが)
そこでここはやけくそという事で、少し値段は張りますが、マイクロソフト謹製のSurfaceアークマウスを購入してみようと思いました。

↓今話題のMicrosoft謹製、SurfaceArcマウス

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SurfaceArcマウスの特徴はというと
・フラットな薄型マウスだが、使うときは折り曲げてアーチ状にすることで
 通常のマウスと同じようなホールド感で作業可能
→これはサンワサプライ製の薄型ワイヤレスマウスと同じ特徴となります。
↓(参考)今のところ耐久性以外は無敵の利便性を誇るサンワサプライ製の折り畳み式ワイヤレスマウス
 ※あくまでも個人的な主観です

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・タッチセンサーが左右ボタン全面に配置されているので、どこでもスワイプ動作が可能
→前回紹介したサンワサプライ製のタッチホイールマウスは左右ボタンの中央部のみがタッチホイールとして機能しましたが、SurfaceArcマウスは左右ボタン全面がタッチセンサーとなっているので、どこをスワイプしてもホイール機能が使えるようです。
指の位置を選ばずホイールスクロールができるのはかなり大きなメリットになるのではないかと予測しています。

・折り曲げるだけで電源ON
→これも現在一押しのサンワサプライ製の薄型マウスと同じ特徴となります。
直感的な操作に電源のON-OFFを連動させるという画期的なアイデアは利便性を格段に向上させる事間違いなしです。
↓(参考)今のところ耐久性以外は無敵の利便性を誇るサンワサプライ製の折り畳み式ワイヤレスマウス
 ※あくまでも個人的な主観です

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・ジェスチャー機能が使える
→Microsoftから出ているArcマウス専用のユーティリティーソフトを使うことで、タッチセンサーとボタンを組み合わせたジェスチャー機能が使えるようです。
例としてはホイールクリックを3本指クリックに割り当てるとか、その他動作を3本指クリックに割り当てるとか・・・
特にホイールクリックがどのように実装できるかが今回のマウス選定のカギとなるので、この辺の利便性は要検証と思っています。

・使用しない時はフラット形状で収納場所を取らない
→これもサンワサプライ製の薄型マウスと同じ特徴です。
マウスは手のフィット感を重視するので、必然的に丸みを帯びた形状になるのが宿命ですが、このマウスはフラット形状での収納が可能なので、持ち運びケースの中に忍ばせてもケースが盛り上がってしまうようなことは無く、自然な状態での持ち運びが可能となります。
↓(参考)今のところ耐久性以外は無敵の利便性を誇るサンワサプライ製の折り畳み式ワイヤレスマウス
 ※あくまでも個人的な主観です

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という事で、Microsoft謹製SurfaceArcマウスはサンワサプライ製の薄型マウスと非常に似通った特徴を持つ高級マウスという事がわかりました。
書いているうちに何となくおとなしくサンワサプライ製の薄型マウスを新しく買いなおした方が良いのでは?
と思ったりもしますが、ここは人生経験を積む上での試練と思い、あえてArcマウスを購入してみようと思います。

次回はMicrosoft謹製、SurfaceArcマウスの実機レビュー、使用感について書いてみようと思います。

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2024年05月25日

自分用のモバイルPCを買い替える話(5)

自分用のモバイルPCを買い替える話の続きです。
今回はOnexPlayerX1のベンチマークの結果や使用感について書いていこうと思います。

まずはベンチマーク測定の結果です。
ベンチマークについてはCinebenchとFF15ベンチを回してみました。
まずはCinebenchの結果についてです。
画面は省略・・・

マルチコア:3805
シングルコア:1121
でした
・・・意外と大したこと無い?と思い過去のデータと照合してみたところ
OneMix4の結果が
マルチコア:3511
シングルコア:1219
でした。
最新CPUを搭載しながらまさかのスペックダウンか?
と思いがっかりしていましたが、どうもOnexPlayerX1はユーティリティーソフトでTDPの調整ができることを忘れていました。
Turboボタンを押してTDPの設定を確認したところ、15Wに制限がかかっていました・・・
OneXconsole.png
↑OneXConsoleの画面を開き、TDPを最大の35Wに設定し、再度Cinebenchを回してみました。
結果は
マルチコア:10551
シングルコア:1555
という事で、OneMix4を大幅に上回る結果になりました。特にマルチコアが3倍近くまで伸びています。
一瞬買い物に失敗したかと思いショックを受けかけましたが、一安心です。

同様にFF15ベンチも計測してみました。こちらに関してはGPUの性能の計測が主目的となります。
他のPCと純粋に比較するため、設定はFullHD高画質で計測しました。
結果は・・・
ff15bench_turbo2.png
1912でした。
GTX1050を搭載したMSIのノートPCが1848だったので、InetlArcのグラフィック性能としてはGTX1050を上回っているという事になります。
ついでに外付けGPU(GTX1660ti)を接続して計測したところ・・・
ff15bench_gtx1660ti3.png
結果は5449でした。OneMix4+GTX660tiの結果が5166だったので、CPUの処理速度の影響で若干結果は向上しているようですが、GPUの処理能力の方が影響が大きいようです。
FF15_HIkaku.png
↑FF15ベンチの比較グラフです。

次にゲームを実際にプレイしてみた結果についてです。
時間の都合上Forteniteのみの結果となります。
自動でグラフィックの設定を行い、プレイしたところ40fpsくらいは出ましたが、60fpsまでは出ませんでした。ただし、CPUパワーが高いので、マウス操作への追従性が高く、fpsが低くても快適にプレイできました。
OneMix4の時は30fpsの設定でも瞬間的にカクつくことがありましたが、OneXPlayerではカクつきは発生しませんでした。
fortenite_turbo_mode.png

その他の使用感を以下に列挙していきます。
・キーボードは予想以上に使いやすい
→今回の買い替えで最も懸念されていたキーボードの使い勝手ですが、タイピング感も良く、キーピッチも十分に確保されているので非常に快適でした。
OneMix4のキーボードは打っていると時々タイピングを拾ってくれない事がありましたが、OnexPlayerX1のキーボードは通常の速度でタイピングしていても、タイプ抜けは全く発生しませんでした。
まさにSurfaceのタイプカバーに迫るほどの完成度と言っても過言ではないと思いました。

・英語配列のキーボードは慣れが必要
→OnexPlayerX1のキーボードはゲーミングPCという位置づけなので、キー配置が英語となっています。
記号の入力や日本語入力モードへの切り替えが日本語キーボードと異なるので若干の慣れが必要です。
自分は過去学生時代に英語キーボードのパソコンを使ったことがあったのであまり違和感なく操作できていますが、日本語キーボードしか触ってこなかった人の場合、慣れるまでは操作ミスが出てしまうかもしれません。

