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ウィリアム・ホールデン、本名William Franklin Beedle Jr.はイリノイ州出身の俳優。
父親は化学者で、母親は学校の先生をしていました。非常に裕福な家庭であったようです。
ホールデンの俳優として初めて出演した映画は1939年の「ゴールデンボーイ」です。当時既にスターであったバーバラ・スタンウィックと共演しました。この当時無名だったホールデンをスタンウィックは気に入り、成功するのを手助けしました。ホールデン死後の1982年にスタンウィックがアカデミー名誉賞を受賞しますが、その時にもホールデンのことを受賞スピーチで述べていました。
ホールデンが2番目に出演したのは同じ1939年の「前科者」。ジョージ・ラフト、ハンフリー・ボガートと共演します。そして1940年には昨日紹介した「我等の町」に出演します。
第二次世界大戦中の1943年から1947年にかけては軍務につきキャリアが中断します。1947年に復帰しますが、イマイチ作品には恵まれませんでした。しかし1950年に出演した「サンセット大通り」が評価されアカデミー主演男優賞にもノミネートされ演技派スターとして駆け上がっていき、アカデミー主演男優賞を受賞した「第十七捕虜収容所」を含む多くのヒット作に1950年代は恵まれました。
1960年代終わりからは、キャリアも下降気味になっていきますが映画出演は続け1976年の「ネットワーク」で3度目のアカデミー主演男優賞にノミネートされています。
しかし1981年自宅で酔ったまま転倒し出血多量で急死します。死後4日後の遺体発見でした。後年はアルコール依存性だったそうです。

ウィリアム・ホールデンの主な作品
1939年　ゴールデンボーイ
1940年　我等の町
1950年　サンセット大通り
1950年　ボーン・イエスタデイ
1953年　第十七捕虜収容所
1953年　月蒼くして
1954年　麗しのサブリナ
1954年　喝采
1954年　トコリの橋
1955年　慕情
1957年　戦場にかける橋
1963年　パリで一緒に
1974年　タワーリング・インフェルノ
1976年　ネットワーク
1978年　オーメン2/ダミアン

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