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2016年08月28日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part71 狙われた神


神奈川 71

秋田  78


弥生「7点差。この試合の最大の点差ね。少しずつ差が開き始めたわね。」



中村「このままずるずると言ってしまうのでしょうか?」


弥生「・・・。さすがに経験豊かな秋田の選手たちね。しかし・・・、(神奈川の子たちのポテンシャルはこんなものなの?)」



赤木「まだだーー。あきらめるな。」



赤木が吠えた。ここまでいいところはあまりなかったが、情熱は失っていなかった。


当然、他の神奈川のメンバーも誰一人あきらめていなかった。



河田「面白れぇ。そうこなくちゃ。」


秋田のメンバーも闘志をむき出しで試合をしてくる方が楽しくて仕方がないのだ。


牧から赤木へボールが回った。


赤木は燃えていたが、冷静だった。後ろに河田がいて自分ではいけないことはわかっていた。
すぐにあたりを見るとフリーの神を発見し、パスを出した。



三井「・・・。何かおかしい。確かにフリーになるのが上手いがあの秋田が神をフリーにするわけが・・・。」


と三井が考えているうちに神がシュートを放った・・・。


が、その瞬間、また一ノ倉が横からボールをたたき落とした。


一ノ倉「よっし!!」


そのボールに向かったのが、中山だった。が、その横から藤真がボールを奪い取った。



藤真「落ち着けっ!これ以上の点差は致命傷になるぞ。」



しかし、神奈川は攻め手を欠いていた。



ただ、ボールを回して時間が過ぎ去っていた。




赤木「牧っ。よこせっ!」


赤木が牧からボールをもらい、強引に押し込もうとしたが、河田がブロックをしようとした。


「ピピーーーッ。ディフェンスチャージング」



河田「ちっ。手に当たってしまったか。ついてたな。赤木。」



赤木は何とかフリースローを2本とも決めた。



神奈川 73

秋田  78


確かに神奈川はついていた。審判によってはオフェンスチャージを取られてもおかしくないくらい微妙な判定だった。



高頭「なぜだ!?なぜ、神がことごとく止められる!?」


高頭の心境は穏やかではなかった。しかし、それ以上に神も取り乱していた。



藤真「とりあえずディフェンスだ。一本止めて流れをつかもう。」


藤真が檄を飛ばした。


しかし、そう簡単ではなかった。秋田の攻撃が松本がベンチに下がったとはいえ、その分中山の動きがよくなっており、マンツーマンではマークが食い違い始めていた。


最後は深津がミドルレンジからのシュートを決めた。


神奈川 73

秋田  80


ここでたまらず高頭がタイムアウトを取った。



高頭「辛抱だ。ここは離されずついていけ。チャンスは必ず来る。」



智将高頭にしては珍しく具体的な策がでなかった。それだけ追い込まれていたのだ。


清田「神さん・・・。」


神がベンチでうなだれていた。



その頃、仙道が三井に耳打ちしていた。


三井「・・・!?な、なんだと!」


仙道「一度、外からも確認してもらえませんか?」


三井「わかった・・・。」



仙道は、今までの練習の中で神とマッチアップした際に、思ったことがあったのだ。


それを今、秋田が利用しているのではないかと感じ、三井に確認を頼んだのだ。


メンバーに今言うと動揺があるかもしれないため、ベンチにいる三井にあえて頼んだ。



神奈川ボールで試合が再開された。


藤真がフロントまでボールを運んだ。


藤真も少し気になっていた。なぜ、神ばかりが狙い撃ちされるのか?


神を絡めずに勝負をしようとしていたが、他のマークが厳しいのだ。


そしてタイムオーバー寸前にフリーの神へパスが回った。



三井「(・・・1、2)あっ」


またもや一ノ倉に神のシュートがはたかれた。


今度は拾ったのが深津だった。



深津が速攻に行こうとしたところで牧が立ちはだかった。


牧「ったく。後輩をかわいがってくれたお礼をさせてもらうぞ。」



牧は深津をライン際に追い込み、パスが出せないような状況に追いやった。


深津「くっ。」


圧倒的な威圧感だった。後半になればなるほどしり上がりに調子を上げる牧の真骨頂だ。



その隙をついて藤真がダブルチームに来ようとした瞬間、牧がボールを奪い返した。


すごいスピードだった。あっという間に深津からボールを奪うと、そのままシュートを決めた。



神奈川 75

秋田  80










(続く)
posted by だんす at 10:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年08月07日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part70 最大の点差