・タッチパッドの誤操作がまあまあ発生する。
→キーボードのタッチパッドとパームレストとの段差があまりないので、タイピング中に手の親指の付け根がタッチパッドに触れてしまい、カーソルが飛んで行ってしまう現象がそこそこ頻繁に発生しました。
マウスを使っている時はFn+ESCでタッチパッドを切って作業した方が効率的です。

・やっぱり重たい
→スタンドブラケットとキーボードを付けると1.2kgという事で、その重量感はやはり結構なものでした。OnexPlayerX1を持ってからOneMix4を持つとその重量の差は歴然としていました。
普段の通勤鞄に入れて持ち運ぶにはそれなりの覚悟が必要だなと思いました。

・分厚い
→今まで薄型タブレットや薄型PCに慣れてきているので、OnexPlayerX1の分厚さはかなり気になりました。
分厚い文庫本を持っているような感覚です。

・外付けディスプレイとの相性問題あり?
→USB-Cケーブルを接続し、アイリスオオヤマのモバイルディスプレイを接続したところ、ディスプデイを認識できませんでした。ならばと思い、手持ちのドッキングステーションをつなげてそこからHDMI接続をしても認識はしませんでした。
いろいろ試したところ、モバイルディスプレイにある2つのUSB-Cポートの片方に付属のUSB-PDアダプターで電源供給し、もう片方のUSB-CからOnexPlayerX1にケーブルをつなげたところ、電源込みでディスプレイが認識されました。
グラフィックボードが出たばかりのIntelArcなので、ドッキングステーションやディスプレイとの相性問題が出ているようです。
ちなみにXrealAirをUSB-Cに接続したところ、これはケーブル一本で認識してくれました。
どうやらアイリスオオヤマの外付けディスプレイとOnexPlayerX1の組み合わせだけがNGのようでした。(あと、手持ちのドッキングステーションとの相性も・・・)
長時間作業する場合は電源をつなげながら作業するので良いのですが、コンセントや電源のないところで外付けディスプレイを使えないのはちょっと残念だなと思いました。
今後、InetlArcのグラフィックスドライバーが更新されたりするともしかしたら治るかもしれませんが、それまでは電源供給しながら頑張るしかなさそうな感じです・・・

・処理速度、ゲーミング性能は十分
→ここはさすがのCoreUltra5とIntelArcだなと思いました。
普段使いの作業ではほぼノーストレス、ゲームも外付けGPUを使わなくてもかなり快適にプレイできました。
これ単体で出先でゲームが快適にプレイできるのはかなり大きいなと思いました。
さすがポータブルゲーミングPCを名乗るだけのことはあります。

・生体認証の感度も非常に良い
→最近のノートPCには指紋認証が付いているものが多いですが、感度がイマイチでいくら指を読ませても認証できないものが結構あります。
OneMix4の指紋認証はその中でもかなり優秀な部類でしたが、同様にこのOnexPlayerX1の指紋認証センサーもかなり優秀でした。(ほぼ誤検知なし)
今のところハンズフリーで認証できる顔認証をメインで使っていますが、フロントカメラの顔認証についてもスピーディーな認証ができて、非常に快適です。

総評としては、重量と厚みの部分で持ち運びにの面には若干の課題があり、ハードウェアの相性も気になる部分は数点ありますが、キーボードの使用感や処理速度面では申し分ない完成度ではないかと思いました。
諸々の相性問題は今後のアップデートに期待しつつ、メインPCとして活躍していってもらおうと思います。

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2024年05月19日

自分用のモバイルPCを買い替える話(4)

自分用のモバイルPCを買い替える話の4回目です。
前回までで購入する機種の選定を行いましたので、今回は見事時期メインPCに選ばれたOnexPlayerX1の実機レビューに突入したいと思います。

↓見事次期モバイルPC兼メインPCに選ばれたOnexPlayerX1
OneXPlayerX1.jpg

OnexPlayerX1のスペックをおさらいしておきます。
CPU:Core Ultla5-125H (21685)、Core Ultla7(25143)
GPU:Intel Arcグラフィックス (3126)
メモリー:16GB〜
ストレージ:1TB〜
画面サイズ:10.95インチ
画面解像度:‎‎2560x1600
重量:789g(キーボード、ブラケットスタンド込みの場合:1208g)
カメラ:フロントAIカメラ(顔認証対応)
WiFi:EEE802.11a/b/g/n/ac/axデュアルバンド
Bluetooth:Bluetooth5.2
キーボード:英語
サイズ:252×163×13mm(キーボード、ブラケットスタンド装着時:22mm)
インターフェース:MicroSDカードスロット、USB-TypeCx2(USB4)、USB-A×1、イヤフォンジャック、OCULinkポート
センサー:加速度、ジャイロ
スピーカー:ステレオ
生体認証:顔認証+指紋認証
価格:16万円〜

バリエーションとしてはCPUのグレードとストレージの搭載量で数パターンありそうでしたが、お財布事情とそこまでハイスペックすぎるものを購入してもおそらく持て余すので、今回は最低グレードのCoreUltra5搭載の1TBモデルを購入しました。
また、本体だけだとタブレット機能しかないので、キーボードは追加オプションで購入、コントローラーは正直微妙でそたが(ゲームするときはマウス、キーボード派なので)、初回購入特典でキーボードとセットで格安だったので、コントローラもセットで購入してみました。
今後どこでもゲームができるようになるにはコントローラ操作にも慣れておいた方がいい気もしますし・・・
(とはいえ、そこまでヘビーゲーマーでもないのですが)

今回はOnenetbookの公式サイトから購入しましたが、一応amazon経由でも購入できるようです。
そしてCoreUltra5モデルは安くて人気なので、現在売り切れのようです。

という事で、注文後は生産が追い付かないとかでしばらく時間がかかりましたが、先日ようやく現物が届きました。
20240420_125049.jpg
↑届いたパッケージの内容
一番左が専用ガラスフィルム、中央上が専用ハードケース、中央したが専用キーボード、右側の段ボールの箱が本体という感じです。
コントローラーは後日届くようです。

本体の入っている段ボールの中にはさらに専用化粧箱が入っていました。
20240420_125338.jpg

そして専用化粧箱を開けるとタブレット状の本体が出現ました。
20240420_125449.jpg
20240420_125606.jpg
本体を持ち上げると、その下には付属品を入れた小箱がパッケージのスポンジに埋まっていました。
ちなみに付属品BOX以外の部分は上げ底(緩衝材)になっているようです。
20240420_125650.jpg
↑付属品BOXの中身です。専用充電器と充電ケーブルが入っていました。

20240420_125658.jpg
↑専用充電器は100W出力のようです。
やはりゲーミング用途で使うので、大出力に対応しているようです。

20240420_125745.jpg
↑本体です。非常に分厚いタブレットという印象です。画面に張り付けた専用ガラスフィルムは光沢タイプのようですが、ここは好みがわかれるところだと思います。場合によってはノングレアのフィルムに変えてもいいかもしれません。

