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2018年10月31日

中世の避妊について調べてみた件【オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム】


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成長した第一皇子ムスタファに側女エスフンが用意されて、側女はムスタファと肉体関係を持っても妊娠してはいけないから避妊をするようにしないといけないということで、普通なら次期皇帝に最も近い第一皇子に子供ができるのはめでたいことなのに何で避妊しないといけないかというと、現在ムスタファは皇帝スレイマンと同じトプカプ宮殿に住んでいて、トプカプ宮殿の主は皇帝スレイマン。

そして後宮にいる側女(奴隷女)はすべてスレイマンの物なので、ムスタファ皇子がトプカプ後宮の側女に子供を産ませるというのは、あってはならないことだったようです。このあたりの感覚、日本人にとっては理解が難しいですよね。

仮に戦国時代や江戸時代の将軍や大名の息子が城中で働いている下働きの娘に手を付けて妊娠させても、娘が非難される事は無いです。むしろ子宝の誕生は祝われるはず。日本の大河ドラマや時代劇などでも正室と側室、両方に子供ができるという描写がありますが、側室は避妊しなければいけないと言ってる登場人物はまずいません。

ドラマ内の側女が妊娠してはいけなかった最大の理由と思われるのは、史実の皇帝スレイマンは立法帝とも呼ばれた人物で法律を整備したそうで、そのスレイマン自らが不倫はいけない。もし不倫したら厳罰(男性器を切断)。という法律を作った人物なのです。

ですからトプカプ宮殿の主は皇帝スレイマンであり、皇帝の所有物である後宮の側女がムスタファ皇子の子供を妊娠するのは不倫に該当するので非常にマズいということで側女はムスタファと肉体関係を持っても避妊はしっかりするようにと言われていたのだと思われます。

ムスタファが地方の知事になった時点で別の家を持ち、ムスタファが家長になるので知事になれば子供が作れるというのはそういうトルコの宗教や法律が絡んだ問題があったのだと思われます。ちなみに新皇帝が即位するとトプカプ宮殿にいた前皇帝のハレムの女たちは「嘆きの家」という住居に移されて全員、入れ替えるそうです。前皇帝の子供と、新皇帝の子供どちらか分からないという事は無いようにというシステムなんでしょうね。

これトルコやイスラム圏で放送してる内はそういう中世トルコの常識や法律を把握してる人が視聴する分には説明いらないだろうけど、日本人みたいにイスラム教や中世トルコの法律に明るくない人間にとっては、側女がムスタファ皇子の子供を身籠ったらいけないっていう設定は理解不能ですよね。

なんとか字幕とかでその辺の事情説明入れるとかできなかったのかなぁ。字幕説明が無理なら公式サイトではその辺の背景を説明して欲しいです。イスラム文化とか詳しくないシロウトなので調べるのも限界があるんですよね。


新帝の誕生

気になったのは側女が避妊するようにと言われて、実際に避妊できたか

調べた所、古代中国では水銀や鉛を服用して子供が生まれない身体にするという方法があったそうですが、これは水銀や鉛の毒で内臓を痛めることにより子供を妊娠することが出来なくするという恐ろしい方法です。中国怖すぎですね。

皇帝スレイマンの時代、1400年代のオスマントルコでの避妊方法というのはよく分らなかったのですが、その年代に近い中世ヨーロッパでは牛や豚の腸や睾丸を材料に使ったコンドーム的な避妊道具が作られていました。ヨーロッパとトルコは地中海でつながっていましたし、貿易も盛んだったようですから動物の腸を材料にした避妊具がオスマントルコに伝わっていても不思議ではないと思われます。

まぁ、材料が動物の内臓で避妊に利用したのであればトルコに伝わって作られていたとしても現物が残っていなくても不思議は無いと思ったり。ちなみに日本だと江戸時代に和紙や水牛のツノを材料にした物を避妊道具として利用していたそうです。水牛のツノを避妊具として使うなんて痛そうでゾッとしますが、内部を取り除いてお湯につけて柔らかくしてから使用するので意外と使い心地は悪くなかったとか(マジか)

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あと和紙に関しては習字に使うような薄っぺらい半紙を連想してしまいがちですが

和紙を口に含んで柔らかくしてから避妊具として使用していたそうなので、ある程度じょうぶな和紙を避妊具として利用していたんでしょうね。

吉原みたいな所では女性器に和紙を入れて精子が着床しないように防いでいたらしいですが、梅毒などの性病が蔓延していた事などを考えると現代のコンドームのような信頼性は無かったでしょうね。

あるいは和紙での避妊には成功しても性技を売り物にしている遊女は当然、客である男性の性器を口技で満足させるという機会も多かったでしょうから、そこから性病にかかるというケースも多かったんでしょうね。

ちなみに昨今は特に若い人の間で梅毒などの性病にかかる率が高まっているそうですが、性交の際にコンドームさえつけていれば性病は100%防げるという物では無く、男性器を口にする形での性接触で性病に感染するケースが非常に多いそうです。

性病は粘膜の接触で感染するので、性病にかかっている人が性病由来の口内炎をわずらっている場合にキスやフェラなどで直接、接触すると口からでも高確率で性病をうつされることがあるそうです。とにかく不用意に粘膜(口、女性器、男性器、肛門など)での接触をしないように心がけることが大事でしょうね。

TBSで放送していた医療ドラマ「仁〜JIN」で梅毒の治療薬として主人公がペニシリンを作って遊女たちを治療するというエピソードがありましたが、史実の中世や江戸時代ではペニシリン、抗生物質は存在してませんから当時の梅毒や性病は恐ろしい不治の病だったんですよね。不特定多数の人と性的な接触を持つと性病をうつされる可能性が高まるというのもあって中世トルコでは不倫に厳しかったというのもありそうですね。

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