神奈川 68

秋田  73


田岡「5点差・・・か。だが、まだ時間はある。一気に3点詰めようとすると失敗したときのリスクは大きいぞ。」


安西「桜木君、君ならここからどうするね?」



桜木「はっはっは。この天才に愚問を。すべて取ーーーる。そして、天才にしかできないダンクですべて決める。」


安西「ほっほっほ。ダンクは置いといて正解ですね。ここからはリバウンドを制する者がゲームを制します。赤木君の活躍なくして神奈川の勝利はありませんよ。」



秋田はいったんゾーンプレスをやめ、しっかりとディフェンスをゾーンで固めた。



牧「さて、どうするか?」


藤真「こっちだ。」



藤真が一気にレフトサイドへ切れ込んだ。が、中山がそれに反応していた。


牧はパスを出すふりをして一気に切れ込んだ。


宮城「牧のペネトレイトだ。」


しかし、堂本監督の牧を徹底マークという指示を受けて、あっという間に秋田のディフェンス陣が牧を取り囲んだ。


牧は身体を空中で体を反転させた。


牧「これを待ってたんだ。」



外で待ち構えている神へパスが通った。



神の凍てつくような静かなフォームから放たれたシュートは、リングをかすめることなく、リングを通り抜けた。



清田「スリィーーーー。いぇえーーー。」



田岡「入ったからよかったようなものの。赤木の位置取りはよくなかったな。」



神奈川 71

秋田  73


堂本「あのスリーは厄介だな。一ノ倉、アイツを止めてくれるか?」



一ノ倉「任せてください。」



堂本「よしっ。この攻撃が終わってプレーが途切れたら交代だ。」



秋田も沢北はいないが、それでも最強のメンバーだ。


野辺から、松本、河田へボールを回し、河田が赤木を交わしてのシュートを決めた。


藤真の上を狙われてパスを回されている。高さ的にはかなり不利なのだ。


神奈川 71

秋田  75



ここで一ノ倉が松本と変わった。


松本「神の攻略法はわかってるな?」



一ノ倉「今度こそ活躍をするぜ。」




秋田はボックスワンの形で神に一ノ倉を付けた。



仙道「牧さん、いつでも使ってくださいよ。」



牧は嬉しかった。あの強豪秋田と渡り合うのに今までは自分が攻め込むパターンと神を使うパターンでシミュレーションをしていたが、このメンバーならもっといろいろなパターンを駆使できる。

流川こそ怪我で退いたが、センターに赤木、スモールフォワードに仙道がいるのだ。


高さでは劣るがシューターが藤真と神と豪華キャストだ。


それでもあえて、牧は神を選択した。



牧は、冬の選手権を見据えて、神がどの程度やれるかを見ておきたかったのだ。



神にボールが回った。



神は一瞬フリーになっていたのを牧は見逃さなかったのだ。



神は、自分のタイミングでシュート体制には入って、完全に神のゾーンに入っていた。


が、シュートを放った瞬間横からボールをはたかれた。


神「な、なにっ。」



こぼれたボールを中山が拾った。こぼれ球の嗅覚は抜群だった。




牧「神、戻れっ!!」



しかし、神は動揺していた。



中山がドリブルで切れ込み、フリーとなっていた河田へワンバウンドパスを送った。



何とか赤木が追いつき、ハエタタキをしようとしたが、河田はボールを後ろへ回した。



深津だった。



宮城「やばいぞ。アイツはスリーもあるぞ。」




牧の必死のディフェンスも間に合わなかった。



神奈川 71

秋田  78







(続く)
posted by だんす at 11:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年07月31日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part69 最後の勝負


神奈川 66

秋田  67


弥生「さすがね。神奈川の勢いをもってしても第3Qを終わってもリードしているとはね。」


中村「ええっ。一時は、神奈川が突き放しそうな勢いでしたからね。


   さすがに勝ち方を知っているというか・・・。」
   
   
(ベシッ)