20240420_125800.jpg
↑本体上面の様子です。左から電源ボタン(指紋認証対応)、音量ボタン、OCULinkポート、Turboキーが配置されています。
OCULinkポートカバーをはがすと、隣にイヤフォンジャックも配置されていました。
有線でヘッドセットなどを使う場合はこのOCULinkのカバーを外さなくてはいけないようです。
右端のTurboボタンは押すことでOneXConsloeという電力その他のコントロールアプリを起動することができ、CPUのTDPの調整やファンの風量調整等を行うことができるようです。

20240420_125806.jpg
↑本体左側面です。USB-4(Thunderbolt対応)ポートが2つ配置されています。
その下にコントローラー接続ポートがありますが、カバーで保護されています。
コントローラを取り付けるときはこのカバーを外して取り付けるようです。

20240420_125837.jpg
↑本体右側面です。
USB-Aポートが一つ配置されています。規格はUSB-3のようです。
その下には反対側と同じくコントローラー取り付け用の接続ポートが付いています。

20240420_125911.jpg
↑本体底面です。
キーボード接続ポートが付いています。
ここに専用キーボードを取り付けるようです。着脱は容易な磁気式のようです。

20240420_125953.jpg
↑スタンドブラケットを取り付けたところです。
スタンドブラケットは磁石で取り付ける方式です。これとキーボードを付けると分厚いSurfaceのような見た目になります。
20240420_130903.jpg
↑電源を入れるとWindows11のセットアップが始まりました。
ここは通常の手順通りセットアップをしていきました。

ちなみにセットアップやアップデートをしていた時の消費電力は80Wを上回っていました。
20240420_135526.jpg

20240420_151853.jpg
↑3つのモバイルPCを並べてみました。左からSurfaceGO2、OnexPlayerX1、OneMix4です。
10インチクラスなので、ほぼ同じくらいのサイズ感です。

20240420_151915.jpg
↑SurfaceGO2とのキーボードの比較です。
キー配列は両方ともノーマルですが、OnexPlayerX1は英語配列になっています。
キーピッチはOnexPlayerX1の方が広めにとられているので、1つ1つのキーは大きめになっていますが、その分タッチパッドのスペースを侵食した結果、タッチパッドはやや小さめとなっているようです。

20240420_151920.jpg
↑OneMix4とのキーボード比較です。
キーピッチは同じくらいになっているようですが、OnexPlayerX1の方が一回り画面サイズが大きいので、キーボードのスペースも十分とれるようになった結果、変則配列を採用しなくてもよくなっているようです。

20240420_152003.jpg
↑同じキーボード着脱方式であるSurfaceGO2と厚みを比べてみました。
OnexPlayerX1の方がスペック盛りだくさんなので、かなり分厚くなっています。
こう見るとSurfaceGO2がいかに薄型設計なのかがわかります。

20240420_152052.jpg
↑3つのPCを重ね合わせたところ。
厚みの差がわかります。

20240420_152112.jpg

20240420_152159.jpg
↑OneMix4との比較です。
本体だけだとOnexPlayerX1の方が薄いですが、キーボード、ブラケットを付けると断然分厚くなってしまうようです。

キーボードのキーピッチも実測してみました。
20240421_112816.jpg
スケールの目盛りを読んだところおよそ18mmはありそうでした。
ノーマルのキーボードが19mmなので、かなり標準キーボードに近い感覚でタイピングができそうです。

およその外観のレビューはこんな感じでした。
次回は実際に動かしてベンチマークを測ってみたり、使用感についてのレビューを行ってみようと思います。

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2024年05月11日

自分用のモバイルPCを買い替える話(3)

自分専用のモバイルPCを買い替える話3回目です。
前回までは買い替える動機をグダグダ書いていましたが、今回は具体的な選定条件を出して候補の選定をしてみようと思います。
前回で出てきた条件はまだまだ抽象的なところもありますので、それに対して具体的な内容まで深堀していこうと思います。
ということで前回列挙した条件に具体的な条件を付け加えていきます。

・CPUはハイエンドクラス
→ハイエンドと言われるとCPUのグレードが高いという意味合いになりますが、グレードの高いCore-i7だとしても省電力モデルなどはあまり処理速度が高くありません。
ということで具体的なCPUスコアなどで明記してみようと思います。
モバイル系のCPUでハイエンドクラスってどのくらいのCPUスコアなのかよく分かっていないので、PC自由帳で調べてみました。
感覚的に20000以上あれば今やっているゲームなどは快適に動作しそうな感じだったので、とりあえずCPUスコア20000以上を基準としてみました。

・メモリー搭載量も多い
→ここ最近のOSの動作環境では8GBでも厳しいような状況になってきているので、16GB以上を基準としてみました。

・画面は10インチクラスで持ち運びに便利
→画面サイズが小さすぎると普段使いの作業に使えないので、最低でも10インチ以上としましたが、13インチクラスまで大きくなると逆にコンパクト感が失われてしまうので、上限は11インチ以下としてみました。

・ゲームをするのでGPU性能もそこそこ高め
→OneMix4のIrisXeグラフィックスだと若干パワー不足感がありました。あの時点から年数も経っているのでもう少し上を目指してみても良いのではないかと思いました。
単体でゲーム環境を構築する場合の最低ラインとしてはGTX1050相当の性能以上は欲しいところなので、そこを最低ラインとしてみました。(GTX1050の3DMarkベンチマークスコアは2111との事です。)

・拡張ポート多め(外付けGPUも使いたいので、Thunderboltは対応してほしい)
→外付けGPUや外部ディスプレイを使うので、Thunderbolt対応は最低限必要ということにしました。

・キーボードのタイピング性が良い(少なくともSurfaceGOと同等もしくはそれ以上)
→この辺は選定基準が微妙なところですが、最低限変則配列のキーボードは避けることにしました。
 あとは口コミとかを見てキーボードに関する苦情がない機種を選ぶくらいかなと思いました。

・スピーカー、マイクの性能が実用レベルであること
→SurfaceGOはスピーカー、マイクの性能が良かったので、最低でもステレオスピーカー搭載であることを条件としました。あとは口コミとかを見て・・・(以下同文)

・できれば生体認証は欲しい(指紋か顔)
→ここはそのままです。顔認証もしくは指紋認証、もしくは両方を搭載しているものを選ぶということにしました。

・カメラ付きであること
→タブレット型PCだとフロントとバックにカメラが仕込まれていますが、写真撮影は基本的にスマホを使うので、最低限Webカメラ(フロントカメラ)搭載であることを条件としました。

一応満額の条件は以上となりますが、すべてを満たすようなPCは存在しない可能性が非常に高いので、全項目必須というわけではなく、なんとなくこれらの条件に合いそうなPCを妥協も踏まえてネットなどで検索してみました。結果、以下のようなPCが候補として挙がってきました。

