2020年04月21日
原油先物がマイナスになる異常事態
20日のWTI原油先物価格が一時マイナス40ドル台をつけるという異常事態に陥りました
(WTIとは、ウェスト・テキサス・インターミディエイトの略で、アメリカのテキサス州とニューメキシコ州で産出される原油の総称です。)
原油先物価格がマイナスになるということは、原油を販売する側が、お金をもらうどころか、商品の原油に現金を付けて渡すということですから、いかに異常な事態かというのがお分かりいただけるかと思います
国債の金利がマイナスになるという話もかなり異常ではありますが、現物資産として価値がある原油の先物価格がマイナスになるというのは非常におかなしな事態です
色々調べてみると、今回の原油先物価格のマイナス領域への突入は、
「原油在庫過多の中、貯蔵先を確保できない買い玉所持者が売りに走った」
「投機筋(短期売買で利益を得ることを目指す集団)が強烈な売りを浴びせた」
などなどが原因のようです
ロシアとサウジアラビアの対立から原油価格が今までにないほどの下落を見せたあたりから、原油価格の動向に不信感を抱いてはいましたが、今回の原油先物マイナスで完全に異常事態であるとの認識が強まりました
コロナウィルスによる株価の大暴落もそうですが、投機筋の動きがかなり強いのか、今年に入ってからの金融市場の動向は、今までの常識が通用しない値動きが多く、しばらく嵐が過ぎ去るまでおとなしくしているのが実は一番いいのかもしれません
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