弥生「なーにが勝ち方を知っているよ。(しかし、実際、その通りかもね。)強いわ。」


その頃、神奈川ベンチは、高頭監督が思い切った策を考えていた。


高頭「三井、少し休んでくれ。」



三井「ああっ。体力なら全然大丈夫だぜっ!?」



高頭「そうじゃない。勝負どころはもう少し後で来る。そこでお前の3Pが必要だ。


   お前がこの試合のキーマンとなる。」
   
   
三井はノッタ。


三井「おれがキーマン。わかりました。少し休みます。」


赤木「(コイツ等は、本当に単純だな・・・。)」


高頭が考えていたのは、この夏で最後の国体なので、牧にすべてを任せようと思ったのだ。



そのため、牧が使いやすい神を投入しようと考えていたのだ。



第4Qは、

牧、神、赤木、仙道、藤真


の今年の神奈川を背負っているメンバーと来年神奈川をしょって立つメンバーだ。


対して、秋田は第3Qと同じメンバーであった。

深津、河田、松本、野辺、中山



第4Qが始まった。


いきなり秋田が仕掛けてきた。


ゾーンプレスだ。


牧「うぉっ。」



牧は高頭監督にゾーンプレスの対策をしてもらっていたため、それほど面食らわなかった。


だが、メンバーは海南のメンバーではなかった。



赤木、藤真、仙道はゾーンプレスの対策は、高頭から細かくは聞いていなかったからだ。


牧は、神を探し、パスを出したが、それを深津に読まれていた。



深津がパスカットして、中山へボールを渡した。


前線でのパスカットだったため、フリーで3Pを放った。


神奈川 66

秋田  70



観客「おおーーー。いきなり3Pだ。ビッグプレーだ。」



牧「ちっ。仕方がない。神、ボールを入れてくれ。」



他のメンバーは、体力的にも厳しい状況になっていたのだ。そのため、走り回ってゾーンディフェンスをかく乱するほどの体力はないと考えた。

最悪、牧は個人技で抜こうと思っていたのだ。



神は素早く牧にボールを入れた。



そこへ、深津と中山がダブルチームでついた。


堂本「スター選手が多い神奈川だが、結局は牧。最後は牧に頼るんだ。牧さえつぶせばこちらのもんだ。」


さすがに牧といえど、二人にマークされて交わしきれなかった。



時間だけが過ぎようとして5秒が経過しようとしていた。



(牧さん、こっちだ。)



その声は仙道だった。牧よりさらに後方まで戻り、牧からボールを受け取った。



仙道は一瞬で野辺を振り切り、凄まじいスピードボールを神へ投げた。



野辺「しまった。」



神も予期せぬ勢いでボールが来たため、一瞬取り損ねた。


ボールを押さえる間に、松本が神のマークへ着いた。



神はこの大会、ほとんど試合に出ていなかったため、試合勘が少し鈍っていたのだ。
まして、決勝の第4Qという場面ではなかなか身体がついてきていなかった。


しかし、どうであれ、ゾーンプレスを立ったワンプレーで破ったのだ。


そして、その神がいったん藤真にボールを戻した。



両陣営が隊形を整えた。藤真がレフトサイドへドリブルで流れた。


が、2ドリブルした瞬間、ノールックでボールをセンターに戻した。



そこには仙道。仙道がフリーでミドルレンジからシュートを決めた。



神奈川 68

秋田  70


仙道「まだまだ時間はあります。確実に2点で詰めていきましょう。」



牧「仙道の奴め。」



しかし、秋田も動じなかった。



深津から中山へパスが回った。



神がチェックに入ったが、その時には、中山はシュートを打ち終わっていた。



神「は、はやい。」



神奈川 68

秋田  73



牧「神よ、アイツはお前と同い年だ。負けるな。そして、仙道にも・・・。」






(続く)
posted by だんす at 19:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年07月18日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part68 そのまま


神奈川 53

秋田  54



田岡「よぉーーーし。神奈川に仙道ありを見せつけてやれ。」



神奈川チームの唯一の2年生である仙道も途中で交代していたため、スタミナ十分だった。


仙道「赤木さん、どんどん行きましょう。まだまだ緊張する場面じゃない。」



赤木「(ちっ。仙道の奴・・・。)」



赤木はそう心で思いながら、不思議と落ち着いてきていた。


仙道の一言は安心感を与えていた。


深津「まだリードしてるピョン。あわてる必要はないピョン。」


そうチームメイトに言い聞かせていた。


中山は心躍らせていた。今までは、ミスしたらどうしようと思っていたが、そんな気持ちより楽しさの方が増してきていたのだ。



三井「嫌な感じだな。」



なんとなく三井は中山が気になっていた。



中山がうろちょろし始めた。それは、とても洗練された動きではなかった。


が、逆に、神奈川のディフェンスを混乱させた。



三井と藤真がぶつかった。



その隙を狙って、深津から松本へボールが流れた。


松本は、ワンフェイクで仙道を交わし、そのままシュートを放った。




神奈川 53

秋田  56




田岡「くぉらーーー、仙道、ディフェンスで手を抜くんじゃない!!」


仙道「(ギクッ)」



松本「仙道君、沢北じゃないと気合が入らないかい?」



松本は、試合前に仙道が発したインタビュー記事を見ていた。



そこには、仙道が対戦してみたい相手として、沢北の名前が書いてあったのだ。



松本は、いつもいつも沢北と比べられてきていて嫌気がさしていた。



沢北がいなくなって自立してチーム得点王になっても周りは沢北がいないからという風潮になっているのだ。


そういう背景があったため、仙道に嫌味っぽい発言になったのだ。



仙道「いやっ、十分楽しめそうですよ。」




仙道も燃え始めていた。松本にも本物のにおいを感じ取っていたからだ。




牧がドリブルインしようとすると深津が立ちはだかった。



牧「さすがにそうそう簡単に抜かさせてはくれないか。」



牧がドリブルをして考えているとなんと後ろからボールを取られた。



牧「なにっ!!」



しかし、そのボールを奪ったのは藤真だった。


一瞬、秋田も目を疑ったため、対応が遅れた。



その一瞬を逃さず仙道が中へ切れ込んだ。



そこへ藤真が柔らかいパスをリング横へ出した。


(ドッガーーーーン)