・OneMix5
OneMix5.png
OneNetbookテクノロジーから発売されているOneMix4の後継機種です。
スペックは以下の通りです。
CPU:Core i7-1250U (12576)
GPU:IntelIrisXeGraphigs(96EU)(1589)
メモリー:32GB
ストレージ:1TB/2TB
画面サイズ:10.1インチ
画面解像度:‎2560x1600
重量:979g
カメラ:なし
WiFi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth:Bluetooth5.0
キーボード:日本語(変則配列)
サイズ:232 x 167 x 15mm
インターフェース:MicroSD USB-TypeCx2(Thunderbolt×1、USB3.2×1)、イヤフォンジャック
センサー:加速度、ジャイロ
スピーカー:ステレオ
生体認証:指紋
価格:17.8万円〜

画面のサイズ感はそのままですが、旧モデルに比べるとビジネスツールとしての高級感を意識したデザインに変化しています。本体は本革のカバーと一体化されておりビジネスで持ち運ぶノートや手帳のような外観となっています。タブレットモードにするときも従来機種は画面のヒンジを裏返しに折り曲げるような構造でしたが、OneMix5は画面がキーボード上にスライドするような構造となっているようです。(一昔前のVAIOに同じような方式のモバイルノートPCがありました。かなり高価でしたが・・・)
タブレットモードの時、裏面にキーボードが来ると持った感触がポコポコして今ひとつでしたが、OneMix5はキーボードが裏返らない構造となっているので、ホールド感が良くなっているようです。
スペック面ではストレージ、メモリーはパワーアップしているようですし、CPUも11世代CPUから12世代のCore-i7に進化しています。
ただし、ビジネス用途色を前面に出しているのか、省電力を重視したのかCPUスコアは控えめになっています(普段使いであれば十分すぎるスペックですが・・・)
また、キーボードは相変わらず変則配列となっているようです。

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・SurfaceGO4
SurfaceGO4.png
SurfaceGO2の後継機種です。
スペックは以下の通りです。
CPU:Intelレジスタードマーク Processor N200(5188)
GPU:IntelUHDGraphics
メモリー:8GB
ストレージ:最大256GB
画面サイズ:10.5インチ
画面解像度:‎1920x1280
重量:757g
カメラ:800万画素/500万画素
WiFi:EEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth:Bluetooth5.1
キーボード:日本語
サイズ:245 x 175 x15mm
インターフェース:MicroSD USB-TypeCx1(USB3.2×1)、イヤフォンジャック、SurfaceConnect
センサー:加速度、ジャイロ、光、磁力計
スピーカー:ステレオ
生体認証:顔認証
価格:14.9万円
一般販売はSurfaceGO3までですが、法人向けモデルとしてSurfaceGo4が発売されています。
基本的に法人向けなので、特別な商流でしか入手できないようですが、なぜかAmazonでは売っていました・・・(むしろこれしか無かった・・・)。
CPUが最近話題の省電力で高性能なIntel N200搭載なので、旧モデルからはかなりパワーアップしています。
外観的にはSurfaceGO2から大きな変化が無いので使い勝手やキーボードの操作性については現状維持ですが、USBポートまわりも現状維持(Thunderboltは非対応)となっています・・・
メモリー搭載量も旧モデルと同じく8GBなので、ヘビーユーザーにとっては若干物足りない感は否めないかもしれません。あくまでも出先の軽作業用途を想定されたスペックであることも変わりないような印象です。

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・TenkuMobile S10
tenkuS10.jpg
天空(中国メーカー)から発売されている軽量UMPCです。
スペックは以下の通りです。
CPU:Intelレジスタードマーク Processor N100 (5558)
GPU:IntelUHDGraphics
メモリー:16GB
ストレージ:1TB
画面サイズ:10.51インチ
画面解像度:‎1920x1280
重量:920g
カメラ:インカメラ200万画素
WiFi:EEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth:Bluetooth5.2
キーボード:日本語(1か所だけ変則配列)
サイズ:244 x 166 x17.2mm
インターフェース:MicroSD USB-TypeCx2(USB3.1)、イヤフォンジャック
センサー:加速度、ジャイロ
スピーカー:ステレオ
生体認証:なし
価格:8.6万円
最大の特徴は値段がずば抜けて安い割に、メモリーやストレージがしっかり搭載されているところです。
キーボードもキーピッチを17.8mm確保しながら配列は極力ノーマルに近づけている感じですが、1か所だけ変則的な配列の部分があります。ただしタイピングにはほぼ影響がない程度だと思われます。
CPUもIntelN100を搭載しているので、今までのモバイル用途のCPU(CeleronやPentium、Core-mシリーズなど)に比べると処理速度はかなり高くなっているようです。(世代の古いCorei5よりは断然速い)
PC作業に必須となる部分(CPU、メモリー、カメラ、マイク、USB充電など)はしっかりと搭載されているのですが、付加価値的な機能である生体認証やThunderboltポートなどは非搭載となっています。
デザインもアルミの削り出しをベースにスタイリッシュな仕上がりとなっているようです。
ぱっと見た感じ、OneMix4を彷彿させる外観ですが、若干サイズが大きい関係でキーボードなどの使い勝手はこちらの方が良さそうな印象です。CPUパワーが要らないユーザーや周辺機器をあまり使わないユーザーであれば、こちらの方が使いやすいかもしれません。
メーカー側もOneMix4を意識して開発したようで、メーカーからリンクされているのレビューページでもOneMix4との比較が掲載されています。

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・GPD WinMax2 2023
GPDWinMax2.jpg
天空(中国メーカー)から発売されているポータブルゲーミングPCです。
スペックは以下の通りです。
CPU:AMD Ryzen5 7640U (21316)
GPU:AMD Radeon 760M(2116)
メモリー:16GB
ストレージ:1TB
画面サイズ:10.1インチ
画面解像度:‎‎2560x1600
重量:1005g
カメラ:インカメラ200万画素
WiFi:EEE802.11a/b/g/n/ac/axデュアルバンド
Bluetooth:Bluetooth5.2
キーボード:英語
サイズ:227×160×23mm
インターフェース:SDカードスロット、USB-TypeCx2(USB4、USB3.2各1)、USB-A×2、HDMI、イヤフォンジャック、OCULinkポート
センサー:加速度、ジャイロ、振動モータ
スピーカー:ステレオ(サラウンドサウンド)
生体認証:指紋
価格:13.8万円〜
さすが”ゲーミングPC”を名乗るだけのことがあり、CPU,GPUともにゲーミング用途に十分耐える性能を有しています。
メモリーもストレージも十分な量を搭載していますし、拡張ポートもてんこ盛りです。特に最近のポータブルゲーミングPCで搭載されだしたOCULinkポートも搭載されているようで、別売りの外付けGPUをこの専用ポートで接続することで帯域制限をほぼ受けずに外付けGPUを使うことが可能となっています。
スピーカーも4つ搭載していて、サラウンドサウンドでゲームを楽しむことができますし、生体認証も指紋認証を搭載、そして価格は13万円台〜とコストパフォーマンスもかなり良いという印象です。(実は16GB/1TBモデルはSurfaceGO4よりも安い・・・)
キーボードはゲーミングによくみられる英語配列ですが、変則配列ではないようです。
ただしゲーム用のコントローラが本体と一体化されている関係で、サイズを保つためにタッチパッドがキーボードの奥側の左右のジョイスティックの間に配置されています。普段使いでマウスを使うときは気にならないと思いますが、PC単体でマウスカーソルを操作しながら文字を打つなどの作業をしようとしたときにどうなるかがちょっと心配な気がします。
あとはハイスペックなハードウェアを小さい筐体にぎっしり詰め込んだ関係で重量は1kg超えとなっています。持ち運びの時はそれなりに重量感を感じるかもしれません。
とはいえ、前回の記事で述べた条件をほぼすべてクリアしているので、候補としては有力な部類に入るのではないかと思いました。

