トレンディな話題に戯言を

「生きる」という普段意識する事もなく行われている大前提となる行動を、深く考えさせられる事件。


逮捕されてしまっているので容疑者と言われている医師２名が、全身の筋肉が衰えてしまう難病ＡＬＳの女性患者からの依頼により殺害したという事件。


これは「嘱託殺人」の疑いとして逮捕された事件です。


実際には薬物を投与して殺害したわけですが、ＳＮＳでこうした生きることを終わらせたいという本人の意思に対して、手助けができないか？というやり取りのように思えます。


医師は、お金を受け取っていた事もあり、さらにＳＮＳのやり取りを消去するようにとの会話もあったようです。


こうした嘱託殺人は日本では認められていないわけですが、オランダなどでは「安楽死」は認められていたりします。


「生きる」については議論が決着つかない話だと思いますが、亡くなった女性の気持ちは、、、、、きっと「ありがとう」と残して亡くなられたのではないでしょうか。


そこに報酬が発生するとか変な感じですが、ＳＮＳのやり取りを削除しようとした点については、容疑者の医者も認められていない行動である事は理解していたのだと思います。


その認められていない行為に対して、一石投じて議論すべきという大義名分をもった行動だったのでしょうか？


だったとしても殺人として逮捕されるわけです。


安楽死、、、、これを認めるにしても線引きが非常に難しいし正解の無いものかもしれません。その決断をする本人にしても、何らかの手を下す人にしても、想像を絶する経験になってしまうのじゃないでしょうか。