神奈川 55

秋田  56



仙道の豪快なダンクが決まった。神奈川も役者がそろっていた。



能力が高くいろいろな方法で攻めていた。


しかし、差がつまらない。



1点差のまま、第3Qが終わった。



神奈川 66

秋田  67


(続く)
posted by だんす at 19:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年07月03日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part67 迷走する赤木


神奈川 48

秋田  52


桜木が警備員に連れられて、2階へ連れていかれているとき、三井が牧と話をしていた。


三井「牧よ、赤木は考えすぎる癖がある。お前のパスで考える間を与えずプレーさせてやってくれ。」


牧「ったく。ゴリラみたいな顔をしてるくせに繊細な奴だな。」


そうつぶやきながら牧がカットインしていった。


そして、赤木へパスを出すそぶりを見せた。


当然、秋田のメンバーも桜木の激を見ていたので、赤木を警戒していたのだ。


牧は、一瞬で後ろにパスを出した。



そこには、三井が待ち構えていた。



しかし、一瞬で松本が詰めてきた。が、三井はボールを受け取らず、横へはじいた。


そこにはフリーの藤真がいた。



三井「打てっ。フリーだ。」



藤真は、フリーの状態で3Pを打った。



神奈川 51

秋田  52



藤真は湘北戦以降、3Pに磨きをかけていた。フリーなら外さない自信があったので、躊躇なくシュートを放って決まった。



高頭「さすが、3年たちだな。元のチームは違うが、勝利へ向けて何をするかわかっているな。」



そして、守備につく神奈川の中にあって、赤木がいきなり叫んだ。



赤木「うぉーーーーっ。」




もどかしさを振り払いたい思いで叫んだのだ。



しかし、あまりにも河田の壁が大きいのだ。



赤木が河田を意識しまいとしても、あっさりと河田が赤木をかわしてシュートを決めてくるのだ。


神奈川 51

秋田  54



河田「赤木よ、もっと全力でぶつかって来いよ。これで全力なのか?」



赤木「うるさいっ。」



赤木は、悔しさとどうすればよいかの狭間で悩んでいた。



三井「ちっ。まだ吹っ切れねぇのか。」



桜木「こらーーーゴリッ!試合にも勝って、丸ゴリにも勝てばいい。それだけだろっ!



   シュートを決めて、シュートをブロックするだけだろ。」
   
   
   
河田「はっはっは。あっちの赤坊主の方がよくわかってるな。」



牧は、どうしようか考えた。が、一瞬で答えを出した。



牧から鋭いパスが赤木へ渡った。



赤木は、スピンムーヴで、河田を交わしにかかった。



が、河田の素早い動きで止められたため、一旦赤木は、牧へボールを返した。



しかし、ほんの一瞬で再び牧は赤木へボールを返した。



牧の眼は「勝負しろ!」と訴えていた。



牧は、このまま外からの勝負でも、ある程度は、善戦できるだろうことはわかっていた。



ひょっとすると3Pの名手である藤真、三井をうまく使い、時に仙道をインサイドで使えば、このままの戦略でも勝てる可能性があるとも思っていた。


しかし、インサイドを封じられて負けるわけにはいかなかった。



何より混戦になったときに、インサイドで勝負できないのはリスクが高すぎる。


そのため、赤木に立ち直ってほしかったのだ。逃げ場を無くして、勝負させようとした。



赤木は、牧の気持ちが痛いほどわかっていた。



赤木「うぉおおおおおおおっ。」



力勝負で河田を押しやりシュートを放った。しかし、現実は厳しかった。



河田のブロックが赤木のシュートにかすっていたのだ。



(ゴンッ)



赤木のシュートは、リングにはじかれた。



そこに、一人の男が飛び込んできた。



仙道がこぼれた球をタップして押し込んだ。



神奈川 53

秋田  54



仙道「そろそろ仕事をしないとね。」



(続く)
posted by だんす at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年06月18日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part66 桜木の喝