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・OneXPlayerX1
OneXPlayerX1.jpg
OneMix4と同じメーカーが出しているポータブルゲーミングPCです。
スペックは以下の通りです。
CPU:Core Ultla5-125H (21685)、Core Ultla7(25143)
GPU:Intel Arcグラフィックス (3126)
メモリー:16GB〜
ストレージ:1TB〜
画面サイズ:10.95インチ
画面解像度:‎‎2560x1600
重量:789g(キーボード、ブラケットスタンド込みの場合:1208g)
カメラ:フロントAIカメラ(顔認証対応)
WiFi:EEE802.11a/b/g/n/ac/axデュアルバンド
Bluetooth:Bluetooth5.2
キーボード:英語
サイズ:252×163×13mm(キーボード、ブラケットスタンド装着時:22mm)
インターフェース:MicroSDカードスロット、USB-TypeCx2(USB4)、USB-A×1、イヤフォンジャック、OCULinkポート
センサー:加速度、ジャイロ
スピーカー:ステレオ
生体認証:顔認証+指紋認証
価格:16万円〜
こちらもゲーミングPCを名乗るだけの事はあり、スペックは非常に高いです。
特にこのモデルはIntel系の最新型のCPUであるCoreUltraシリーズを搭載しているのが特徴となります。
グラフィックスも内蔵型IntelArcを搭載しているので、今までのIrisXeグラフィックスよりも高い性能を発揮できるようで、ベンチマークなど度見るとGTX1050を超える数値をたたき出しているようです。
つまり現在やっているゲーム類は設定次第ですが、このPC単体でも十分プレイ可能ということになります。(大体GTX1050でプレイできているので・・・)
また、GPDWinMaxはノートPC形状なのに対し、このOnexPlayerX1は本体がタブレット型になっているようです(つまりSurface系)
メーカーとしては3-in1を売り文句にしているようで、本体単体でタブレットPC、本体両側面に専用コントローラーを接続することでポータブルゲーム機、本体にスタンドとキーボードを付けることでノートPC的な使い方も可能と、すべての場面で活用できるような構想となっています。
実用用途にこだわっているのでキーボードの作りもしっかりしているようで、動画のレビューなどを見ていてもSurface並みの質感であるとの評判のようです。ただしキー配列は英語配列となっています(ゲーミングPC系は大体英語配列・・・)。このキーボードの性能がどこまで普段使いに影響を及ぼすかがポイントとなりそうな気がします。
生体認証も指紋、顔両方対応していたり、インターフェースもUSB-4(Thunderbolt)が2つ付いていたりと、拡張性についても申し分ない仕様となっています。
ただし、こちらもハイスペックな性能を小さい筐体に詰め込んだ結果、重量が重たく厚みも分厚くなっているようです。ちなみにキックスタンド状の着脱式ブラケットスタンドとキーボードを付けたときの重量は1.2kgと候補の中で最も重たいという結果になっています・・・
そして気になる価格ですが、なんとスペックの選び方によってはOneMix5よりも安くなる場合もあるようです。
こちらのモデルについてもGPDWinMaxと同じく、コストパフォーマンスは良いのではないかと思いました。

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というわけで、今回の選定候補としては以上となります。
さてこの候補の中で何を選ぶか?という事になりますが、スペックとして基準を満額で満たすのは軒並みポータブルゲーミングPCの系統の機種だったのですが、普段使いの使い勝手を重視した結果、OnexPlayerX1を選ぶことにしました。
キーボード周りや本体の重厚感が気になるところではありますが、おそらく今想定している自分の用途としてはすべてのシーンで活躍してくれるのではないかと期待しています。
次回はOnexPlayerX1の実機レビューをしてみようと思います。

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2024年05月06日

自分用のモバイルPCを買い替える話(2)

自分専用モバイルPCを買い替える話の続きです。
今回は改めて要求スペックの整理と候補の洗い出しを行っていきたいと思います。
ということでまずは現在持っているPCのスペックの確認から行っていこうと思います。

・SurfaceGO2 LTE Advanced
SurfaceGO.png
詳細スペックは以下の通り
CPU:Core m3-8100Y (2893)
GPU:IntelUHDGraphics615(272)
メモリー :8GB
ストレージ:128GB
画面サイズ:10.5インチ
画面解像度:1920x1280
重量:798g
カメラ:800万画素/500万画素
LTE通信:あり
Wi-Fi通信:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth:Bluetooth5.0
タッチパネル:あり
キーボード:日本語
サイズ:245 x 175 x15mm
インターフェース:MicroSD USB-TypeCx1
センサー :加速度、ジャイロ、光、磁力計
スピーカー:ステレオ
認証方式:顔認証
価格:約11万円(定価)
Microsoft謹製タブレットPC、surfaceシリーズの端くれです。
この機種は10.5インチの小型サイズで、どちらかというとメインではなく出先の軽作業に特化したようなスペックとなっています。
タブレットなので顔認証対応のインカメラ、そこそこの画質のアウトカメラを搭載しており、専用タイプカバーを装着することでノートPC的な用途としても使えます。
タイプカバーのキーピッチはフルのキー数を詰め込んでいる関係でボタンも小さくキーピッチも狭目ですが、打鍵感は良く、慣れると非常に快適にタイピングすることができます。
スピーカーもそこそこ良いのを積んでいるので、動画視聴の時も奥行きのある高音質のサウンドが楽しめます。ちなみに自分の持っているモデルはLTE対応なので、SIMカードを挿すことでLTE通信も可能です。
テザリングやWi-Fiルーターを持ち歩かなくても単体でインターネット接続ができるので、場所を選ばず作業をすることができるのも利点の一つですが、あまりこの利点については活用する機会がありませんでした・・・(結局surfaceに専用SIMを挿すよりも、スマホでテザリングしたり、Wi-Fiルーターを使った方がSIMカードを効率的に活用できたので・・・)
不満な点としてはCPUパワーの低さ、メモリー搭載量の少なさ、拡張ポートの少なさといった所が主な点です。
CPUについては省電力のCore-m3を搭載しているので、重たい作業には向かず、電源投入後のOSの立ち上がりもかなり遅く感じますし、ゲームなどの用途には向きません。(設定を落とせばできないことは無いですが・・・)また、ここ最近のWeb会議アプリを使っているとCPUパワーが低く、メモリーも少ないのでアプリを起動した時点でメモリー使用率がぎりぎりになり、ほかのアプリが起動できなくなったり、会議を長時間続けているとCPU負荷が上がりすぎてサーマルスロットリンクが発生し、画面がバグったり、フリーズして操作不能になったりするケースが度々ありました。
拡張ポートもUSB-Cが一つしかないので、USBポートで充電しながら他の周辺機器を使用する際はドッキングステーションを接続するか、専用の充電アダプター(SurfaceConnect対応)を接続する必要がありました。
とまあ、不満点はいくつかありましたが、総じて汎用性が高く、軽作業では抜群のパフォーマンスを発揮してくれるPCであることは間違いないと思います。

・OneMix4 プラチナエディション
20210914_203504.jpg
詳細スペックは以下の通りです。
CPU:Core i7-1160G7 (9183)
GPU:IntelIrisXeGraphigs(96EU)(1589)
メモリー:16GB
ストレージ:512GB
画面サイズ:10.1インチ
画面解像度:2560x1600
重量:750g
カメラ:なし
LTE通信:なし
Wi-Fi通信:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth:Bluetooth5.0
タッチパネル:あり
キーボード:日本語(変則配列)
サイズ:227 x 157 x 17mm
インターフェース:MicroSD USB-TypeCx3
センサー:加速度、ジャイロ
スピーカー:モノラル
認証方式:指紋認証
価格:約17万円
中国のUMPCメーカーであるOneNetbookテクノロジーから発売されている10インチクラスのハイスペックUMPCです。
10インチクラスのノートPCでは珍しくハイエンドのCorei7のCPUを搭載しているのが特徴です。
i7と言っても省電力モデルなので、バッテリーで使ってもそこそこ長時間の使用が可能なので、出先での軽作業に使うことも可能ですし、持ち前のCPUパワーを活かし、自宅内でのメインPCとしての使用にも十分耐えうる性能を持っています。
GPUも内蔵タイプの中では最強クラスのIrisXeを積んでいるので、ゲーム用途としてもそこそこ使えました。
拡張ポートも豊富でUSB-4(Thunderbolt)ポートが2つも搭載されており、外付けGPUから電源、外部ディスプデイなど何でも接続することが可能です。(ちなみにOneMix4の後継機であるOneMix4SやOneMix5ではThunderboltのポート数はこっそり削減されています・・・)
不満な点としては、いろいろな要素を小型なボディーに詰め込もうとした結果、利便性や操作性に若干しわ寄せが来ているという点です。
具体的には、カメラ非搭載であること、オーディオ周りが弱いこと、キーボードが変則配列である点等です。
カメラ非搭載なので、Web会議は音声のみの対応となりますが、プライベートで行うWeb会議はカメラONで顔出し必須であることが多いので、その際はWebカメラを外付けで準備するか、SurfaceGOを使用することになります。ただしSurfaceGOは処理速度の問題があるので結局他のノーマルのノートPCを引っ張り出して会議するなどの対応になることがほとんどでした。
更にWeb会議関係で言うと内蔵マイクも搭載しているので、音声通話は何もつなげずに出来るはず・・・だったんですが、内蔵マイクの集音能力が低く、こちらの声は遠すぎて相手に聞こえない事がほとんどでした。
マイクの搭載場所も外観からは分かりにくく、本体のどちらかの側面に顔を近づけてしゃべるとようやくまともな音声通話ができるというような状況です。
ついでに言うとスピーカーもモノラルで、お世辞にもいい音とは言えないレベルのものでした。
結局内蔵のオーディオ周りの性能は本格的な用途としては不十分なので、ヘッドセットやイヤフォンをを有線もしくはBluetoothで接続することが大前提な印象を受けました。
そしてキーボードについても課題があると思いました。キーピッチは18.5mmと標準キーボードに迫るピッチを確保してくれているので一見打ちやすそうに見えるのですが、無理やりキーピッチを確保しているのでキー配列が変則でなおかつホームポジションが右にずれています。50音のローマ字タイピングはホームポジションを意識することである程度打てるようになりますが、記号や数字の入力はキーを目で探しながらの入力になります。
またキー自体の当たり判定もそこそこ厳しく、しっかりとキーを押してタイプしないとキーが反応しない場合があり、それが原因でミスタイプ(打ったはずの文字が入力されない現象)は結構出てしまいます。それでもしばらく使っているとある程度は慣れでカバーできますが、SurfaceGOに比べるとキーボード周りの使い勝手は一段劣るというのが率直な感想です。
ちなみに普段自宅で作業するときは外付けキーボードを使うことでこの辺のキーボード問題は回避していました。
OneMix4は小型軽量ハイエンドPCとしてはかなり優秀で高機能な機種であることは間違いないのですが、使い勝手にかなり癖があるので、そこをいかに乗りこなすかが課題でした。(というか、それが面白さでもあったのですが・・・)

というわけで、これらの一長一短な2台のPCの役目を1台で担ってくれるようなものはどんなPCなんでしょうか?
それは2台のPCのいいところ取りのスペックを持っているということになります。
つまり。。。
・CPUはハイエンドクラス
・メモリー搭載量も多い
・画面は10インチクラスで持ち運びに便利
・ゲームをするのでGPU性能もそこそこ高め
・拡張ポート多め(外付けGPUも使いたいので、Thunderboltは対応してほしい)
・キーボードのタイピング性が良い(少なくともSurfaceGOと同等もしくはそれ以上)
・スピーカー、マイクの性能が実用レベルであること
・できれば生体認証は欲しい(指紋か顔)
・カメラ付きであること
が条件になります。
・・・果たしてこの条件をフルに満たすPCは存在するのでしょうか??
次回はこの条件に沿って具体的な候補を挙げてレビューしてみようと思います。

マイクロソフト Office無し 法人向け Surface Go 3 LTE Advanced Core i3 /8GB / 128GB / プラチナ/Windows 11 Pro (8VI-00013)

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2024年05月05日

自分用のモバイルPCを買い替える話(1)

前回まで自宅用jのノートPCを買い替える話を書いていましたが、今度は自分用のモバイルPCを買い替える話が発生しましたので、その事について書いてみようと思います。
現在自分用のモバイルPCとしてはSurfaceGO2とOneMix4の2台を保有しています。