神奈川 48

秋田  47


牧「ナイスだ藤真。」


藤真「来ると思ったぜ。」



普段はライバルの二人だが、今日は勝利という二文字のために、心が通じ合っていた。


松本「すぐ取り返そう!」


松本から深津へボールが回った。



深津は不思議と落ち着いていた。前半、屈辱的な戦法を取られていたが、自分を取り戻していた。


深津は、左手を高く上げて指を三本立てた。


三井「サインプレーだ。何か仕掛けてくるぞ!」


三井が叫んだ時には、深津が野辺に向かってドリブルをしていた。



仙道が深津の動きに反応していた。



しかし、一瞬で深津はストップし、仙道に背を向けた。



その瞬間に松本が深津の手からボールを受け取った。


松本を追おうとした三井が深津にぶつかった。仙道も深津が邪魔になりワンテンポ遅れた。



松本がフリーの状態でシュートを打とうとしていたところに赤木が強烈なハエタタキの体制に入った。


赤木「くらえっ!」


しかし、松本はそのプレーを読んでいた。


松本「甘いっ!!」


左手にボールを持ち替え、そちらの手でボールを左に落とした。



そのボールを受け取った河田が、凄まじい勢いでダンクを決めた。


神奈川 48

秋田  49



赤木「ちっ。」



三井「すまん。深津にしてやられた。」



珍しく三井が謝った。ここまで、いいところがない赤木に対して気を遣ったのだ。


赤木はその三井の優しさがわかっていて、かえってつらかった。


あれだけ対河田に向けて特訓をしてきたはずだったのに、全く歯が立っていないからだ。



そして、その気持ちがよりプレーに現れ、悪循環になっていった。



三井の3Pシュートがリングに嫌われた。


その際のポジション取りが完全に河田と野辺に赤木、仙道が負けてリバウンドをあっさり取られたのだ。



そのプレーを見ていた桜木がものすごく苛立っていた。


そして桜木は立ち上がって、ベンチの方へ歩き出した。


その間に、中山が絶妙のポジション取りでフリーになり、3Pを決めた。


ディフェンスの際でも、ポジション取りに赤木が河田に負けていた。

神奈川 48

秋田  52


桜木が1Fのフロアに降り立って、入ろうとした際に、警備員に止められた。



警備員「ここからは、関係者でないとは入れません。」



桜木「関係者だ!!ふんぬーーー」


と言い放ち、警備員に頭突きをかまして失神させた。



桜木「ちがーーーーーーーーう!!」



大きな声で桜木が叫んだ。



赤木「!?」


三井「あのバカっ!」


安西先生、彩子さんが流川の付き添いに行っていたため止める人がいなかったのだ。



桜木「こらーーー、ゴリッ。この天才に教えた基本ができてなーーーーい。



   リバウンドはポジションが大事だっていってただろう。
   
   
   
   天才に甘えすぎてサボってるから基本を忘れてるんだーー。」
   
   
そうこうしているうちに他の警備員も駆け寄ってきた。



桜木「リバウンドを制する者が試合を制するんだろう!?



   丸ゴリなんかに負けんな!」
   
   
   
赤木「・・・。」



赤木はインターハイの山王戦で魚住が現れた時のことを思い出した。



奇しくも桜木に言われたことが魚住に言われた「泥にまみれろよ。」という言葉を思い出したのだ。


赤木は、打倒河田という個人的な目標でチームに貢献できていないことに気づいたのだ。


そしてその頃流川と安西先生が帰って来ている最中で、桜木の言動の一部始終を見ていた。



安西「逆転されていますね。」



流川「・・・。」


流川は何とも言えない顔をしていた。


安西「赤木君が河田君を意識しすぎているのは前半から気づいていましたが、それを桜木君がわからせてあげましたか・・・。あなたのライバルも成長してきてますね。」



流川は自分が怪我をしていて苛立っていたので、安西が流川のライバルという表現をしたことに対して反応しなかった。どこかでライバルとして認め始めていたのかもしれなかった。




(続く)
posted by だんす at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年06月12日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part65 牧と高頭


神奈川 46

秋田  47


神奈川ベンチでは、牧と高頭が見つめあっていた。


幾度も困難な場面を乗り越えた二人だ。高頭は、牧のそろそろ出番ではないですか?という言葉ですべてを悟っていた。

牧の俺に任せてくださいという強い決意を。


高頭「よしっ。花形と牧交代だ。赤木、仙道っ。お前たち二人にインサイドを任せる。


   赤木、河田だけでも大変だが、神奈川ナンバーワンセンターの実力を見せてくれ。
   
   
   仙道、野辺は花形をバテさせるほどだが、お前のセンスに期待する。
   
   
   そして、藤真よ・・・。」
   
   
藤真は交代を覚悟していた。花形が牧と交代とのことなので、アウトサイドを中心に、三井、神のスリーポインターを中心に攻めるのだろうということは、普段監督をしている藤真には容易に想像できたからだ。


高頭「お前は、この試合はゲームメイクはしなくていい。ここからは牧に任せろ。



   高校に入学した直後のインターハイ予選で海南をてこずらせたポイントゲッターの姿を見せてくれ。外からでも中からでも好きなタイミングでシュートを打てばよい。
   
   
   三井っ。バテてないか?」
   
   
三井「へっ。バテるはずがないぜ。ここからが本番だ。」



高頭「お前の爆発力にも期待している。不調なようなら神に変えるぞ。」


三井「悪いが、神、今日は出番がないぜ。」


神「今日のところは、三年に任せますよ。ただし、調子が悪かったらいつでも変わりますから。」


高頭「・・・牧。」


牧は高頭が言いたいことはすべて理解していた。


牧「いくぞ。まだ、たった1点差だ。このまま負けたら流川に笑われるぞ。」



一方、秋田のベンチは盛り上がっていた。


堂本「よしっ。流川には悪いが、こっちのペースだ。中山もこのまま自分を出していけ。」



深津「気を抜くなピョン。まだ1点しかリードしていないピョン。」


河田「そうだな。高さではこちらが有利だが、あっちも開き直ってくるかもしれん。」



堂本「外か・・・。松本、三井には気を付けろっ!」


松本「はいっ。アイツはへばってても、打ってくるので気を付けます。」



さすがに百戦錬磨の秋田なので、気を緩めることなく気を引き締めていた。



試合が再開された。


河田「おっ。花形は変えたのか?ずいぶん小さいチームだな。」


牧「走るぞ。」


牧から藤真へそしてすぐに牧へリターンパスがされた。



深津「今度は、止めるピョン。」


しかし、ここ一番の牧の集中力はすさまじかった。



深津が序盤よりディフェンスに力を入れていることを見抜き、すぐには抜けないことを見抜いていた。


抜くと見せかけていたが、すぐにストップし、流れるように仙道の方へ体を向けた。


仙道がマークを外していたのだ。



それは、中山が作った罠だった。牧が、仙道へパスをしようとした瞬間、中山が動いた。



中山「(ひっかかった)」



そう思った瞬間、牧は、逆方向にノールックでパスを出した。



そこには、藤真が待ち構えていた。



河田がブロックに行こうとしたが、赤木が体を張った。



赤木「打てっ!」



藤真は躊躇なくシュートを放った。


シュートはキレイな弧を描いてリングに吸い込まれた。


神奈川 48

秋田  47



中山「くそっ。うまくはまったと思ったのに。」




深津「狙いはよかったピョン。がっかりする必要はないピョン。


   相手は海南の牧。そんなに簡単にはいかないピョン。」
   
   
再度神奈川選抜が逆転した。

(続く)
posted by だんす at 18:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年06月05日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part64 逆転


神奈川 46

秋田  43


観客「おおーっ。あっという間に3点差!!」


観客「勢いは完全に秋田になってるな。」




深津「ナイスピョン。それでいいピョン。」


中山「はいっ。」



戦力的には、流川と仙道が入れ替わっただけなので神奈川の戦力にそれほど変更があったわけではなかった。


しかし、流川の退場でムードが変わり、流れが途切れてしまったのだ。


藤真「ちょっと嫌な流れだな。ここが踏ん張りどころだな。」


花形「あぁそうだな。しっかり一本返すぞ。」


神奈川のメンバーもムードが変わりつつあることを実感していた。


藤真は落ち着いてパスを回した。


ハイポストの赤木に一旦ボールを入れ、赤木が右に首を振り、スピンムーヴで切れ込むふりをしたところで、三井が走りこみ、ボールを受け取った。

この辺りはさすがに同じ高校で練習しているだけあって、息があっていた。


しかし、その三井の動きを中山が読んでいた。


中山が三井の前でディフェンスに入った。


三井「おっ、なかなかやるな。けど、まだあめぇな。」



そのまま三井は左に行くと見せて、ローポストにいる花形にパスを入れた。



花形「よしっ。」


花形がシュート体制に入った。ほぼフリーの体制に遅れて野辺がブロックに入った。


完全に決まる体制だった。


が、野辺のブロックが炸裂した。



花形「な、なにぃ。」


野辺「!?な、なぜ届いた!?」



ブロックした野辺も少し驚いていた。


野辺がはじいたボールを取ったのが中山だった。



深津へボールをわたし、すかさず速攻に走った。


深津から松本へボールが渡り、松本が落ち着いてレイアップを決めた。



神奈川 46

秋田  45



福田「なぜあのタイミングで止められた!?」


田岡「考えたくはないが・・・、疲れだな。」



彦一「し、しかし、翔陽は疲れてバテるような練習はしてないはず。



   現に、国体の練習の時もものすごい練習量でしたで、カントク!!」
   
   
   