マイクロソフト Office無し 法人向け Surface Go 2 LTE Advanced Core m3 / 8GB / 128GB / Windows 10 Pro (SUF-00011)

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SurfaceGO2はWindowsタブレットの分類のPCとなります。カメラ搭載の省電力PCで、主にサブ機として出先での軽作業や動画視聴に使用しています。
OneMix4はCore i7搭載のハイスペックUMPCなのですが、カメラ非搭載、キーボードにも若干癖があるので主に自宅で外付けディスプレイと外付けGPU、Bluetoothキーボードを接続し、比較的重たい作業(ゲームや動画編集)に使用しています。
それぞれが欠点を補いながら各所で活躍してくれているのですが、両PCともに発売されてから年数が経過し、特にSurfaceGO2についてはスペック的にもそろそろ最低限クラスに達しつつあり、普段使いでも処理速度に関してかなり物足りなさが露呈してきているのが現実です。
OneMix4については11世代IntelCPU搭載なので、処理速度的には特に問題ありませんが、やはり後継機種が発売されてきており、そろそろ型落ち感が出てきています。
またPC2台持ちは日々の行動の状況により使用頻度にばらつきが出てしまい、使わない時はどちらかのPCが数か月電源を入れずに放置という状況もちらほら発生するので、どうしても無駄に物を持っているという感覚がありますし、久しぶりに電源を入れた瞬間にアップデートが走り出して数時間使えないという状況もそこそこ頻繁に発生しているのが現実です。

以前はハイスペックな小型PCほとんど無く、ロースペックなネットブック系やWindowsタブレットしかありませんでしたが、これらのPCの購入時期から年数もそこそこ経っているので、両方の役目を1台で担えるようなPCが出現していないか、今一度リサーチをすることにしました。
次回は要求スペックの整理と候補の洗い出しを行ってみようと思います。
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2024年04月30日

自宅のノートPCを買い替える話(5)

自宅のノートPCを買い替える話の続きです。
今回は前回書けなかった実機の性能測定の結果、あと使用した感想などについて書いていこうと思います。

まずおさらいですが、今回新調したPCのスペックです。
DELL_Inspiron.jpg
型名:DELL Inspiron14 5430
CPU:Core i7 1360P
メモリ:16GB
ストレージ:SSD1TB
画面:14インチ(ノングレア液晶)
OS:Windows11Home
インターフェース: HDMIx1、USB3.2 Gen1x2、Thunderbolt4x1、SDスロット
その他: Webカメラ、Bluetooth、日本語キーボード
生体認証:指紋認証
重量:1.53kg

セットアップが完了したところからベンチマークソフトを入れて性能測定を行い、既存の手持ちのPCとも比較してみました。
まずはCPUの性能を測定するChineBenchを走らせてみました。
結果は↓のような感じでした。
cinebenchR23.png
シングルコアが1565、マルチコアが8125という結果でした。
ちなみにマルチコアの動作時、タスクマネージャーを見ているとCPU使用率が100%まで行っていなかった(90%弱)ので、サーマルスロットリンクが起こっているかもしれません。
とはいえ、既存のPCと比較しても段違いの性能です。(特にマルチコア性能が)
cinebench_hikaku.png

次にグラフィック性能ということでFF15ベンチを動かしてみました。
GPU性能としては内臓のIrisXeの状態と、外付けGPUおGTX1660tiの2通りで測定してみました。
結果はIrisXeが1411
FF15bench_fullHD_iriXe.jpg

GTX1660tiが5388になりました。
FF15bench_fullHD_GTX1660ti.jpg

やはりCPU性能の差なのか、OneMix4よりも高いスコアが出ました。
条件を揃えるためにあえてFullHDの高画質で測定していますが、設定を軽くすればIrisXeでもそこそこ動くような気もしています。
FF15bench_hikaku.png
↑FF15ベンチの比較グラフです。
IrisXeがGTX1050にだいぶ迫ってきていますが、今一歩及ばないといったところになっています。
ちなみに外付けGPUを接続したままPCを再起動すると、PC起動時にハードウェア構成の変更が検出され長ったらしいBITLOCKERの回復キーの入力を求められるので、使い方は要注意です。
対策としては電源が入っている状態で外付けGPUを取り外した状態でシャットダウンもしくは再起動をするとBITLOCKERのセキュリティーには引っかからないようです。
外付けGPUのGTX1660tiについては、CPUが変わってもそこまでスコアが伸びていないことから、Thunderbolt接続の状態ではこの辺がこのグラフィックボードの性能の限界なのかもしれません。
いずれにしても既存のPCに比べると格段に性能UPしているので、ほぼ思惑通りの結果になっていると思いました。

その他使っていた時の所感を書いてみます。
・キーボードの触感はなかなか良い
→キーボードの表面に微妙に弾力性のあるコーティングが施されているので、いい感じで指のすべり止めになってくれているようです。

・指紋認証の感度はイマイチ
→ここは購入前から一抹の不安があったのですが、その不安は的中しました。
指紋を覚えさせても指の当て方に気を付けないと指紋を認識してくれません。
登録してから時間が経過し、お肌の乾燥具合などに変化が出ているとそれだけでも認識してくれなくなり、指の再登録が必要になってしまいます。
センサーの方式(?)がイマイチなのかもしれません。
ちなみにOneMix4の指紋認証センサーはほぼ誤検知なく、非常に快適なのですが、それと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
あまりに誤検知が多いので、生体認証は諦め、PINでログインすることにしています。

・処理速度はかなり速い
→軽作業用途であれば完全ノーストレスで使うことができます。

・PCを開くだけで自動電源ON機能はちょっと・・・
→デフォルトではシャットダウンをして電源を切った後、PCをいったん閉じて開くと電源が勝手に入る設定になっています。
最初はシャットダウンを忘れたかと思いましたが、数回同じことを繰り返してようやく気付きました。
本当にシャットダウン忘れている場合とシャットダウンはちゃんとしているけど勝手に電源が入った場合との区別が付かないので、人によっては気持ち悪い感じになるかもしれません。
ちなみにこの設定はBIOSの設定で切ることができます。(オンラインのマニュアルか何かに記載がありました)
一応最近のWindowsPCはシャットダウンしなくても良い(スマホと同じくスリープでも特に問題ない)のですが、長期的に置いておくとバッテリーが徐々に減っていくのでシャットダウン派にはちょっと困った機能になる気がしています。
ちなみに我が家はシャットダウン文化が根強いのでとりあえず自動ON機能は無効化しました。

・USB-PD対応はやはり嬉しい
→ACアダプターを出さなくても現在テーブルに常設しているPD対応の電源タップにケーブルをつなぎこむだけで充電ができるので非常に便利です。
ただし、タップ側のほかのポートにスマホやPCがつながっていて、の接続状態が65W出せない状態だと、Windwos画面に例の低速充電ケーブルの警告が出てきます。(充電に時間がかかる事以外、実害はほぼありません)