田岡「翔陽は真剣勝負をした試合が今年は決定的に足りていない。


   湘北に負けて、決勝リーグに勝ち残っていないのだ。
   
   
   プレッシャーがある試合をしていない。それがいきなり全国の決勝戦だ。
   
   
   しかも相手は、全国屈指のリバウンダ―野辺だ。
   
   
   相当体力が削られているだろう。ジャンプ力が落ちているのだ。」
   
   
   
田岡の推測は当たっていた。それは、高頭もわかっていた。


中が弱くなっていることを感じた三井が3Pを放ったが、外れた。


そして、河田がバテているとわかっている花形のところから攻めた。


軽いフェイクで花形をジャンプさせ、シュートを放った。


普段なら花形は最初のフェイクで体が流れることもなく、もう一度ジャンプし、防ぐことができるのだが、足がもつれた。


神奈川 46

秋田  47


観客「逆転だーーー。」



ここで高頭がタイムアウトを取った。



高頭「(まずいな。流川が負傷して、花形がバテたとなるとインサイドで太刀打ちができなくなる。まだ、3Qだぞ。どうする。)」


高頭は冷静を装っていたが、頭の中はフル回転をしていた。


高頭「(高砂では荷が重いが高砂で行くか!?それとも・・・)」


もう一つの案が高頭の頭でよぎった。しかし、その形は一度も練習をしていない。


悩んでいる高頭に向かって一人の男が、席を立った。


牧「そろそろ出番じゃないですか?監督」








(続く)
posted by だんす at 12:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年05月22日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part63 トラブル



神奈川 46

秋田  38


第3Qのスタメンは、神奈川は変更がなかった。

秋田選抜

深津
中山
松本
河田
野辺


神奈川選抜

藤真
三井
流川
花形
赤木


深津「少しずつ返していくピョン。」


第3Qを終えてリードされているケースというのは今までのキャリアの中でそれほどあるわけではなかったが、不思議と落ち着いていた。


三井「なにか雰囲気が変わったか!?」


三井は、中山を見てそう感じていた。自信がなさそうにプレーをしていたが迷いがない顔をしていたからだ。



中山「深津さん、こっちです。」



スリーポイントラインよりだいぶ後ろで中山はボールを受け取った。


流川は少し距離をおいてマークをしていたため、中山はシュートモーションに入った。


流川「打つのか!?」


慌てて流川は距離を詰めたが、間に合わなかった。


中山「遅いっ!」


そういいながらキレイな弧を描いたシュートが放たれた。



(スパッ!)



神奈川 46

秋田  41



観客「おおーーーっ。あんな距離からシュートを決めやがった。」


観客「あっという間に5点差だ。わからなかくなってきたぞ。」


流川「ちっ。」



秋田もマンツーマンディフェンスに戻していた。



藤真から流川へボールが渡ったが、中山が流川のマークに当たった。



中山はディフェンスが甘かったはずだが、腰をステイし、抜かせないディフェンスをした。



藤真「流川、一旦ボールを戻せ。」


しかし、藤真の声は耳に入っていなかった。先程スリーポイントを決められたため、ムキになっていた。



流川がドリブルで抜こうとし、左から抜こうとしたタイミングで河田が待ち構えていた。


中山がわざと誘ったのだ。


河田「ぐはっ!!」


河田は倒れこんだ。



ピピ――ッ



審判「オフェンスチャージング」



しかし、倒れこんだのは、河田だけではなかった。流川も倒れこんでいた。


しかも、流川が立ち上がってこなかった。



赤木「流川っ!!」




高頭「流川っ!!」



皆が流川に駆け寄った。しかし、流川の顔色は血の気が引いていた。



高頭がバッシュを脱がすと流川の足がすごく腫れていた。



安西「彩子君、行きましょう。」



安西と流川がベンチ横まで駆け寄った。




晴子「る、流川君・・・。」



流川「大丈夫っす。」



高頭「な、なにを言っている。こんなに腫れてバッシュもはけないじゃないか。


   この試合の出場は無理だ。」
   
   
   
流川「(ブンブンッ)」


流川は首を振ったが、頭をはたかれた。



三井「流川、てめーはこの先何年もこの舞台で活躍できるだろうが。


   悔しいだろうが、ここは俺たちに任せておけ。」
   
   

三井はいつになく真剣な表情で流川に語った。



流川「・・・。」



しかし、それでも流川は納得しかねていた。この試合、河田にいいようにやられていて、中山にもまだお返しができていなかったから、自分の手で返したかったのだ。



高頭「とりあえず医務室へ安西先生と行くんだ。医師の診断をあおげ。



   その結果、問題がなければ第4Qに出してやる。」
   
   
   
その言葉を受け、しぶしぶ医務室へ向かった。


しかし、神奈川の誰もが流川はこの試合は戻ってこれないと感じていた。



高頭「仙道、準備は出来ているな?」



仙道「やるしかないですね。」



プレーが再開した。気落ちしている神奈川に比べ、点差が詰まってやる気が出ている秋田に勢いが移った。



深津から松本そして河田へボールが回り、河田のシュート体制になった。



赤木「止めるぞ!」


さすがに真っ向勝負に来た河田を赤木は止めようとした。



その後ろに河田はボールを落とした。


中山が詰めていたのだ。レイアップを決めた。



神奈川 46

秋田  43














(続く)
posted by だんす at 17:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 国体編

2016年05月15日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part62 拮抗


神奈川 24

秋田  16


秋田の反撃が始まったが、神奈川の勢いが止まったわけではなかった。


藤真は経験が豊富なだけあって、河田に向かう流川へ今度はボールを回さなかった。


花形を経由して赤木がスピンムーヴで美紀男を抜き去り、ダンクを決めた。


オフェンスで1対1になると美紀男は赤木の敵ではなかった。


しかし、秋田も落ち着いて攻められるようになっていた。


キーマンは松本と河田の両名だった。


美紀男を中心に添えて、河田、松本がミドルレンジで自由に動き回り、神奈川のディフェンスをかき乱すようになった。


寄せ集めの神奈川のディフェンスをあざ笑うように、絶妙なタイミングで深津からのパスを松本、河田の両名がどんどん決めていった。


第2Qが終わった時点での得点差は広がることもなかったが、縮まってもいなかった。



神奈川 46

秋田  38




高頭「膠着状態だな。もう少し点差を開いておきたかったが・・・。」


これは高頭の本音だった。リードしているとはいえ、経験豊富な秋田が相手だったので油断ができないと考えていたからだ。


三井「赤木よ、意外と弟は成長しているな。」


赤木「フン。あの体は少しだけ厄介だ。」


思ったより赤木の体力が消耗していた。本来、河田兄に闘志をぶつけるはずだったが拍子抜けした形の時間帯が続いた。
赤木に限って手を抜くというのはあり得ないが心が河田兄と戦いたがっていた。

心と体が不一致な状態で戦っていたため、消耗が激しかったのだ。

そのくせ、1年坊主の河田弟の体重と圧力は思ったよりすごかったため、体力が消費していた。


また、花形も野辺の圧力が想像以上だったため、途中から参戦したがそこまで余裕はなかった。



花形「さすがに山王だな。点差ほどリードしている余裕がない。」



藤真「・・・。深津がおとなしいな。あれだけ痛めつける戦略を実行したのに、チームのマネジメントに徹しているのが気になるな。」


牧「確かにな・・・。アイツはそんなにおとなしいやつではなかったはずだからな。」



藤真「まぁ、このままおとなしくしてくれると助かるんだがな。」


赤木「相手は絶対王者山王工業。そんなに甘くはないわ!」



清田「(うぉっ、ゴリラっぽい。)」


赤木「ゴリラ!?」


清田「い、いや、な、何でもないっす。(な、なんだこのおっさん、すっげぇ地獄耳)」


三井「仙道、後半が勝負だからな。あくびをしている暇はないぞ。」



仙道「そろそろ出番が来ないと寝てしまいそうで。」



一方、秋田陣営は、



中山「監督っ、すみませんでした。試合に出してください。自信をもってプレーします。」



中山はベンチに帰ってずっと考えていた。全力でプレーしている山王工業のメンバーを見ていて恥ずかしくなっていたのだ。

雲の上の存在だと思って、気持ちが蹴落とされていたが、ひたむきなプレーをしているメンバーをみると、自分と何も変わらない高校生だとわかった。

勝利への執念が違うだけだと感じたのだ。


その気持ちが監督への言葉となった。


堂本「ああ!。その言葉を待っていたぞ。だが、もう少し待て。



   もう少しで神奈川の弱点があらわになる。そうなればお前の出番だ。」
   
   
   
河田「あと少しだな。」


深津「そうピョン。」


河田も深津も気づいていた。神奈川がほころびかけていることを。



桜木「ああー、もうつまらん。試合に出れないとこんなにつまらんとは!!」


安西「そうですね。しかし、今は我慢です。今無理すると取り返しがつかなくなりますから。なんといっても冬の選手権を湘北が制するための秘密兵器ですから。」



(タプタプ)


桜木「オヤジっ!わかってるじゃねーか」



久々に桜木のタプタプが炸裂した。すかさず彩子のハリセンが飛んだ。


これがパターンになっていた。


そうこうしているうちにあっという間に第3Qが始まった。



(続く)
posted by だんす at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編
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