・外付けディスプレイもType-Cケーブル一本でつながるようになる
→Type-CポートがThunderbolt対応なので、外部ディスプデイへの接続もケーブル一本で大丈夫です。
旧型PCはこれがなかったので、HDMIポートで信号接続し、USBーAポートから電源供給の2本体制での接続が必要でした。ここも接続が簡略化され非常に便利になりました。

・外付けGPUも問題なく使えるが・・・
→以前自作した外付けGPUもThunderboltポートを使って接続することができました。
ただ上述したように、つなぎっぱなしでシャットダウン、再起動などを行ってしまうとBITLOCKERが反応し、長ったらしい回復キーを打ち込む羽目になるので、要注意です。
ちなみに回復キーはスマホなどでMicrosoftAccountのページに行くと参照することができます。

・タッチパネル機能はやっぱり欲しかったかも・・・
→OneMix4やSurfaceGOを使ってきたので、タッチパネルの便利さが体に染みついた状態で非タッチパネルのPCを触ると、思わず画面をタッチしたときに何とも言えない不便感を味わってしまいます。
実はInspiron14シリーズには2-IN1モデルがあるので、そちらを選べばタッチ対応のものも購入することが可能です。
ただし、自分が調べたとき、13世代の2-in1モデルは完売していたのと、最新型の2-in1モデルはThunderbolt非対応だったので候補から外した経緯があります。

とまあつらつらと感想を書いてしまいましたが、概ね必要な機能や性能はちゃんと備えてくれているので、使いやすいPCではないかと思います。
これから数年間、自宅用としてしっかり活躍してもらおうと思います。

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2024年04月29日

自宅のノートPCを買い替える話(4)

自宅のノートPCを買い替える話の続きです。
今回は前回までで選んだノートPCの実機レビューを行います。

↓今回選ばれたノートPC
DELL_Inspiron.jpg
DELL Inspiron14 5430

まずパッケージの中身です。
20240324_231825.jpg
↑PC本体:段ボールの緩衝材をかませ、不織布の袋に入った状態で収納されていました。

20240324_231804.jpg
↑付属品:専用ACアダプター、出力は65Wでした。前の機種が45Wでしたが、ここはi7-1360Pなのでフルパワーで動くときにこれだけの電力が必要なんだろうなと思いました。
ちなみに定格の低いACアダプターやUSB-C電源を接続した状態で電源を入れるとBIOS上で警告が出るようです(こんなに低い出力の電源をつないで大丈夫か?的なやつです。)
ちなみに45Wの電源でも充電はできるようですが、出力の低い電源をつないだ!!という警告がWindowsの右下の部分に表示されます。(実害は特にないですが・・・)

20240324_232105.jpg
↑PC本体と付属品のすべてを並べた様子。
結局付属品はACアダプターとスタートアップガイド的なマニュアル1冊のみでした。
シンプルで良いのではないかと思います。
大昔PC98を初めて買ったときは分厚い電話帳のような物々しいユーザーマニュアル数冊と、プログラミング言語であるN88-BASICの教科書が数冊付属していて、いかにもPC買うんならプログラミング覚えるんだろう?的な雰囲気をありありと醸し出していましたが(結局プログラミングはそこそこにゲームばっかりしていました・・・)最近のPCはOSもソフトも整備せれ、便利な情報家電のような位置づけなので、この程度の付属品で十分使えてしまう感じです。(ちなみに初期のPC98 はMS-DOSなどのOSも別売りでした・・・)
時代の流れを感じますね。

という事で実機レビューの続きに戻ります。

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↑本体左側面の様子:電源ポート、HDMI、USB-A、USB-C(Thunderbolt対応)ポートが並んでいました。
このモデルは専用のACアダプターで充電しますが、Type-Cポートでも充電が可能です。
つまり、卓上のUSB-PDタップから直接充電ができるので、机の上の配線をスッキリさせることができます。(今回の狙いの一つです)
あと、画面を開くとディスプレイの下端がキーボードを持ち上げることで、キーボードに角度を付けられるようになっています。(他社のPCでも最近この方式が主流のようです)
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↑本体右側面の様子:オーディオ端子、USB-Aポート、SDかーどリーダーが配置されていました。
もう少し上位モデルであればThunderboltが2つあったり、USB-Aがもう少し多めに付いていたりするのですが、用途的に周辺機器をゴテゴテ付ける予定はないので、このポート数でもおそらく問題ないのではないかと思われます。

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↑ディスプレイ上部にはWebカメラが配置されていました。
旧機種は画面下部だったので、Web会議で顔を出すと下から見上げるような、(鼻の穴の中が見えるような)角度でしたが、今回のように画面上部の配置であれば目線と同じくらいの高さになるので、いい角度で顔を映すことができるのではないかと思いました。
あとカメラを映したくない場合はスライドシャッターによりカメラ自体を塞ぐことも出来るようです。

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↑キーボード右奥には指紋認証付きの電源ボタンがありました。
WindwosPC系の指紋認証は感度がイマイチなものが多いので、あまり期待はしていませんが、生体認証が付いているのは便利なのではないかと思いました。

20240324_232244.jpg
↑パームレストの上にIntel Corei7のマークとIrisXeのマークが付いていました。
IrisXeグラフィックスは内蔵タイプのグラフィックの中でもそこそこ強めなので、軽い3Dグラフィックくらいであれば難なく処理することが出来ます。(さすがにゲームはちょっと厳しいですが・・・)

20240324_232435.jpg
↑新旧モデルを並べてみました。
カメラが画面上部に移り、その分画面が下の方に広がっているのが分かります。
ちなみに旧機種は1920×1080にたいし、新機種は1920×1280とアスペクト比も変更されているようです。
同じ14インチでも画面が大画面化しているのは有難い事ではないかと思います。

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↑新旧機種を重ね合わせたところ
新機種が旧機種よりも小型化されているのが分かります。
大画面化しているのに、全体的に小型化されている所が素晴らしいですね。

電源を投入するとWindows11のセットアップ画面が立ち上がってきました。
ここは既定路線に従い設定を行っていきました。
20240324_233041.jpg

設定が終わるとWindwosがすぐ使えるようになりました。
早速Thunderboltを使って充電をしてみました。
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↑充電の様子。出力が表示できるモニター付きケーブルを使って電力計測を行ってみたところ、60W近くの質力が出ていることが分かりました。

という事でまずは開封からセットアップまでを書きましたが、続きは次回という事で・・・
次回はベンチマークや使用感のまとめを行ってみようと思います。

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1000羽、既婚サラリーマン(貧乏)です。 このブログでは、主にパソコン、スマホ、デジタル機器あたりの話題をメインに投稿しようと思っています。
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